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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十七節 ?????

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第12話 良いおもちゃ

第八位階下位

 



 『魔王列強・神鉄の魔王ドルス』をクリアして入手したのは、スキルポイント50Pに、『現壊轍身(ドルス)』と言う名のベルトやコート等の一式装備。


 能力は硬化系と破壊系の半端な代物で、どちらにもある程度ドルスと似た神話が備えられた神器であった。


 どの装備もそのまま魔王何某達に与えるのが良いだろう。



 そして最後の戦場、アルギバエとの戦いは、ドルスが倒れた時点で終わった様だった。


 遠目に見える山には何処にもアルギバエの姿は見えず、視覚から得られる隠す事の無い移動の痕跡から、山の反対側へ回り込んだのだと分かった。



 魔王との戦争は、無事終わったらしい。


 フィールド制限の解除で手に入れたのは、いらない魔道具が幾らかと、スキルポイントが83P。



 それにしても、振り返ってみるだに、不可思議な襲撃だ。


 地上にも何か被害が出ている様子は無く、ただひたすらに強いだけの4体を当てられ、その内3体を平らげた。


 まるで餌やりでも受けた気分だが……ディアリードは推定レベル1,000を越えて神域に至っているとも考えられる化け物だ。

 本当に餌やりが目的で、ドルスを1度ぶつけたのは僕等を魔界に釣る為、回収したのも美味しくする為の下処理が目的だったとしても驚かない。


 まぁ、ともあれ、取り敢えずの戦いは終わったので、戦利品の詳しい調査をしていこう。


 何なら、冥域をちょっと調べてから帰るつもりだったから、グラシアについての調査も進んでいない。



 と言う訳で、早速獲得したモノが爆弾じゃないか等、少し見て行く事ととした。



 先ず最初は、ガリオン。


 ざっと見た所、ガリオンはどうやら、ディアリードに遠隔の力で敗北した後は、その声に従い、1,000年に渡って小さな魔界を破壊し続けて来た様である。

 その為、ガリオンはディアリードの姿形を見た事は無い。


 また、ガリオンは巨人の悪魔王を名乗る100の魔眼を持つ巨人との激戦を潜り抜け、それを殺害して力を増大させている経緯を持つ。

 これは大方ディアリードが、手駒をぶつけ合わせて強化を測ったのだろう。


 僕も配下を切磋琢磨させているので、やっている事は理解できる。



 詳しい調査の結果、ガリオンにはマレ同様に角系統の神性が宿っている事が分かった。

 金の本を開いて配下のデータを見た所、それは『森の魔角』と呼ばれる物で、コレがガリオンの肉体を形成している樹木体の要因であると判明した。


 おまけに、ガリオンにはこれまたマレ同様に緑系統の瞳に適性がある事も判明した。

 此方は、僕と比べればそう高い適性がある訳でも無いマレよりも更に低いので、気にする程の物では無い。



 総合的な評価としては、神性に通ずる瞳系への適性。それに準じて神性に通ずる角系への適性。自分の揺るがぬ、且つ汎用性の高い神話。と、主神に据えても良いレベルの逸材。


 ペルセポネのおもちゃとしては少々良品過ぎるが、良いだろう。



 続けて、エルバーナ。


 此方も詳しく調べた所、ディアリードとの面識は無かった。

 まだ、そう強く無かった時代に、冥域にてディアリードの遠隔攻撃に敗北し、その指示に従い、周辺にある小規模の天界を襲っていた様である。


 かつてのグラシアへの襲撃はディアリードの指示による物で、その戦いでグラシアからナハトロンが失われる事となった。

 おそらく、ローネリアが魔界で安全を確保する為、堕天の悪魔王として名義貸ししていたのと無関係では無いだろう。


 もっと言えば、巨人の悪魔王とガリオンが戦った様に、堕天の悪魔王とエルバーナを戦わせようとした。

 その生け贄の代わりとなったのが、ナハトロンなのだ。


 そう考えると、ナハトロンは本当の意味でイレギュラーレベルの逸材だったと分かる。



 奇妙なのは、力を得る為に喰らって来た天界、その全てに、天使がいなかった事だ。

 僕が見た所、暮らしていた痕跡はあったので、それがいないと言う事は避難したか、滅んでいるかのどちらか。


 まぁ、ディアリードが関わっているのなら、普通に考えて後者だろう。


 即ち、ディアリードの手駒に天使を壊滅させて尽くを吸収させた様な何かがいる可能性がある。



 エルバーナの総合評価としては、ガリオン同様世界を喰らって来た歴史と言う名の揺るぎない神話。天使同様の補助器官光輪の存在。とまぁ、ガリオンには劣りつつもそこそこの逸材。


 現神である点がやはり評価として大きい。


 ペルセポネにはちょうど良いおもちゃであると言えよう。



 続けて、ドルス。


 彼は、その身に埋め込まれた4つの悪魔の宝珠を、取り敢えず摘出した。

 肉体の変化が彼向けの物では無くなってしまっているからだ。


 加えて、宝珠自体に仕込みがある可能性もあった。


 取り急ぎ宝珠を調べた所、ディアリードの物らしき悪魔の神気がマーカーとして付けられていたので、それを排除した。

 コレがあるからドルスの配下達から簡単に宝珠を引き剥がせたのだろう。次同じ手を喰らう事は無いので、宝珠達はドルスの配下達に埋め込み直しておいた。


 一方ドルスは、宝珠を引き抜いた事で、六腕だったのを二腕に戻した。

 また、レベルも宝珠の力で増大していた分を戻し、今回2度の戦いの分を考慮してレベル810で調整した。


 レベルが高いとこう言った調整も一苦労である。


 ドルス自体には、追加で爆弾が埋め込まれていら様子も無く、そのままペルセポネ行きである。



 評価としては、例によって破壊の神性は中々だがガリオンは愚かエルバーナにも劣っている。破壊に伴う防御の神性も、神霊金属レベルに到達する物であるが、その程度だ。

 唯一武術と言う点は中々に評価出来るが、それもザイエには劣る。


 尖った部分があまりないのは残念だが、レベル800代に相応しい力は十分に持っている。生存経験では無く戦闘経験の方が遥かに多いタイプの、ちゃんとした化け物だ。

 ……尚、この真逆が、マルボレアス君である。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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