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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第七節 呪われし遺構の攻略

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第29話 財宝竜ダモス 二 魔物達の猛攻

第六位階下位

 



 ウルル目覚ましを頼りにどうにか戦場を把握し続ける。



 敵と味方の戦力の推移はこうだ。


 ダモス何某を中心にレベル100〜150程度の高位財宝魔物が溢れ出し、それをセバスさん、リアラ、アスフィンの三人が破壊して行く。


 墓地の内部で雷撃や血の雨、影の刃が次々と魔物を粉砕し、飛び散った財宝が下位の財宝魔物になる。


 その三人の隙間を抜けてきた、一部高位が混ざる中位と下位の財宝魔物は、荒地で暴れまわっている高機動部隊によって掻き回され、人型の子達などの手に寄って撃破されて行く。


 更に分裂した大量の財宝魔物も吸血鬼達などに次々と駆逐されて行く。


 これだけ倒されていて尚、敵の攻勢に緩みが無いのだからダモスの魔力保持量には戦慄を禁じ得ない。





 今後の戦いの事も考えて、配下の戦いを注視する。



 先ずは高機動部隊。



 シャイニングドックは白い中型の犬で、口から光属性のブレスを吐いたり、『精霊化』で光そのものの様な姿になって、高速で体当たりをしたりしている。

 一部はそこそこ頭が良い様で、指示を出さなくとも財宝へ浄化の光を当て、不浄を祓ってダモスが財宝を回収し難い様にしていた。


 『精霊化』が使えると言う事は、以前のうさーずの様に人型に変化出来る筈で、個々の戦闘力もかなりの物であろう。

 また、精霊は物理攻撃ではほぼダメージを受けないので、一定以下の敵には常に優位に立てる。



 白犬隊のもう片方、白天狗は、白い翼の生えた犬だ。

 どうやら翼は出し入れ可能の様で、自由自在に空を駆けて(・・・)いる。


 ……翼の意味が無い。


 知能が高いらしく、口から吐く光属性の光線を、強い財宝魔物には複数匹で収束させ、弱い方には単体で、打ち込んでいる。


 一見すると天使の仲間に見えるが、何故天狗なのか分からない。



 ドックエンペラーは、超大型の犬で、単体での戦闘力はかなり高い様にだ。

 身体強化の魔法が使えるらしく、淡い輝きを纏った際のスピードや攻撃力は眼を見張るものがある。

 その他に、魔力で爪が伸びる『魔爪』と言うスキルで不浄を切り払ったりしていた。


 スキルの欄には『再生』もあり、多少のダメージは無視して戦えそうだ。

 基本的には察知系のスキルが充実しており、山狩りとかに使えそうである。



 ブルーとパープルのウルフ・アークロードは、それぞれの属性魔力が宿ったブレスを吐いたり、ドックエンペラーと同じ様なスキルがある他。

 牙に強力な属性を宿す『魔牙』『竜牙』の二種類のスキルがある。

 スノーウルフ・アークロードも同じく、氷のブレスを吐いたり牙系のスキルを駆使して戦っている。



 フォレストウルフ・ロードは『植物魔法』と『配下創造』を使って草の狼を作り出し、独自の大規模な群れを率いて雑魚狩りや味方の補助をしている。

 かなり高い知能がある様で、戦術的に行動しているのがはっきりと分かる。


 魔力が尽きるまで擬似生命である『マギクラフト・グラスウルフ』を生成出来るらしく、森で遭遇したらこれ程厄介な存在はいないだろう。


 『マギクラフト・グラスウルフ』は、個別の魔力が切れるまで存在出来るらしく、それぞれが『植物魔法』や『魔爪』などのスキルを持っている。

 時には自ら財宝魔物の攻撃を受けて、自分の体を『植物魔法』で操って巻き付き、味方に倒させるなどの捨て身攻撃もしていた。



 アサシンウルフ・ロードは、気配が異常に薄く、高速で駆け回る他、『暗殺』や『魔力探知』のスキルで弱点に攻撃し、一撃必殺で敵を屠り続けている。

 牙や爪が他の狼よりも鋭いようで、擦れ違い様になます切りにしていたりもする。



 猪達は、


 かなりの大きさを誇る二匹のジャイアントボアが、一切勢いを緩める事なく財宝魔物を引き散らして走り続けている。

 そのバイタリティは一体どれ程なのか、『再生』スキルがあるので受けたダメージも無意味と言わんばかり。

 強い魔物が固まっているところには『魔牙』や『突進』『身体強化』『体当たり』を発動させて、ストライクしている。


 ソーンボアは『毛針』や『鋼芯毛』、『硬化』などのスキルで、魔力の針を飛ばしながら走り周っている。


 マナメタルボアも金属光沢のある体に『鋼身』や『金剛』スキルで更に硬くして走り周っている。


 アークファングボアは、『魔牙』に『竜牙』があり、同じく走り周っている。


 アースクエイクボアは、土属性魔力を持つ『地鳴らし』スキルや『地震』スキルを直接財宝魔物に行使して粉砕したり、『踏み付け』などのスキル効果で力が上乗せされたストンプを喰らわせて砕き周っている。


