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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十六節 エルダ帝国の攻略

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掌話 光は舞い降りる 三

第四位階中位

 



 回数を重ねても変わらぬ激戦。


 プレイヤーのレベルが上がり、更には……流石に6度目のイベントと言う事もあり、人の数は減ったり増えたりした末殆ど変わっていないが、やりこんでいる奴等が残っている。


 そんな戦場で、プレイヤー達は雑魚の群れに無双し、ある程度作戦立てた動きや余裕を持った動きを見せ、最終ウェーブに到達した。


 現れたのは、第三ウェーブの中ボス、白い巨大な天使型ゴーレム2体と、遠目に浮かぶ5つの結晶。

 どんな残影かはまるで分からないが、余力はある。


 俺のお願いで温存していたトップ層を今こそ解き放つ時だ。



『全軍に通達。今より最大戦力を投入する。決戦に備えて各自、覚悟を決めるでござる』



 先ず目指すは、天使型ゴーレムの排除。


 気張っていこう!



◇◆◇



 マスター同好会の名義で、抽選で第二中ボス戦右の権利を得た俺達は、その時を今か今かと待っていた。


 果たして、時は訪れる。



「手筈通り、行くぞ!」

『応!』



 海狩の声に皆が応え、走り出す。


 翼持つ巨大な人型像へ先ずは大将の一撃。



「スパイラル、オーシャンッ!」



 放たれた渦が巨像へ衝突し、小魚や鮫が次々とその石のボディに傷を刻む。


 その中で、龍の様な渦の流れがその顎門を開き、翼を片方もぎ取った。


 流石大将! 負けてられねぇなぁ!


 続けて放たれたのは、ナルミさんの一撃。



「アサルトストリーム!」



 放たれたのは、龍と言って差し支えない巨大鱓らしい一撃。

 それにも追加で小魚が伴い、胴体に傷を刻むと共に、もう片方の翼を破壊した。


 これで大ジャンプ系のやばい叩き付け攻撃は封じた。



「今だ!」



 その掛け声と共に、放つのは作りたて大型スクロール、スパイラルカノン。


 人の身長程もある螺旋を描く水の塊が一息に直進し、巨像の巨体に螺旋の傷を刻むと共に、次々と破石や爆石が投じられ、爆発する矢が射かけられる。


 それ等の爆煙が消え去る前に、声が響いた。



「追撃だ! 追い込め!」

『応!』



 やっちまったかと思ったのを引き締め、前に出たのはにのまえ



「いっくよー! クラウドッ、ハンマーー!!」



 出現したのは、巨大な白い拳。


 巨像と同じサイズの巨大な拳は、巨像を薙ぎ倒す様に地面へ転がせた。


 これ、未強化コートの専用武技なんだぜ。ダメージ自体はそう高く無いけどノックバックが凄いらしい。

 多分コートが大当たりだったんだろうな。


 そんなちぴっとの羨ましさを抱きつつも、俺も俺のコートの力を使う。



「デモンズブースト!」



 一と同じ様な白いオーラが溢れ出し、体が一気に軽くなる。

 勢いそのまま飛び込み、ゴーレムの脚部に拳を叩き付けた。


 バキッと軽めの音が響き、足の石材にヒビが走る。


 ——連打。


 バキバキッとそのヒビが広がって行く。


 俺が足を粉砕して行く中、その声は聞こえた。



「スピリット、爆破ファイア



 ドンッと鈍い音が巨像の胴体で響き渡る。


 それに構わず片足を粉砕し、最後に起きあがろうとした腕をぶん殴って滑らせてから離脱、直後、スピリトーゾの声が響く。



「サモン・ゴーレム。やっちゃってください!」



 スピリトーゾの声に応え、現れたのは、黄色いオーラの巨大な拳。

 巨像程では無いその拳が、巨像の胴体に撃ち込まれ、地面が大きく陥没、胴体が砕け散った。


 流石のヘビィ火力の直撃を目前にして、その余波の風を頬に受けながら苦笑いする。


 この強化状態ならギリ受けられるか? 無理か。無理だわ。


 ゴーレムはそのまま巨像の片腕を押さえ付ける。


 そこへ、追撃。



「サモン・スライム。腕を抑えろ!」



 大型のスライムが召喚され、もう片方の腕を取り押さえる。



「サモン、全員噛みつきなさい!」



 その声で、蟻の群れがスライムの抑える片腕に殺到し、パワーファングを放って腕を削る。



「サモン! 皆やっちゃえー!!」



 その叫びで、現れた狼の群れが蟻達の隙間を縫って、同じパワーファングによる噛みつきで腕を削り、そして——俺達の希望が駆け抜ける。



「サモン・ラディッシュ! 例の凄いのやれ!」



 応える様に、大根は黄色のオーラを放ち、超加速。

 勢いそのまま飛び蹴り、アクセルキャノンと言う必殺級武技を放ち、巨像の脆くなった腕を粉砕した。


 いやほんと、あの混雑した状況で的確に腕に攻撃を当てるあたり、威力もそうだが正確性が半端じゃない。


 動けなくなった巨像目掛けて次々と武技が放たれ、やがて巨像は沈黙した。



「勝利だ!」

「マスター同好会! しょうりー!」



 一が全員とハイタッチをして周る。


 これでマスター同好会は公式に戦果を上げた訳だ。

 これからも海狩の助力が貰えたら嬉しいんだがなぁ。



 そんな事を思いつつも、もう1体の巨像が倒された報を聞き、一時撤退に入った。



 

 



 第一章、第1話にユキのビジュイメージを載せました。

 また、挿絵がある話には挿絵ありを付けました。


 良ければ見たよ報告や感想等くだされば励みになります。


 X始めました、白兎 龍のプロフィールページから飛べます、フォローよろしくお願いします。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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