掌話 燦然と戦果 六
第四位階中位
取り急ぎ行うのは、報酬の確認と補給だ。
特に、召喚可能時間の都合上、補給は必須事項だ。
どうすべきか考えつつ、マスター同好会で集合する。
真っ先に口を開いたのは、兄貴。
「補給は最優先だけど黒霧さんがいるとも限らないから探すのは俺がやるよ。皆モンスターカードを、それからポーション類が必要であればそれも申告して」
そう言う兄貴の側で、お嬢がメモを取り出す。ほんと、そつがないな。
「それから、クエスト報酬以外は自分で確保しないと行けないみたいだから、カード渡し次第自分で狩った大物を取りに行って。先を越されたら諦める事、後自分が狩った大物以外の回収はトラブルを招くからしない様にね」
ささっと指示が下され、大物を狩った人から順にカードを渡して行く。
俺の番が来た所で、一応進言する。
「どれくらい長引くか分からないし、効率は悪いけど緊急用にマナポーションを買っておいた方が良いと思いまーす」
「そうだねぇ、取り敢えず1人2本ずつで18本、パーティー共用資金から出しておこうかぁ」
「あざっす」
お嬢がサラサラっと中級マナポーション×18と書くのを見てから、踵を返す。
「それじゃあ回収行ってきまーす」
「あいよー」
心持ち急ぎ目で南へ駆ける。
◇
ジェネラルの死骸と剣を回収し、それ以外の木端ネズミを木箱やマジックバックに回収している間に、兄貴からメッセージが届いた。
それによると、黒霧さんは村の中央の女神像前に出張所を開いていたとの事。
売るアイテムを纏め終え、村の中央へ急ぐ。
その間に、クエスト報酬を取得して行く。
《【緊急クエスト】【村クエスト】『大山鳴動せし鼠の一群』をクリアしました》
《
【緊急クエスト】【村クエスト】
『大山鳴動せし鼠の一群』
参加条件
・村の防衛に参加する
達成条件
・村の防衛に成功する
失敗条件
・村の防衛に失敗する
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント3P
・防具『大鼠の指輪』
・道具『無地のチケットの欠片』
・道具『白のお食事券』
・道具『白の抽選券』
参加者選択報酬
・道具『モンスターカード:ラットマン』
・道具『タペストリー:鼠一叢』
・MC『30,000MC』
参加者条件達成報酬
防壁耐久度100%
結界耐久度100%
村落耐久度100%
千人斬り
ラットマンジェネラル討伐
クリア報酬
防壁耐久度100%
・道具『初級ポーションセット』
・道具『土の属性石』
・MC『1,000MC』
クリア報酬
結界耐久度100%
・道具『下級ポーションセット』
・道具『土の属性石×5』
・MC『5,000MC』
クリア報酬
村落耐久度100%
・道具『中級ポーションセット』
・道具『土の属性晶』
・MC『10,000MC』
クリア報酬
千人斬り
・道具『ラットマンウォーリアの武勲証』
・道具『ラットマンアーチャーの武勲証』
・道具『ラットマンナイトの武勲証』
・道具『大鼠の札×10』
クリア報酬
ラットマン・ジェネラル討伐
・武器『ラットマンの歯喰い剣』
・道具『ラットマンジェネラルの武勲証』
》
これまたいつにも増して大量の報酬だ。
取り敢えず選択報酬ではラットマンのモンスターカードを貰い、属性石系共々カードポーチにしまう。
意外と嬉しいお食事券と抽選券はそれ用に用意したサイフみたいな小袋に入れた。
続けてポーションを回復アイテム用木箱に適当に入れてクランインベントリにしまい、謎のアイテム武勲証と札はアイテム用木箱に放り込んでおく。
唯一入らなかった大剣は、そのままクランインベントリの空き枠に入れておいた。
そうこうやってる内に村の中央に着いた。
ドンと立つ大きな女神像は、目を瞑った凄い美人が形どられた物で、各地にあるその女神像の女神の詳細は今の所分かっていない。
ただ、各浮遊島にはそれぞれ違う神が祀られているので、ここの神は土系統の神だろうなと言った所だ。
幸いな事に中央広場には他のプレイヤーの影は無く、いるのは兄貴だけ。俺が1番乗りだったらしい。
兄貴に手を振り、出張所の仮説テントに入る。




