第8話 資源迷宮 四 海鮮エリア
第六位階上位
海鮮エリアの地形は、 ドーナッツ状の岩場と浅瀬、その先に水深4メートル程の海水プールが存在するエリアである。
中央には小さな浅瀬があり、そこの中心に水晶がある。
出て来る魔物は、岩場に『プチシザー』『プチアーマークラブ』、レベル1〜5。
プチと言う割に僕の手の平よりも大きい蟹達だ。
可食部も多く、甲殻の硬さは程々に高い。
少なくともゴブリン程度の攻撃なら……防げるかな?
アーマークラブの方は、間違いなく防げるだろう。
浅瀬、もとい磯には、『プチハイドシェル』『プチストーンシェル』『小拳蝦蛄』『プチスモークオクトパス』『プチスピアスクイッド』『プチニードルボール』『プチハイドフィッシュ』『キラーシャークベビー』他色々。
レベル帯は1〜7。
『プチハイドシェル』は、岩に擬態している一枚貝、正確には巻き貝の一種だ。
岩に擬態し岩に張り付いているので、見つけるのは困難である。
そんな彼等は、味は程々だが稀に真珠を作る様だ。
『プチストーンシェル』は、石に擬態した二枚貝だ。
味は良い。美味いらしい。
『小拳蝦蛄』は、大きさが通常の2倍程。
拳の威力はそこそこ高く、ストーンシェルなどを砕いて食べるらしい。
『プチスモークオクトパス』は、墨をいっぱい吐くタコである。
逃げ足が速く、高い擬態能力を持っている。
『プチスピアスクイッド』は、外敵が現れると硬化して、猛スピードで突撃して来るイカだ。
鉄は貫けぬ。
『プチニードルボール』は、端的に申してウニである。
魔力を消費して針の先端を飛ばして来る厄介な奴なので、養殖には向かない。
『プチハイドフィッシュ』は、隠密能力に長けた魚だ。
肉は白身である。
『プチキラーシャークベビー』は、キラーシャークと言う魔物の小さい種の赤ちゃんだ。
ベビーと言う割に凶悪な歯を持っており、非常に獰猛である。
小さな海には、浅瀬にいる魔物と、ボス『ビッグシザー』レベル10、が4匹いる。
ビッグシザーは王都東の浜にもいるが、其処よりも少しレベル高めである。
ボス撃破後は、入り口から水晶を通り、次のステージの入り口へ繋がる一本の道が現れる仕様だ。
水晶の周りは、少し大きめのスペースを取った小島になる。
ステージ1、『矮小なる小海』、完成。
続いてステージ2。
ステージ2も、出て来る魔物はステージ1とほぼ同じで、レベル帯は3〜8。
其処に『リトルスモークオクトパス』『レッサービッグオクトパス』、レベル5〜9を追加する。
ボスは『ビッグオクトパス』レベル12、4匹。
浅瀬とは言え敵の方が有利なので、攻略者達には頑張って貰いたい。
これで『大蛸の小海』、完成。
ステージ3は、蛸に続いて烏賊。『槍烏賊の小海』である。
出て来る魔物はステージ1と同じ。レベル帯は4〜9。
追加された魔物は、『リトルスピアスクイッド』『レッサースピアスクイッド』レベル6〜10。
そしてボスは、『レッサーランススクイッド』レベル13、4匹。
水晶に近付くと、突然水中から飛び出してくる仕様である。
槍が飛来するのと何ら変わらないが、事前に立て札を立てて教えてあるので、問題は無かろう。
仮に直撃しても、しっかり鎧を着込んでいれば痛いだけで済む。
……まぁ、浅瀬までの海を鎧で泳ぐ必要がある訳だが。
続いてステージ4。
此処からは難易度を少し上げ、全ての魔物からプチを取り、変わりにレッサーが付く様にした。
レベル帯は5〜10と程々。
ボスは『チェインシーウィード』レベル10が2匹と、『シーゴブリン』レベル10が2匹。
シーゴブ君は銛を持っているので、レベルは低めである。
海藻君は、『バインドシーウィード』と言う名前の、陸上生物を殺しに掛かっているバインド系魔物の上位種。
良い出汁が取れる。
ステージ4の名前は『雄大なる小海』。
海鮮エリア最後は、『鮫の小海』。
此処は他のステージとは少し違った形態を取る。
具体的には、泳がなくても水晶まで辿り着ける様にした。
出てくる魔物は鮫系のみ。
プチ、リトル、レッサーの色鮫などである。
レベル帯は1〜15。
プチやリトルのサイズだと碌に噛み付く事も出来ないので、一見危険そうに見える海はその実其処まで危険では無い。
ボスは『リトルキラーシャーク』レベル18。
一般的に巨大と言われる鮫と同じ程度のサイズだ。
通常の『キラーシャーク』はどれ程大きいのやら。
ともあれ、海鮮エリアはこんなところ。
魔力を行使しない普通の生物も大量に混じっているので、海老、蟹、蛸、烏賊、貝類に魚、海藻など、豊富な海鮮を楽しめる。
まぁ、魔物の方が美味しいけどね。
次は右から二番目のエリア。食肉。
兎と雀の出番が来た。




