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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十七節 ?????

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第16話 先へ

第八位階下位

 



 朱珠とタマを倒して入手したのは、幾らかのスキル結晶と5つの武器。


 先ずは朱珠の討伐報酬から見て行く。


 朱天之珠と珠玉之朱は、どちらも増殖、想像系の能力を補助する物だ。

 違うのは、朱天之珠が造物主を強化する物であり、珠玉之朱が被造物を強化する物である点。


 一つ一つより詳しく見ると、朱天之珠は鮮烈な赤色の珠で、生成系、特に狐火系の魔物の生成を強化する力がある。

 主な性能は、火属性やプレーンな生命属性の練成を助けたり、それらを貯蔵出来たりする他、狐火生成事の火の肉体構築を代替したりもする。


 つまり、基本的な狐火生成のコストの大半を肩代わりしてくれる装備である。


 対する珠玉の朱、見た目は赤い火の玉で、能力は発生した狐火に加護と言う形で力を付与すると言う物。

 魂の武装を後から装着させる事が出来る訳である。


 基本的には朱天之珠と同じで、火属性やプレーンな生命属性の錬成を助け、それを貯蔵する事が可能であり、それに加えて加護の型が入っている。


 型の傾向は、速度を強化する物、火力を強化する物、継戦能力を強化する物の3つで、其れ等は3つ同時に付与する事が出来る。



 詰まる所、どちらもエネルギーの練成と貯蔵が可能であり、指定の型を通してマテリアルボディやアストラルボディの生成を行う事が出来る装備なのである。


 と言う訳で、貯蓄の部分を少々削り、両方に狐火生成と加護付与の型を形成、見た目を炎を閉じ込めた珠に変え、朱天珠玉の名を勝手に頂いて母娘に取り付けた。


 嫌いな相手の力を借りながら戦わないと行けない自分の弱さを恥じながら生きて欲しい。



 続けて、タマの装備、陽弥狐。


 これは燃え上がる炎の様な見た目をしており、流転陽炎時のタマの尻尾の模倣品である。


 主な効果は精霊化の補助であり、高質エネルギーの練成や貯蓄はデフォ機能、後は狐火との接続を強化、補強する力を持っている。


 これを取り急ぎ菫の魂に融合させた。


 更に続けて、幻惑系統の黄昏の宝珠(トワイライトオーブ)と陽光系統の暁の宝珠(ドーンオーブ)に、適当な資材を魔力分解、属性変換したエネルギーを注入、宝珠(オーブ)の自己強化機能をサポートしながら再構築を主導、星珠(スフィア)の生産を行なった。

 純結晶(トゥルークリスタル)を作らなくとも相応の純粋な属性因子を形成すれば良いので、そこら辺の手間がほんの僅かに省けた形である。


 完成した黄昏の星珠(トワイライトスフィア)暁の星珠(ドーンスフィア)は、桔梗と牡丹に取り込ませた。



 また、これら神器級の代物を魂に取り込ませた事で、狐達が進化出来る様になった。


 過剰なエネルギーを投入したり、自分で保有エネルギーを利用したりして進化する事もある訳だが、今回もまたサンディアの時の様に、不足エネルギーを金の本や僕自身、また僕が保有する神話が代替し、狐達に新たな力を与えた。



 先ずは菫。


 天狐となった菫は、尾の数が2本に減った。


 但し、尾の1本に今までの9本分の力が凝縮しており、陽弥狐を投入したからか直ぐにでも3本に増えそうな気配を感じる。



 続けて牡丹。


 日狐となった牡丹は、菫同様に尾の数が2本に減った。


 太陽の因子がある彼女の炎は光や聖の性質を持ち、闇の眷属への特効がある。



 更に続けて桔梗。


 此方は月狐となり、尾の数も2本。


 月の因子があり、幻惑や夢の性質が強い。



 三狐は中々に強力な進化に到達したと言って良いだろう。



 次、茉莉花。


 順当な進化を経た彼女は、メロットの進化時にも選択肢にあったタイプの、誘淫狐女王になった。尾の数は2本である。

 配下の生成と統率系統、魅了系統が大幅に強化された他、基礎性能も補強されており、中々どうして見れるレベルにはなった。


 が、入念に準備した茉莉花と素のメロットが戦ったらメロットが勝つだろう。


 生成、統率、魅了に加えて基礎性能が上がっても、彼女は王の器ではない。神群を率いれる才能がない。

 生産担当としてキビキビ働くしかないのである。



 続けて睡蓮。


 此方も妥当な進化を遂げた。


 種族は、ルナーガ・ヴルクス。


 未知の名称故に読み取った情報によると、保有因子は狐に夜や月、闇に影、そして魔。

 性質はサンディア配下のアルヴラス・ラヴォーニェや影の巨神に程近い物で、闇系統が強く暗闇を操って配下を生成する。


 種族がもつ神話は単純で、暗闇から力を得て様々な怪物を生み出し、夜を駆け抜け世界を滅ぼした闇の神獣ルナーガの眷属と言う物。

 だが実際には、ルナーガと言う強大な魔物の分身だ。


 配下の生成、支配に高い適性があり、十分に成長すればルナーガへ進化出来るだろう。



 狐達の無事の成長を見届け、労って送還し、早速次へ向かう。





 月夜の学校の中、訪れたのは屋上。


 最も月に近いその場所で、見下ろしたのは黒猫の六角プレート。


 誰を召喚するべきか、そんな事を考えつつ六角プレートを踏むと、それは灰色になって消失した。


 今までと違う反応、場所も移動していない。



 現れた気配に塔屋の上を見上げると、そこでは黒い猫が1匹、此方を見下ろしていた。



夜猫神の残滓 LV100



 ヒョイっと降りて来たそれは、僕の足に体を擦り付ける。



「ナァォ」

「ほう」



 撫で繰り殺せば良い訳だな?



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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