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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十七節 ?????

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掌話 燦然と戦果 十

第四位階中位

 



 抜ける様によく晴れた青空の下、廃屋みたいな荒屋の上を飛び跳ね、駆け抜ける。


 デモンズブーストの強化状態では、いつもに増して思考がクリアになる。


 まさに、無人の野を行くが如く屋根の上を駆け抜け、時折配置されている弓兵や魔法兵をぶち殺して進む。


 程無くして狼達に追い付き、その頃には目標が見えていた。

 周囲に木製の大盾を持ち鎧を纏う取り巻きを侍らせ、此方に弓を構えている。


 これは正面から行かない方が良いだろう。



「散開だ!」



 言うや、狼と俺が左右へ移動、猫は姿を眩ませた。


 番られた矢は、俺に向かって放たれる。


 それを大きく跳んで避け、少し接近。更に向けられた矢を避けて接近する。

 俺がそうこうしている間に狼が近付き、今度は狼目掛けて矢が射かけられる。


 少し心配だったが、狼も大きく跳んで矢を回避した。


 そんな隙に急速に接近した俺へ、デカネズミは弓を向け、次の瞬間——血飛沫が舞った。


 猫の牙がデカネズミの首筋に突き立てられたからだ。


 番られた矢は明後日の方に飛び、デカネズミは猫を振り解こうと片手を背に回す。

 そんな大きな隙目掛け、俺達は突進した。


 雑魚ネズミ達が慌てながらも此方に盾を構える。



「おらッ!」



 棍棒を横に一閃! 雑魚ネズミ達が木片と血飛沫を撒き散らしながらぶっ飛び、反対側でも狼が雑魚ネズミ達をぶっ飛ばす。


 開かれた視界のど真ん中には、猫を掴んで投げ飛ばしたデカネズミの姿。


 もう矢を番える隙も逃げる道も無いぞ!


 一息に踏み込み、正面から棍棒を振り下ろした。



 ドグシャッとえぐい音。



 飛び散る血飛沫。


 一拍遅れて地面に倒れ込む体。



「……よし」



 確実に倒したのを確認してから、デモンズブーストを解除する。

 MPの残量は半分。中級マナポの回復量は現状3割程度なので、合計で8割分の消耗だ。


 そんな計算をしていると、投げ飛ばされた猫と狼が寄って来る。



「ニャオン」

「ワフッ」

「おおーよしよし」



 程々に撫でながら、次の行動を考える。


 まぁ、小心者な手前このまま単独で動き続ける気は毛頭無い訳で、となると合流するんだが……。

 チラッと遠くで暴れている巨大蜥蜴を見た。


 何せ目立つもんで、ネズミはそこと門付近ともう一つ、おそらくカイト達の方へ集まっているのが見えた。


 となると、だ……。



「……お前らは蜥蜴と合流、砦の手前側を蹂躙しろ。俺はカイト達と合流する」

「ニャン!」

「ウォン!」



 駆け出す2匹を見送り、俺もカイト達がいると思わしき戦いの中心を目指す。





「アシッドチェーン!」



 ソライロの声が響き、現れた4本の大きな鎖が雑魚ネズミを薙ぎ払い、拘束し、締め殺す。


 開かれた道の先にいたのは、杖を持ったデカネズミだ。



「クラウドハンマー!」



 振りかぶられた巨大な白腕は(にのまえ)の超必殺。


 ノクバが強いアーツって話だったが、流石はレベル50だとかの巨人をぶっ飛ばす威力、振り下ろされた拳が消えると、そこには赤い花が咲いていた。


 ネズミのジェネラルくらいなら一撃か。



「アサルトスパロー!」



 掲げられたサヨナキの槍から現れたのは、黄色いオーラの小鳥の群れ。

 30羽くらいとの事だったが、現れた小鳥達は次々に雑魚ネズミ達へ突撃し、それをボコスカ攻撃する。


 小さい割にそこそこ強いので、雑魚ネズミくらいだったら倒せるだろう。


 そこへ何とか合流をはかる。



「おぉーい! へーるぷ! へーるぷー!」

「あ! アイ君発見!」

「アイゼンさん!」

「道を開けます!」



 サヨナキが槍を此方へ振るうと、小鳥の群れが殺到し、雑魚ネズミ達へ攻撃を始める。



「みんなー! やっちゃって!」



 一の号令によってぱんきち達狼6頭の群れが次々と雑魚ネズミ達へ襲い掛かった。

 鎧袖一触で雑魚ネズミ達を薙ぎ払い、瞬く間に道が開かれる。


 散発的に襲い掛かる雑魚ネズミをボコボコぶっ飛ばしながら、一達に合流した。



「今どうなってるっ?」



 開口一番そう問う俺に、一は素早く答えた。



「カイ君ナル兄がマホー使いを倒しに行って、スピ君こぬか姉ミナちゃんは洞窟へゆぅっくりシンコーチュー!」

「おけ!」



 となると、カイトと兄貴が打ち損じる筈がないから、スピリトーゾ達と合流してカイト達を待ちつつ、あまり強くない本隊の負担軽減の為に雑魚を撃ち減らしながら侵攻って所か。


 

「ところでアイ君のとこの子達はー?」

「雑魚寄せの囮として全員で戦わせてる感じ」

「ほへー」



 なんにも考えてない風だが、戦力計算しっかりしてるんだよな(にのまえ)は。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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