第14話 追憶を越えて
第八位階下位
ふと気が付くと、黄昏れの花畑の上に立っていた。
山の頂を彩るその花畑は、先程まで僕が見下ろしていた花畑だった。
報酬を受け取るまでがゲームなので、早速報酬を貰っていく。
【運命クエスト】【神話クエスト】
『飢餓の追憶記』
参加条件
・『飢餓の追憶記』起動パーティー
達成条件
・指定の大規模クエストのクリア
失敗条件
・全参加プレイヤーのロスト
・フィールドの消滅
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント50P
・ロジックポイント100P
参加者貢献度ランダム報酬
貢献度100%
・評価点+10,000P
・スキル『飢餓の記憶』
・道具『遊楽の神子宝塊』
・道具『崩黒の宝珠』
エクストラ評価報酬
飢餓克服(仮)
暴食克服(仮)
飢餓支配
暴食支配
・評価点+10,000P
・評価点+100,000P
《素体評価:103,216P》
《個別評価:134,294P》
《全体評価:1,400P》
《個体名『ユキ』合計評価点238,900P》
取り敢えず、遊楽の神子宝塊、事実上の宝珠を入手した。
コレで、純結晶1,600個分程度のエネルギーが遊技神の神核に宿った事になる。
奴が何の目的でコレを僕に渡したかは不明だが、着々と奴の目的が果たされていると思うと誠に遺憾である。
一方ニグレドの方は、1,500個分のエネルギーが神核に宿っている。
神核の力が解放される時を楽しみに待つとしよう。
それでは早速、23万ポイントで買えるアイテムを見ていこう。
先ずは何と言っても分霊珠、『分霊珠・ギガントマスターヒューマンスライム』。3万P。
コレで僕の分霊身を込めれば、僕の子機が作れる。
それから、『火の宝珠』『風の宝珠』『水の宝珠』『土の宝珠』『光の宝珠』『闇の宝珠』合計18万。
『空白の分霊珠』『無色の誕霊石』合計2万。
『滅亡の三日月島:引換券』6,000。
『飢餓の追憶記:クリア記念トロフィー』2,000。
残りの900ポイントは、900万MCに換金した。
早速行うのは、入手したアイテム、戦力の分配だ。
先ずは分かりきっているルメール。
今度はぬる燗から熱燗にチェンジして決めている彼女に、結晶樹の宝珠を与え、結晶樹をベースにした新たな神話、花冠の丘と結晶の木を形成。
妖精の楽園ティルナノーグに合わせた楽園神話として構築し、名を花冠の庭と命名した。
黒霧管理の異界迷宮に引換券等で花を満たし、そこに結晶樹の宝珠で作った結晶の木を生やしただけの物だが、結晶の木の機能としては、当然地脈に接続できていないのでスキル結晶は生えない。
その代わり、土地全体を使った機能として、木に強力な魔力の結晶体、魔結晶やその上の魔晶核、更に上の魔宝玉が収穫出来る様にした。
まぁ、魔宝玉はレベルにして700以上のエネルギーが必要なので、もっぱら成っているのは魔晶核までが限度で、ルメールの魔力タンクとして使う事になるだろう。
また、今回新たに仲間になった木の怪物ちゃんは、ルメールから直々にクレストと言う名前を与えられ、天樹の涙石で天殻人に進化した。
クレストは、他のスカラリウムと違い、花冠の楽園の守護者として活動して貰う予定である。
次に、僕のコアをベースにして連れ帰った面々。
少々手間だが、僕の分霊珠とコア、そして最後に仲間になった子から飢餓と暴食を摘出、呑気に迷宮巡りを楽しんでいるカナデとバアルに押し付けた。
彼女等は元よりそっち側の生物なので、能力の拡大にしかならない。
続けて、サンゾー、ゴンスケ、マツシロー、シンベーの4人を鬼人に戻し、元ゴブリン師団の鬼人達と合流させた。
最後に、残ったスライム300をグランドスライムズに合流させ、手間が掛かったが核の不要化を施してグレーター化させた。
コレで持ち帰った分に関しては過不足なく済んだ。
続けて、報酬の処理。
星珠1.5個分の各種属性オーブは、前回の保留していた分をうさーずに渡して戦力の拡充を行ない、今回の分はアトラにあげる事とした。
少々の手間を掛け、アトラの配下の手達に、その定着を手伝う。
無個性だった彼等から、新たに産まれたのは、インフェルノハンド、アビサルハンド、テンペストハンド、アースハンド、オーロラハンド、ヘルハンドの6体。
また、アトラには無色の誕霊石も与え、その軍勢の強化を計った。
アトラならば放っておいても良い様に使うだろう。
コレにて、飢餓の追憶記で得た物の整理は終わりだ。
相応の消耗もあったし、今日の所は早く寝て、明日の魔界侵攻に備えよう。




