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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第四節 遺跡と鉱山の攻略

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第24話 ギルドでクエスト 二

第四位階上位

 



 運搬の依頼で、驚かれたり固まられたりをしながら全てをやり遂げ、次の依頼に移る。


 目的地は西区、治安が悪い所だ。


 誰も管理していない空き家が多くなれば治安もその分悪くなる。

 見えない場所が多くなるからだ。教育が行き届いていなければモラルも何も無いので、殊更治安は悪くなる一方である。



「こんにちは、ギルドの依頼で来ました」

「おう! ギルドの……?」



 着いたのは解体現場。でかいハンマーを持って何人かが建物を崩している。


 その中でも、大きな声で指揮をとっている人物に声を掛けた。



「何から始めれば良いでしょうか」

「お、おう、従魔使い、か」



 指揮をとっているおじさんはウルルを見た後納得した様に呟いて、辺りを見回し始めた。


 おじさんは、まだ手をつけられていない廃墟に目を止めると、そこを指差した。



「あれを壊していてくれ。こっちが終わったらそっちに取り掛かるから。くれぐれも気を付けてくれよ?」

「はい、では終わったら声を掛けますね」

「おう! ……お?」



 早速、廃墟の破壊に取り掛かる。


 この人達はどうやらここら一帯の整備をしているらしく、端の方から解体して行っている様だ。


 僕が壊す廃墟は小さな平屋だ、壊すのにそう時間はかからないだろう。



 錬成で壁や天井を切り離しインベントリにしまう。

 ボロボロの一軒家は僅か数分で消えて無くなった。


 廃材は荷車に積み重ねている様なので整理して投下する。



「終わりました。次は何をすれば良いでしょうか?」

「…………お、おう! じゃあ、あそこからあっちまで全部やっといてくれ、相応の報酬は払う」

「承りました」



 廃墟を小さいのから大きいのまで、指差して、そう指示を出したおじさん。


 荷車が足りないのでは? と思わなくも無いが、最悪持ち運べる様に細かく錬成して置いておけば良いだろう。



 早速解体に取り掛かる。





「いやー、頼まれてた仕事全部終わっちまったぜ! 魔法使い様がいると楽だな!! おまけに廃材まで処理して貰って……」

「いえ、構いませんよ。これで依頼は終了ですね」

「おう、ありがとさん!」



 あの後、更に幾つかの通りを空き地に変え、廃材や壊れた家具なんかも纏めて頂いて、依頼を終わらせた。


 解体屋もとい大工のおじさん達は仕事が早く終わって嬉しそうだが、これを依頼した人は、こんなに早く廃墟が片付くのは想定していないのではなかろうか?


 まぁ、そこは僕の考える事では無いので、この街の領主であるシュタール子爵が如何にかするだろう。



「それじゃあこれな!」

「はい、確かに受け取りました」

「これで明日から建築に取り掛かれるぜ! じゃあまたな! 魔法使い様!」

「はい、またいずれ」



 僕は、依頼達成のサインを貰って、次の仕事に移るのみ。


 手早く終わりそうな依頼の中では、最後の依頼になる。



 西区の少し奥へ行った所にある、孤児院の修繕だ。





 ウルルに乗って進む事しばらく。街の気配が陰鬱なものに変わり、物乞いやガラの悪い連中の視線を感じる。


 こんな所に孤児院があると言うのは信じられない話だが、土地代が安いと考えるとそんな物なのだろう。


 現状この国は大戦の爪痕を癒すので手一杯、治安も悪くなれば人も腐る。

 人が減って雇用も増えている筈だが、それと同時に市場では粗悪品が平然と取引されている。


 とても子供に割く労力は無い。



 事実として、孤児院の修繕依頼は報酬金も非常に少なく、埃を被っていた依頼書だった。


 掲示板の幼女が悲しげにそれを見ていたので、気が向いたから受けたが、どれ程の間放置されていたのか見当もつかない。



 まぁ、どの程度壊れているかは知らないが、雨漏りや隙間風程度だったら、廃材もあるので錬成でどうにでも出来るだろう。



 兎にも角にも行って見なければ分からない。



 子供と聞くと、どうにもアヤの事が思い浮かぶのは、可愛い妹を持った兄としては宿命とも言える事だろう。

 まぁ、僕に出来る範囲でなら色々と手を尽くすのは吝かではない。


 聞いた情報だと孤児院までは後少し。さて、どんな仕事になるのやら。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
― 新着の感想 ―
信じられ無い。とありますが、正しくは信じられない。では? 打ち消しの言葉の「ない」を漢字にするのは標準的な使い方ではないと思われます。
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