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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十七節 ?????

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第14話 三天使

第四位階下位

 



 明けて翌朝。


 本体との接続が再開した所で、早速本格的にシャンディリア教国を落としに行く事とした。


 とは言え、まだ迷宮都市の天使事情が不明の為、先ず向かうのは、近場の大規模迷宮都市。



「……ふむ?」



 早速侵入した所で、あまりの天使の少なさに、僕は首を傾げた。


 数体いた護信軍のメンバーと3体目のアルケーを抑え、事情を聞く。


 どうやら、別の迷宮都市で昨日、中規模のスタンピードが発生したらしく、総軍の天使を応援に遣わせる事となったらしい。


 スタンピードなど、年に何度も起こる様な事では無いので作為的な物を感じてしまうが、取り急ぎ周辺の村落と迷宮探索中の天使を全て籠絡した。


 一応念の為迷宮を探っていると、それは起きた。



《【緊急クエスト】【迷宮クエスト】『飛べない鳥は吼えるのみ』が発令されました》



 現れたのは、鶏の群れ。



ワイルドチキン LV2


ウインドチキン LV9


グレーターチキン LV14


ヒュージチキン LV12



 飛べない鳥とか言ってウインドチキンは飛んでいたが、ともあれ、連鎖スタンピードである。


 主に近い迷宮が滅ぼされたりすると、近場の生物を一掃したり遠ざけたりする為に、迷宮は連鎖的にスタンピードを発生させる場合がある。


 今回の原因は不明だが、何処かの天使が小型の迷宮を滅ぼしたか、大型の迷宮に致命傷を与えたか、或いはディアリードの一派の攻撃か、いずれかだろう。


 ともあれ、迷宮内でチキンの群れを念動力で轢き潰して行く。


 この都市ではスタンピードは起きなかった事にする為、1匹も外には出さない。


 暫く鶏肉を挽いていると、それは現れた。



コカトリス LV50


グレーターコカトリス LV80


コカトリスロード LV130


コカトリスアークロード LV180



 上層が全滅した事で、中層の魔物を吐き出し始めたのだろう。

 複数のコカトリスやグレーターコカトリスが迷宮の出入り口目掛けて勢い良く上がって来ている。


 尾に蛇の付いた超大型の鶏と言った見た目のコカトリスは、本体と尾両方が石化のブレスを使う訳だが、ボス格たるアークロードに至るまで、全て遠隔で挽肉にした。



《【緊急クエスト】【迷宮クエスト】『飛べない鳥は吼えるのみ』をクリアしました》



 スキルポイント20Pと申し訳程度のアイテムを貰い、スタンピードが終結する。


 しかしまぁ、ちょうど良いので、僕は四枚翼の三天使を召喚した。



クルーエル LV482


スパニエル LV475


シークエル LV471



 シークエルは魂の装備を取り外され、アルケーと言う魂魄装備について現在我が研究者達と黒霧によって厳重な保護と研究が成されている為、今のが素のレベルである。


 三天使は数十日に渡る教育を受けた事で、その黒翼を折り畳み、僕に跪く。



「訓練の一環と思ってこの迷宮を攻略してね」



 努めてフランクにそう言うと、三天使も同じ様に返してくれる。



「ふふ、フブキに良い所を見せるチャンスね!」

「……お母さん、頑張る」

「ユキ様、必ずやご期待に応えて見せます」



 そうこうやってる間にも、3人のレベルはじわじわ上昇している。


 僕は微笑み頷くと、早速三天使が迷宮下層に殴り込んだ。



バジリスク LV280



 現れたのは、コカトリスよりも一層蛇の侵食が進んだ鶏。

 コカトリスが鶏分90%なら、バジリスクは60%だろう。


 石化の魔眼を使うバジリスクはしかし、光輪による浄化を纏う三天使には手も足も出ず、一掃されて行く。



グレーターバジリスク LV350



 時折配置されている上位種さえも、魔力の消費こそあれ3人に挽肉にされて行く。


 程なくして、迷宮内の一掃は終わり、ボス部屋に到達した。



バジリスクロード LV480



 現れたのは、先程までは同格だったバジリスクの王。


 見上げる程の巨体に、強力な石化の魔眼を持つそれへ、三天使が襲い掛かる。



 先ず最初に、クルーエルが正面からバジリスクへ駆けた。


 対するは、石化の魔眼。


 レベル相応に強化された光輪の基本的な浄化機能を、石化の魔眼は貫けない。

 だからと言って止まる程敵も甘くは無く、魔眼を光らせてその威力を増大させる。


 果たして、魔眼は光輪の浄化を貫いて、クルーエルに石化の魔の手を伸ばす。


 そこへ生じたのは、シークエルによる浄化の光。



「邪魔はさせません」



 倍プッシュされた浄化を前にしては如何に強化した魔眼とて貫く事は出来ず、クルーエルの光の斬撃がバジリスクの巨体を袈裟懸けに切り裂いた。


 悲鳴を上げたバジリスクは、そのまま炎のブレスを吐こうとして、背後からの衝撃に倒れ込む。


 回り込んでいたスパニエルだ。


 そこへクルーエルの二の太刀が襲い、バジリスクの目玉を切り裂いた。



「遅い!」



 流れる様に三の太刀。


 瞬く間に両目を破壊されたバジリスクは、大きく飛び退って視力の回復に力を回す。


 そこへ迫るのは、シークエルの閃光魔法。


 墜落したバジリスク目掛け、振るわれたのはスパニエルのオーラの爪。



「……首」



 宣言通り、スパニエルはバジリスクの首へ刃を突き立て、それを引き裂く様に切り裂いた。

 次の瞬間、スパニエルは迫っていた蛇の首の毒ブレスを大きく回避した。


 蔓延し始めた毒はしかし、クルーエルとシークエルの浄化により無害な霧に変化する。


 バジリスク、呪いと毒に特化した彼と、浄化や聖、光に特化しておまけに闇も扱える格上堕天使3体では、相性が悪過ぎたな。



 程なくしてバジリスクは、必死の抵抗虚しく三天使の攻撃の雨に沈んだ。


 

 迷宮核はぴぴぴと黒霧化し、普段通りの動きを模倣させる。



《【迷宮クエスト】『石像の森と化した頃』をクリアしました》



 スキルポイント12Pといらない魔道具を貰い、迷宮を一つ踏破した。


 振り返り、跪く三天使を労う。



「お疲れ様。よしよーし。良くやった」

「まぁ、こんなものよね」

「くぅーん」

「勿体無いお言葉です」



 三者三様に笑う彼女等に、次もよろしくと満足するまで労ってから、一時帰還させる。



 さて、次だ。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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