第10話 資源迷宮 六 鉱物エリア
第六位階上位
鉱物エリアは一貫してゴーレム系。
ドロップ方式は、撃破後、確率でアイテムがドロップする。通常の迷宮と同じ仕様だ。
この方式の利点は、何と言ってもDP効率が良い事。
野生の迷宮だと、最低限アイテムを渡しているので人も来るしDPも確保出来るので、初期設定的にこの方式が取られている様だ。
基本的なDPの確保手段は、近くの地脈や魔力溜まりから吸い上げたり、大気中から吸い取ったりするのが普通だ。
それと、迷宮内部で生物を殺して魂まで吸い尽くすと言う方法もある。
基本的に、弱い生物でも魂には結構な量のエネルギーがある。
大量に生物を引き寄せて確実に殺して行けば、DPもどんどん貯まっていくだろう。……やらないが。
さて、ステージ1を作ろうか。
鉱物エリアは、全面的に岩場や荒地とする。
ステージ1のかなり広めの広間は、高低差の激しい岩山の様な地形をしている。
狭めの峡谷の様な物を作ったり、ちょっとした山の様な物を作ったり、はたまた大きな岩を幾つも設置したりと、かなり見通しが悪いエリアになっている。
そんなこのステージには、『岩塩の鉱脈』と言う物を設置してある。
峡谷の下や岩の陰、山の中腹や頂上付近に、合計で10個設置されたそれは、中々に素敵な施設である。
具体的には、採掘しても復活する鉱脈だ。
最初期は僕の胸丈程の大きさしかない鉱脈だが、一日でおおよそ膝丈分成長する。
最大で初期の10倍に至る。
鉱脈と言うには些か小さい様な気もするが、無限と考えると十分だろう。
魔物は『クレイドール』『小岩兵』『オールドストーンゴーレム』レベル5〜8。
石や土に擬態している彼等は発見が困難であり、見通しも悪いので奇襲され易い。
ボスは『クレイゴーレム』レベル10が3体。
ドロップアイテムは、魔力が篭ったった土、魔土を一握り。手の平サイズの青銅のインゴット。魔石。
ドロップ率は、魔石が確定。魔土が60%。青銅が3%。後はハズレ。
ボスのドロップ率は、魔石が確定。魔土が80%。青銅が15%。後はハズレ。
青銅自体は然程貴重な物でも無いが、肉や野菜と違って再利用が出来るので、ドロップ率は結構絞った積りだ。
ステージ1、『土兵の鉱山』、完成。
続いてステージ2。
此処には、岩塩の鉱脈が7つ、岩塩と鉄が出る鉱脈が3つ、ステージ1とは少し配置を変えて設置してある。
岩塩と鉄が出る鉱脈は、石が4割、岩塩が4割、鉄鉱石が2割の配合である。
魔物は『クレイドール』『クレイゴーレム』『小岩兵』『オールドストーンゴーレム』レベル6〜10。
ボスは『岩兵』レベル12が3体。
岩兵は人型だが、武器を持たず、動きが遅い。
ドロップは、魔土、魔石、青銅のインゴット、鉄球。
鉄球は大きさに極小と小があり、ボスからは小がドロップする。
確率は、魔石が確定。魔土が60%。青銅が5%。鉄球《極小》が1%。
ボスは、魔石が確定。魔土が80%。青銅が15%。鉄球《小》が5%。
鉄球の大きさはパチンコ玉とビー玉くらいなので、剣一本作るのに相当な量を狩らないといけない。
鉄球は鉱脈から出る物と違って精錬の必要が無いので、かなり便利ではある。
『岩兵の鉱山』、完成。
続いてステージ3。
此処は、岩塩5、岩塩と鉄5、の鉱脈を設置してある。
配合はそれぞれで少しだけ変えてあり、3つが先と同じ。1つが、岩3、塩4、鉄3。もう1つが、岩2、塩4、鉄4。
最も鉄が多い物を山頂に配置し、次を峡谷の下に置いた。
何方も程々に危険度が高めだが、まぁ、あくまでも程々である。
魔物は『クレイドール』『クレイゴーレム』『マッドゴーレム』『小岩兵』『岩兵』『オールドストーンゴーレム』、レベル7〜12。
ボスは『オールドロックゴーレム』レベル17、×2。
オールド系ゴーレムは、魔法や打撃に耐性があるゴーレムであり、普通のゴーレムより討伐が難しい。
通常のゴーレムと違って苔や蔦が付いているので、見た目にも分かりやすい。
ドロップは、魔土、魔石、青銅インゴット、鉄球、鉄インゴット。
鉄インゴットはボスからのドロップのみで、確率は3%。
サイズは僕の手の平くらいの延べ棒である。
『古岩兵の鉱山』、完成。
次、ステージ4。
鉱脈は、塩3、塩と鉄6、鉄1。
山に鉄鉱石が取れる鉱脈を設置し、峡谷には鉄鉱石が取れ易い鉱脈を設置した。
他の鉱脈も、軒並み岩が減り、塩と鉄が増えている。
そろそろ岩塩の相場に影響が出てくる頃合いである。
魔物は『クレイドール』『マッドドール』『クレイゴーレム』『マッドゴーレム』『小岩兵』『岩兵』『オールドストーンゴーレム』『オールドロックゴーレム』、レベル10〜14。
ボスは『ロックゴーレム』レベル15、×4。
オールドロックゴーレムよりも格は落ちるが、物理的な防御力ではほぼ同等。
レベルも2つ下がっているが、そのかわり数が4体になっている。
ドロップは、魔土。魔石。青銅のインゴット。鉄球。鉄のインゴット。銅球。
銅球はボスからのドロップのみで、鉄のインゴットはボスとオールドロックゴーレムからのみとなっている。
ドロップ率も低めなので、復活スピードから換算するとまぁまぁ良い感じだと思う。
『岩石兵の鉱山』、完成。
最後、ステージ5。
鉱脈は、塩1、塩と鉄6、鉄2、魔鋼1。
魔鋼の鉱脈は、岩9、魔鋼1、とかなり少ない仕様となっている。
魔物は、例に習って今までの魔物全て、レベルは12〜15。
これらに加え『アースエレメント』を追加してある。
ボスは『レッサーアーススピリット』レベル25。
スピリット系の特徴として、ゴーレムを大量に生成する能力がある。
このレッサーアース君が一度に生成出来るゴーレムは、ロックゴーレムレベル12を3体。ドールなら5体。
ドロップは、魔土。魔石。青銅インゴット。鉄球。鉄インゴット。銅球。銅インゴット。魔鋼球。土精石。
土精石と銅インゴット、魔鋼球はボスからのドロップのみとなっている。
『土精の鉱山』、完成。
これで、鉱物エリアは完成である。
最後は、レベリング様のエリア。
それも、ただレベルを上げるのでは無く、技術力や精神力を鍛える様な少し難しいエリアである。




