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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十七節 ?????

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第1話 おでかけ

第八位階下位

 



 明けた翌朝、ゲーム開始34日目。


 諸業務を済ませ、朝食を摂る。



「おにぇちゃん今日はいずこへぇー?」



 いつも通りの質問に、もぐもぐしつつ答える。



「ちょっと魔界まで、堕天使を捕獲しに」

「ふへぇ? マカイマデダテンシヲぉ?」



 何も分からないと言った顔のアヤに、此方からも問いを投げかける。



「そっちは?」

「こっちは皆で中位環境迷宮の攻略〜」

「裏ボスは?」

「取り敢えず全迷宮攻略してからだねぇ」



 まぁ、妥当だ。


 幾ら皆が強いと言っても、敵が150ならともかく250を相手にするには未だ足りない。


 あげた神器を使えばどうとでもなるだろうが、単純な実力で言うなら、レベル80から100ぐらいは欲しい。



「まぁ、迷宮攻略は闘技祭までには終わらせておきたいですなぁ」

「キリも良いからね」



 まぁ、レベルで分ける都合上、皆はほぼ確定で本戦出場だから、そこまで気負う必要は無いけどね。


 その後、諸雑務を終えてアヤと別れ、アナザーにログインした。





「ママ、起きたの」

「うーたん、おはよう」



 ニコッと眠そうに微笑むうーたんに僕も微笑み、頭を撫でる。


 さて、今日のタスクを一つずつ熟して行こう。


 先ずは、うーたん達を起こしつつ、残り3日に控えた赤の闘技祭の詳細発表だ。



 3日、2日、1日の6日間のバトルロイヤルで出場者を篩に掛け、最終日のトーナメントで優勝者を決める事。


 それぞれ、種火、火、炎、焔、豪火と銘打ち、レベルを1〜15。15〜30。30〜45。45〜60。60以上の5段階にランク分けする事。


 バトルロイヤルが4時間に1度、100人ずつに別れて行われ、各優勝者に次のバトルロイヤルの出場権が与えられる事。


 各大会の装備枠の制限の詳細。最終日トーナメントの時程。7日間のログインボーナス。各大会のファイトマネー。各種細かい情報を詰め込む。


 そしてメインの、賭け(ギャンブル)の詳細。



 コレを纏めて、6時にクエストオーダーで発表した。



 後は、救済措置の一つとして、敢えて設置を明かさない、地下闘技場、モンスター闘技場の設定を煮詰めよう。


 カジュアルに遊べる場にするとして、賭け金額の上限は少なめ。

 外した時のキャッシュバックは50%の端数切り上げ、1コインで賭けたら外しても1コイン戻ってくる仕様にする。

 つまり、両方に1コイン賭けたら最低でも3コイン帰って来る仕様である。


 オッズに関しては基本データを参照して此方側で勝手に決めさせて貰う。

 例えばゴブリン10匹VSレッサードラゴンの戦いならドラゴンが1.1倍でゴブリンが10倍とかね。

 ……稀にゴブリンに強い個体、シャルロッテゴブリンとかが混じるかもしれないが、それもまたゴブリンであるからしてオッズは変わらない。


 それから、プレイヤー達のモンスターカードの参加も認める事にしよう。

 此方は自分に賭ける事も可能で、ファイトマネーも少量出すので、もっぱらそのファイトマネーが救済措置である。


 尚、敢えて負ける様指示する等の八百長があった場合は無効試合な上24時間出禁である。

 日程が7日間なので、7分の1参加出来ないのは大きい。措置としては妥当だろう。


 まぁ、本来なら数日出禁でも良いが、イベント恩赦である。



 こう言った救済措置はあればある程良い。

 例えば、賭けに負け続けてコインが減ったプレイヤーに、NPCとして誰かが接触し、MCでコインを買える様なプチイベントなんかを実装しても良い。

 その際は、コイン最大100枚までで、1コインの価値1,000MCの所を1,200MCで売る様にしよう。


 お祭り価格と言う奴である。



 そんな予定をさらさら紙に纏め、黒霧に伝達しつつ、うーたん達と朝食を摂る。



「ママは今日お出掛けなの?」

「うん、ちょっと魔界がどんな所か観に行くのも兼ねてね」

「ママカイなの」

「違うよ」



 謎の世界、ママ界に思いを馳せるうーたんに一応違うと訂正をツッコミ、続けてめーたんに視線を向ける。



「私たちは今日カジノに遠足です」

「黄金都市アウルジアの試験運用だね」

「はい!」



 お仕事とあってはふんすふんすと鼻息荒いめーたん。

 まぁ一応子供達の経験の為、色んな事をさせている一環だ。


 カジノで稼いだMCは、クラスで集計され、本日の給食費になる予定だ。


 僕はれーたんに視線を向けて、微笑んだ。



「いっぱい稼いで良いお昼ご飯を食べてきな」

「はい! ゆー母様!」



 元気いっぱいの3人をハグしてから学校に送り出し、改めて僕はグラシアの悪魔達の元へ向かった。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
― 新着の感想 ―
ママ界……ユキがいっぱいいそう 配下を含めた多くの存在にとっての理想郷であると同時にユキが過労でぶっ倒れそうな世界ですね。 とはいえ行ってみたいうーたんの気持ちも分かります。
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