AS 双剣使いタクの闘い 【Episode.1】 β島の闘い 二十
第三位階中位
《《【探索クエスト】『選別の試練:土の迷宮を踏破せよ』が発令されました》》
《《
【探索クエスト】
『選別の試練:土の迷宮を踏破せよ』
参加条件
・土の迷宮を探索する
達成条件
・土の迷宮を踏破する
失敗条件
・無し
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント1〜5P
・貨幣:魔力100〜1000000
全体報酬
・評価点+
・備考
土の迷宮が『匿名』によって発見された。五層からなるその迷宮を攻略されたし。
主な出現魔物
・レッサーアースエレメント
・レッサーイエロースライム
・レッサーイエローゴブリン
・レッサーイエローゴブリンメイジ
・レッサーイエロータートル
・レッサーウォールトータス
・キャッスルトータスの幻影
》》
「コケッ!」
「……おう」
またお前か。
と、思わなくも無いが、まぁ良いだろう。
「それじゃあまた——っておいっ!」
「コケーッ!」
風の迷宮と同じ様に導かれたので直ぐに出て行く物かと思ったが、予想に反してニワトリは恐るべき速度で迷宮の奥に駆け込んで行った。
「……行くべきなのか?」
時刻は深夜に差し掛かろうとしている。
このまま進めば間違いなく徹夜だ。
「……行くか」
◇
ニワトリは破竹の勢いで迷宮を駆け抜けて行った。
出てくるモンスターの群れを小さな足で蹴散らし、魔石を啄んでは次の獲物へ襲い掛かる。もはやニワトリでは無くニワトリっぽい形をした別の何かだ。
一層の洞窟を抜け、二層のより洞窟らしい洞窟を駆け、三層の巨石群で岩に紛れていた巨大な陸亀を蹴り砕いた。
四層の岩山では大岩と大岩の間を飛び回り、獲物はサーチ&デストロイ。
俺なんかはここ数時間解体としか言って無い。
そして遂に最下層に至る門の前に辿り着いた。
扉の前には門番の様に大きな陸亀が、控えている。
黄色の金属で出来た扉には六つの珠がつけられており、その球は五つだけが光っていた。
だがしかし、たった今大きな亀が蹴り殺され最後の一つが点灯した。
要するに、三層の中ボスを四層では六体倒さなければ行けない訳だ。
ニワトリが如何するのかとも思ったが、最初から進むのが目的だったらしい。
ニワトリは軽く扉を蹴り開けると中に押し入った。
行こうか。
此処は行くべきだろう。
「コケッコ」
「……邪魔するぜ」
開いている扉の中に入ると、ニワトリは部屋の中央で仁王立ちしていた。
いや、普通に立てよ。
とりあえず挨拶して入る。蹴り殺されても文句は言えない。
俺が部屋に入ってもニワトリは逃げたり叫んだり襲い掛かったりせず、ただじーっと此方を見詰めている。
そのまま扉が閉まり、大きな亀が描かれた昇降機は起動した。
《《【探索クエスト】『選別の試練:土の迷宮を踏破せよ』を『匿名』がクリアしました》》
《【探索クエスト】『選別の試練:土の迷宮を踏破せよ』をクリアしました》
《《
【探索クエスト】
『選別の試練:土の迷宮を踏破せよ』
参加条件
・土の迷宮を探索する
達成条件
・土の迷宮を踏破する
失敗条件
・無し
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント1〜5P
・貨幣:魔力100〜1,000,000
全体報酬
・評価点+
》》
【探索クエスト】
『選別の試練:土の迷宮を踏破せよ』
参加条件
・土の迷宮を探索する
達成条件
・土の迷宮を踏破する
失敗条件
・無し
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント3P
・貨幣:魔力500,000
参加者貢献度ランダム報酬
貢献度8%ーー100%
・防具『土のタリスマン』×5
・道具『土爆石』×25
・道具『土破石』×50
エクストラ評価報酬
死体漁り
非戦闘員
・スキルポイント2P
全体報酬
・評価点+
《《【探索クエスト】『土の迷宮を踏破せよ』が発令しました》》
《《
【探索クエスト】
『土の迷宮を踏破せよ』
参加条件
・土の迷宮を探索する
達成条件
・土の迷宮を踏破する
失敗条件
・無し
達成報酬
・スキルポイント1〜3P
・貨幣:魔力100〜100,000
主な出現魔物
・レッサーアースエレメント
・レッサーイエロースライム
・レッサーイエローゴブリン
・レッサーイエローゴブリンメイジ
・レッサーシールドタートル
・レッサーウォールトータス
・レッサーフォートレストータス
》》
《【伝説クエスト】『??の仮試練』が発令されました》
【伝説クエスト】
『??の仮試練』
参加条件
・クエスト『選別の試練:土の迷宮を踏破せよ』踏破パーティー
達成条件
・?
失敗条件
・?
主な出現魔物
・キャッスルトータスの幻影
嫌に気不味い時間が流れ、ようやく広間に出た。
下に見えるのは大きな闘技場、そこにいたのは案の定大きな陸亀のモンスター。
甲羅は刺々しく、表面に宝石の様な輝きが散見される。
足は古木の様にゴツゴツとしていて、剣では歯が立たなさそうだ。
昇降機はゆっくりと戦場に近付いて行く…………と言うのに。
ニワトリは此方をじーっと、穴が開くほど見詰めて来る。
「……」
「……」
これは……最後くらい自分でやれよっつう無言のメッセージなのか?
居たたまれなくなって降りれる高さになったら地面に飛び降りた。
剣を抜き、いつでも戦える様に亀を見据える。
「コケッ」
開戦に備えて集中していると、急にニワトリの声が聞こえた。
「……ん? は?」
チラリと目線だけで確認すると……ニワトリが首だけになっていた。
振り返って良く見ると、昇降機が地面より下にあり、今も尚下がり続けていた。
「ちょっ、ぉおいっ!」
腰の高さまで下がった昇降機に慌てて飛び乗る。
ニワトリは態々声を掛けてくれたんだな。




