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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第七節 呪われし遺構の攻略

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第1話 目覚めぬ二人

※前回までのあらすじ!


1.アンデットの大群を退けパーティーが開かれた。

2.パーティーに悪魔が潜り込んでいた。

3.悪魔をプチっとした。

4.なんか海からおっきな烏賊が現れた。

5.頑張って戦ったけど最後の最後で進化された。

6.アルメリアさんとビャクラがぶっ飛ばした。

7.二人が烏賊を倒してぶっ倒れた。

8.二人を図書館の客間に運んだ。

9.ティアを回収してティアの屋敷で寝た。



補足


1.白雪が幼児になった。

2.レイーニャが炭化した。

3.海と草原が酷く荒れ、草原には二本のゲソが残された。

4.巨大烏賊の経験値は雪達と二人で独占された。

5.サンディアが人形(しらゆき)遊びを覚えた。

6.ゲーム開始12日目の朝になった。



始まります。



第五位階中位

 



 朝。



 外は曇っているが、雨は降っていない。



 何時もよりやや遅い時間に目が覚めたが、アヤはまだ起きていなかった。

 ゲームをやっている訳では無い様なので、さっさと起こす事にする。



「…………起きたらチューしてあ——」

「——ふぁっ! お、おにぇちゃん今チューってっ」

「ん? おはよう、アヤ、夢でも見てたの?」

「んぇ? ……ゆ……め……?」



 寝惚けているアヤと一緒に何時も通りのランニングを済ませ、朝、昼、晩のご飯を纏めて作る。


 特に今日はアナザーが忙しくなると思うので、早く食べられる軽めの物にしておいた。



 そんなこんなでパパッと雑事を済ませ、早速ログイン。


 尚、今朝はタクメールは来ていなかった。寝てるのかな?





 目が覚めると、高級感溢れる天井が見えた。


 右手側にはミニ白雪を抱いたサンディアがミニ白雪に涎を垂らしながら寝ており、左手側にはニコニコしながら僕を見ているティアの姿があった。



「おはよう」

「うむ、おはよう」



 チラリと窓から外を見ると、どうやら今日は晴れらしかった。



「それでは——」



 くきゅるぅ〜〜〜〜。



「……朝食にしようか」

「うん」





 朝食を食べ終わると、ティアは忙しげに立ち去ってしまった。

 まぁ、昨日の今日でやる事が沢山あるのだろう。


 ……その上、王都の結界が破られたのは大きな問題だ。


 今後王族や貴族は何かと忙しく駆け回る事になるんだろうな。



 僕はサンディアとミニ白雪を送還し、ウルルに乗って図書館へ向かった。



 道中人影は少なく、いたとしても兵士が巡回しているだけ。

 話を聞くに悪魔の襲撃があったのは王城だけでは無かったらしい。


 街中にも悪魔が現れ、決死の覚悟で悪魔と戦おうとしたら、次の瞬間、風が吹いたと思えば悪魔達がバラバラになって死亡するという怪事件が起きた様だ。


 ……ビャクラかな?



 そんなこんなで図書館へ着いたが……。



「まだ起きて無い、か」



 シスターアルメリアとビャクラは寝たままだった。


 特に外傷がある訳でも無いので体内魔力を探って見ると、どうもかなり酷く乱れている様だ。

 このまま放置していても治るか分からないし、僕はこれを治す術を知らない。



「……爺様に聞いてみようか」



 きっと爺様やザイエならどうにかしてくれるだろう。



「リッド、二人を」



 そう声を掛け図書館から出ると、リッドには荷車に擬態して貰った。


 流石に朝日が差す中でスライムのまま街中を進ませる訳には行かないし、その上中に女性二人を内包していると……色々と不味い。


 と言う訳で擬態して貰った荷車に二人を寝かせ、ついでに僕も乗り込み、それを引くのはウルルの仕事だ。



 ……自走出来るけどね。


 飽くまでもウルルは荷車を引いている様に見せる為だけ。


 実際の動力はリッドである。






「此方が審判の間です」

「御苦労様です」

「先も申し上げましたが……」

「ええ、分かっています」



 兵士さん二人に案内をして貰い、王城地下の審判の間前へとやって来た。


 審判の間は巨大な扉の先にあるらしく、その巨大な扉は資格ある物しか開ける事は出来ないのだとか。


 その資格と言うのは、王族、または高位の魔法使い、賢者のみ。



 その性質柄、扉の前にはそれを守る兵士が配備されていない。



 僕は案内してくれた若い兵士さん達に労いの言葉を掛け、下がる様に言うついでに憶えたばかりの回復魔法、疲労回復の魔法を掛けておいた。


 ……どうやら寝てないらしくてね。



 改めて門に向き直ると、その大きな扉に触れ、術式を探る。



「ふむ……なんだ、案外単純だね」



 扉に掛けられていた結界は、魔力の質、流れから性格等を判定し、一定の性質を持つ者が触れたら自動で開く様になっているらしい。


 その一定の性質とは、

 先ず前提としてルベリオン王国の王族である事。

 次に、善人である事。

 そして最後に、魔力の質が濃い必要がある。



 ……ティアなら普通に開けられる仕様だ。



 ただし、ティア以外の王族だと魔力の質が足りないので、開きはするだろうが相当な疲労を伴う筈だ。



 取り敢えずパパッと魔力を偽装して開ける。



「お、おぉっ!」

「神よっ……!」



 チラッと振り返ると、敬虔な信徒の様に祈りの姿勢をとる鎧の男が二人。


 謎だ。


 取り敢えずリッドとウルルを引き連れ中に入り、扉を閉める。


 扉の中は少し狭い空間だった。

 そして目に映るのはもう一つの大きな扉。


 まるで風除室の様な作りだが、実際似た様な意味があるのだろう。


 扉には閉まっている間のみ作用する強力な結界が施されており、この空間は外と比べると大気中の魔力が濃い。

 おそらく扉の先は外とは比べ物にならないくらい魔力が濃い空間になっている筈だ。



 巨大な扉に手を掛けると扉はそれに反応し、重い音を立てながら開いた。


 その中には——



「……ん?」



 ——二人の少年がいた。



「ん? ユキか」

「もう此処まで入ってこれる様になったんだね」

「……んん?」



 その少年達。


 僕と同じくらいの身長の二人は、片方が生意気そうな顔の短髪で、もう片方は優しげな顔の金髪であった。


 ……と言うか、ザイエと爺様のちっこいバージョンである。



「なんでそんな姿に——」



 其処まで言った所で、背後で大きな光が(またた)いた。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
― 新着の感想 ―
コレガ、タッタノ、トウカノ、デキゴト?
[良い点] とても十日前後の内容じゃないよね!!!???読み応えマックス最高ですありがとうございます!!!
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