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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第九節 王都近郊の攻略

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第20話 赤、来たる

第六位階上位

 



「ねーちゃん」

「ん? 何?」

「へへ……えへへ」



 リオンは恥ずかしげに、しかし嬉しそうに、はにかんだ。


 僕に懐いて甘えて来るリオン。好感度稼ぎの為にその頭を撫でてみる。



「よしよーし」

「……えへへ、ねーちゃーん」



 うむ、籠絡成功。



 ……こうなった原因は何と無く分かる。


 魂の直接接触。

 それによる魂の交信。


 精霊が魔力の性質で人を正確に判断する様に、魂の接触は生物の本質を見せる。


 つまり、リオンは僕の事が大好きなのだ。



 つい先程までは、負けた事に呆然とし、その後悔しいと言いながら散々に泣いていたものだ。


 しかし、僕が行動する前に唐突に泣き止むと、潤んだ瞳で僕を見上げ、『……ねーちゃんって呼んでも良いですか……?』と聞いて来たのである。



 さて、リオンを撫でつつ、先の事象を軽く考察しようか。


 先ず、魂の中で聞こえた僕の声について。


 何故かやたらと楽しそうだったが、あれは簡単な話、魂は嘘も演技も出来ない様である。

 ついつい好奇心から来るワクワクがダダ漏れになっていたらしい。


 やってみた感覚と、その後の経過から鑑みて、強く揺らすと意識がブツリと途切れるだろう。と言う事は分かった。


 また、メロットと融合した時の感覚から考えると、魂には最も重要な核となる部分がある事が予想出来る。


 魂の核となる部分以外は、ある程度雑に扱っても問題無いのだろう。

 まぁ、苦しかったり気持ち悪かったり、その逆に気持ち良かったりする様であるが、それを喪失したからと言って死ぬ訳では無い筈だ。


 魂の解析は余裕がある時に都度進めて行こう。



 増えた予定は、精霊刻印(スティグマ)兵器(ウェポン)の試作をする事と、その試運転。種精霊の効率的な使い方を考える事。

 上手く行けばエネルギー問題を解決出来るかもしれない。



 取り敢えず、リオンをテイムしてしまおうか。



「リオン、これから君は僕の配下だ。宜しくね」

「うん! ねーちゃんの手下になる! えへへ」




 勿論、テイムは何の問題も無く成功した。




《【大陸(コンティネント)クエスト】『封印されし悪魔』をクリアしました》



大陸(コンティネント)クエスト】

『封印されし悪魔』



参加条件

・ボス『リオン・ルヘーテ サブナク』と戦う



達成条件

・ボス『リオン・ルヘーテ サブナク』を討伐ないし無力化する



失敗条件

・ボス『リオン・ルヘーテ サブナク』を取り逃がす



達成報酬


参加者報酬

・スキルポイント6P

・ロジックポイント12P



参加者貢献度ランダム報酬

貢献度100%

貢献度100%

・武器『獅子の鉤爪(レーヴェクロー)

・武器『獅子の心臓(ライオンハート)

・防具『白獅子の鬣』

・スキル結晶『土属性魔法』×10

・スキル結晶『建築』×5

・スキル結晶『武器召喚』×3

・スキル結晶『心器召喚』

・スキル結晶『呪傷』×3

理論結晶(ロジッククリスタル)魔導理論結晶マギ・ロジック・クリスタル武装都市核アーマメント・オーダー

外装(パーツ)魔導外装(マギパーツ)・白獅子の呪爪』

外装(パーツ)魔導外装(マギパーツ)・白獅子の虚栄』



エクストラ評価報酬

魂魄操作

??の体現者

・スキルポイント30P

・スキル『?の欠片』




《レベルが上がりました》




 新しいアイテムとスキルを入手した。


 ハテナマークで隠されている物は、どうせ分かるまで分からないのだから後回しにするとして、他の道具を確認しよう。



 先ずは獅子の鉤爪(レーヴェクロー)


 これは、単純にクローだ。

 斬撃を飛ばす事が出来るらしい。



 続いて、獅子の心臓(ライオンハート)


 こっちは、ビー玉くらいの大きさの赤い球体。

 獅子系の魔物を使役する事が出来る他、獅子系の魔物を強化する事が出来るらしい。



 白獅子の鬣は、白色の鬣。

 ただの鬣では無く、獅子の獣人に変身出来る能力があるらしい。



 理論結晶は、武装都市核アーマメント・オーダーと言う名前だが、能力は名前の通り、武装都市を建造して操る能力。

 ちょっとした規模の街を作り、様々な武器を取り付け、更にそれを操る事が出来ると言う破格の能力だ。


 その分、魂魄限界の使用量が多く、発動にかかる魔力も多い。


 やはり、作るのと壊すのでは難易度も必要エネルギー量も違う物だ。



 二つの外装は、呪爪が、癒え難い傷を与える大きなクロー。

 虚栄は、獅子の頭部を模したマスクで、鬣部分が魔力を収束する装置となっている。

 収束された魔力は、口元から光線として射出される様である。



 最後にスキーー



「ーーん?」



 ふと、何か揺れの様な、そうでない様な不思議な感覚を覚え、視線をあげた。


 僕の視線の先には、無数の魔物に囲まれ、ぽっかりと開いた空間がある。

 ある意味台風の目とも言えるその空間には、ベットを回収したので、大きなクレーターがあるだけ。



「む?」



 揺れに続く様に聞こえたのは、やや高く、澄んだ音。


 ウルルやメロットの耳がピクリと揺れ、辺りをキョロキョロと注意深く伺い始めた。




 ーー何かが起きている。




 そう思った次の瞬間ーー




 ーー空間が歪んだ。




 歪みは一瞬の内に収まり、そして目があった。



 何もなかった中心に、いつの間にか誰かが立っている。



「ーー転移か」



 ポツリと呟いたのも束の間の事。


 瞬きの刹那に相手の情報を読み取る。




レーベ・ルヘーテ アロケン LV?




 姿は筋骨隆々の赤獅子獣人。



 レベル不明、推定700以上。



 魔力量、計測不能。推定星珠(スフィア)級。




 つまりーー




 ーー超強敵。





「グルァァアアアッッ!!!」




 赤き獅子の、怒りに満ちた咆哮が、乾いた荒野に響き渡った。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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