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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十六節 エルダ帝国の攻略

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第16話 名も無き精兵

第五位階下位

 



 革命軍の中にある伏兵と言える連中、それが、ロイ君とその仲間だ。


 先ずロイ君だが、彼はある魔眼を開眼していた。


 詳しく調べた所、どうやらその魔眼は、吸血鬼達が蔓延る大空洞に存在する、ある大いなる信仰と深く繋がっている様だった。

 その信仰と言うのが、ヴァンディワルへの畏怖の念。


 つまり、ロイ君の両目に発現している魔眼は、ヴァンディワルと縁のある魔眼と言う事だ。


 更に調べた結果、この魔眼はヴァンディワルの血に宿る力が凝縮された物だと分かった。

 更に更に、この魔眼には赤の因子が極僅かに含まれていた。


 赤の因子は魂の成長を助ける。そしてヴァンディワルの血は眷属を強化する。

 その結果、この血の瞳ブラッドアイと言う病名で呼ばれる魔眼は、自分と周囲の縁の深い仲間を強化する魔眼となった様である。


 ロイ君達が強いのは、その血の瞳ブラッドアイをロイ君とその仲間のコルニ君が開眼していたからだ。


 また、調査の結果、その魔眼が発現するのはダンピールのみであると言う事が分かった。

 これはダンピールが鬼化に耐性を持つ種族であるからだと考えて間違いない。


 赤の因子に適合出来るダンピールのみが、血の瞳ブラッドアイに開眼出来るのである。


 それともう一つ分かったのは、ランダ氏の妹が魔眼を発現させていたらしい事。

 ランダ氏の妹は、ヴォーグ氏やギム氏、オーダン氏ともそれなりに深い縁を繋いでいた様だが、なんでも吸血鬼に殺されたらしい。


 正確には、吸血鬼が迷宮深層の魔物の群れに返り討ちにされ命からがら逃走、あわや死ぬかと思われたそれをランダ氏の妹、ラーナ氏が助けに入り、共にいたヴォーグ氏達が応戦するも乱戦の中でラーナ氏が死亡、全てが終わった後吸血鬼はいなくなっていたのだとか。


 それだけの恨みと憎しみを原動力に、彼等は自分という個を鍛えるのでは無く、組織という群を鍛えて、ダンピールを救う為に今日まで戦って来た訳である。

 そう考えると、オーダン氏の不可解な裏切りも理解出来ると言う物だ。


 彼はしたいのだろう。


 己の手による、直接的な、復讐を。



 例え吸血鬼に、堕ちたとしても。



 老骨供の復讐譚も中々そそられる話しだが、取り敢えずロイ君だ。


 ロイ君は赤系統の因子によって纏められたヴァンディワルの力の欠片、血の瞳ブラッドアイを発現し、その仲間達は魔眼の影響下にある。


 血の瞳ブラッドアイは、視覚的にはどうやら血の属性を持つ魔力の流れが見えている様で、真っ暗な視界に赤い輪郭が覗いているらしい。


 赤黒い髪に澱んだ赤の瞳。血塗れの獣と言った印象を受ける彼の戦闘力は、ざっとレベル40くらい。

 装備と練度から見てレベル50クラスの力を発揮出来るだろう。



 次に、コルニ。


 金髪に緑の瞳と血の瞳ブラッドアイを持つ彼女は、遺伝的にエルフの血が混じっている。

 少しだけ精霊の気配を感じられる様で、大気中の精霊の機微から危険を察知する能力がある。

 まぁ、勘が鋭いくらいの力だ。


 また、それとは別に、赤の因子の能力先鋭化による物だろう。かなりの怪力を持ち、獲物は身の丈程もある棍棒。

 此方もレベル40程度で、能力柄レベル50に通ずる。



 次、ナターシャ。


 彼女は、どうやら操血術に高い適性を持つ様だ。

 由来は水属性への適性で、その影響を受けてか髪の色は血の赤と水属性の青が混じった紫色。瞳は吸血鬼への適性が強く出たか赤色だ。


 血を操作する事による身体の強化や再生力向上でかなりの戦果を上げていた様だが、深層の魔物に大敗した結果、なまじ操血能力が高いだけに流血を抑える様な血の動きで体を硬くさせてしまう様である。

 一応総合戦闘力は、50にも通ずる筈だが、現状だと安定して戦えるのはレベル25くらいの敵までだろう。



 次、イーネシス。


 操影術に極めて高い適性を持つが、特に髪や目に影響は出ておらず、灰色の髪に青白い瞳。

 能力をコントロール出来ているからと言えるが、一方で想定以上のポテンシャルは無いと言う事でもある。


 生まれ付き足が無かった様だが、今は操影術で足を形成して他のダンピール達と同じ様に生活している。


 戦闘力と言う点では、並大抵の吸血鬼を遥かに凌駕し、下位であればロードクラスにも匹敵する操影術を持ち、それを十全に行使できれば、レベル100とも数十秒は渡り合えるポテンシャルがある。

 ただ、保持魔力容量と操影術を使った戦闘経験値の不足で、ノーブルクラスにも負けうるのが悲しい点だ。


 その操影の才能から考えて、何らかの影にまつわる魔物、もしくは吸血鬼、ダンピール等の転生個体である可能性が高い。



 ダンピール達の戦力を纏めると、上位ノーブルクラス8体。ノーブルクラスおよそ50体。下位ノーブルクラスおよそ500体。革命軍の動きで蜂起出来る末端、一般吸血鬼クラスがおよそ1,000体。

 後は、別段戦力では無いが武器を持たせれば戦うぐらいは出来る下位吸血鬼以下の戦力、もといただの一般ダンピールが5,000近く。


 他の3,000程は、まだ武器も持てない年齢1桁が殆どを占め、幾らかはお粗末な義手や義足で辛うじて生活出来ている者、極少数が足腰立たないまで生きれた大老となっている。



 虎派の戦力は今の所未知数だが、ざっと数えるなら弱めのロード15体前後。ノーブル400体と少々。一般吸血鬼数万。

 全面戦争になった場合は先ず勝てないが、虎派のロード程度なら局所的に勝つ事は出来るだろう。



 雑魚吸血鬼達とダンピールを調べ尽くした所で、ロードクラスの調査だ。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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