 ライジングボアは、名前から分かる通り、ライジングしている。

 具体的には空を走っている。

 比較対象が白天狗なので良くは分からないが、かなりのスピードが出ている様に見える。

 全力で地面に飛び込んでいった高速急降下は、自分にもおよそ二割程のダメージを与えたが、アースクエイクボアの『地震』よりも地面を揺らし、衝撃波で複数の財宝魔物を弾き飛ばしていた。


 猪君達は中々にクレイジーである。



 続いて鹿君達。


 ギガントディアーは、巨体でありながら中々綺麗な姿をしており、巨体故に足の一振りで容易く財宝魔物を屠っていた。

 また、枝角の複数ある先端部分から魔法を放つ事が出来る様で、複数の魔力の玉が下位財宝魔物を一気に蹴散らしている。


 グラビティディアーは、元はかなり丸々とした姿であったが、今は筋肉質な姿に変わっており、『重力魔法』とやらを使って財宝魔物を圧殺したりしていた。

 自分の体を使った押し潰しが基本戦術らしい。


 空鹿は、ライジングボアよりも早く空を駆けており、そのスピードはちょっと洒落にならない程だ。

 角に金属光沢があり、それを使って敵を屠っている。


 幻霧鹿は、今の戦場ではうまく使えないスキルの『幻惑魔法』を持っている為、他には見劣りする程度の攻撃しかしていないが、それでも十分強い。


 猛撃群鹿は、空を駆けており、群鹿と言うだけあって、自分に似た姿の擬似生命を10匹作り出して突撃を繰り返している。

 元々は10匹から30匹の群れで生活するらしく、突撃する際は100匹を超える数で襲い掛かってくるらしい。

 その様はまさに猛撃と言うに相応しいのだろう。


 リゼルコルンは、『植物魔法』と『配下創造』で『マギクラフト・グラスディアー』を作って、フォレストウルフと同じ様な戦法を使っている。

 水増し兵力は中位財宝魔物と同じくらいの力があり、その大群の突撃は容易く上位財宝魔物を屠っていた。


 鹿君達も中々にクレイジーである。



 結論から言うと、高機動部隊は全体的に狂った突撃を繰り返している、と。



 狐君達は、大きい子が身軽に暴れて踏み潰し、炎の子が爆炎を撒き散らして焼き払い、『幻惑魔法』を使う子は地味な攻撃で敵を屠っている。

 この3匹は元が兄弟だったかの様に仲が良く、3匹纏まって行動している。

 因みに、尾の数は全員6本になっている。



 蛇君達は、ジャイアントスネークとジャイアントバイパーが、その巨体を活かして財宝魔物を踏み潰したり締め上げたりしているが、本来の強みは飲み込みによる強酸攻撃の様だ。


 ヴィーヴルは、翼をはためかせて空を舞い、風属性の魔法などで財宝魔物を攻撃している。

 風属性のブレスを吐く事も出来る様だが、性質柄ブレスよりも切断系の魔法の方が良いので今回はブレスを使っていない。



 巨大な鷲君は、ヴィーヴルと同じく風の魔法を使って攻撃しており、こちらもブレスを吐く事が出来る。

 嘴による攻撃も、重量と相まってかなり強力だ。



 四熊は、どの子も違った姿をしているが、敵の財宝魔物がそもそも脆すぎるらしく、当たれば幸いとばかりに薙ぎ払っている。

 一際戦果をあげているのは、一番でかいジャイアントベアーで、複数体を同時に踏み潰したりしている。


 四熊の中には1匹、他よりも頭が切れる奴がいる様で、他の熊達もそれに従って行動している様だ。

 その1匹と言うのが、鬼極熊である。

 防御特化のフォートレスベアーも、攻撃特化のジェノサイドベアーも、財宝魔物を千切っては投げ千切っては投げ。


 熊君達は普通に強かったのである。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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