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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第四節 遺跡と鉱山の攻略

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第23話 ギルドでクエスト

第四位階上位

 



 隻腕おじさんは、楽しげに話を始めた。



「依頼は同じランクの物しか受けれない。パーティーを組むと場合によっちゃー1つ上のランクの依頼を受ける事も出来るが……まぁ、大体は同じランクだ」

「ランクを上げるにはどうすれば良いのでしょうか?」

「とにかく依頼をこなす事だな。ギルドランクは信頼と強さの指標だからな」



 つまり、Fランクの依頼を沢山こなせば、鉱山の魔物の調査・討伐依頼を受ける事が出来る様になる。と、言う事だ。



「依頼を失敗した場合はギルドに違約金を払う事になってる。金がねぇ内は……いや、愚問か。まぁ、あんまり失敗する様だったら降格や除名がある、気を付けろよ?」

「はい」

「あと、依頼を受けない期間が長く続くと、Cランクより下は降格と除名がある。さっさとCランクまで上げた方が良いな」

「分かりました、そうさせて頂きます」



 どうも、Cランクまで上げるのは簡単な事らしい。


 取り敢えずFの依頼を幾つか纏めて受けてしまおうか。



「えー、以上だ」

「はい、ありがとうございました」

「あ」

「はい?」

「施設の説明をする」



 隻腕おじさんが色々と抜けた事を言っている間、後ろでウルルがくわぁ、と欠伸をした。


 説明によると、右奥が訓練所と解体場、左の階段を登ると商業ギルドの受付があるらしい。

 冒険者ギルドと提携して素材の売買をしてるんだとか。


 説明後、取り敢えずFランクの依頼を纏めて受けた。

 今夜までにはCランクになっておこう。



「良し、行ってこい」

「はい、それではまた後で。ウルル」

「ウォン」



 ウルルの返事に冒険者達がビクッと震えた……そんなに怖がらなくても良いだろうに。


 僕とウルルがギルドから出るまで、冒険者達は武器を構えたままだった。



 街中では僕が騎乗しているので好奇の視線が向くだけだが、それ以外だと危険に見えるのだろうか?



「ワフ?」



 こんなに可愛いのに。





 目的地に到着した。


 鉱山まで後少しの距離にある、インゴットを作る場所だ。


 そこから街の中心へ近づくと鍛冶屋がある。



 最初は運搬の依頼。インゴットの山を東区の領主館に届ける。


 早速製錬所に入り、声を掛ける。



「失礼します、ギルドの依頼で来ました、スノーと申します」

「ん? おお! ギルドの……?」



 出て来たのは屈強な男。僕を見るなり固まった。



「あ、ああ、えぇと失礼……今日は何かありましたかな?」

「ええ、ギルドの依頼でインゴットの運搬に」

「……冒険者で?」

「はい、ですので敬語なども不要ですよ」



 そう言うと、おじさんはほっと息を吐いた後、僕を下から上まで見回し胡乱げな表情を浮かべた。



「まぁ良いか、こっちです」

「はい」



 奥へ進むおじさんについて行き、護衛が守っている門を抜けインゴットが山と積まれている場所に着いた。



「ここにある物は全部持って行って欲しいんだが……」

「分かりました、では失礼して……」



 大きく暗い部屋に山と積まれた鉄のインゴット、それを纏めてインベントリにしまった。



「失礼ですが、目録などはございますか?」

「え? あ、ああ、これだ……はぁっ!?」

「それでは行って参ります」



 何もない部屋で固まるおじさんを置いて、護衛の人に挨拶をした後、早速東区の領主館へ向かった。



 領主館は貴族の館と言う事もあり、柵に囲まれている。

 周辺を兵士が哨戒し、門を一際強そうな年配の人と、若い人が守っている。



「こんにちは、ギルドの依頼でインゴットを届けに来ました。何処へ置けば良いでしょうか?」

「む……ふむ、その前にギルドカードを見せて頂けますかな?」

「はい、どうぞ」



 年配の人は僕のギルドカードを一目見た後、直ぐに返してくれた。

 まぁ、確認する項目なんて無いからね。


 軽く調べた所、カードに登録された魔力の波長と異なる人が持つと、しばらく後に書かれている文字が消えるらしい。


 つまり、このギルドカードはスノー専用となっている。

 僕の状態だと文字が消え、スノーモードだと文字が浮かび上がる。



 魔力の波長は人によって異なる様で、完全にスノーさんに成り切っている時の波長と僕の時の波長は異なっている。


 つまり、魔力の波長とはその人物を特定付ける重要な要素なのだ。それを変えると言う事は、それこそ人が変わると言うに等しい。



「では、着いて来てください。おい、お前は見張りを続ける様に」

「ええ? りょ、了解!」



 門を開けて中へ入るおじさん。僕を訝しんでいた若い兵士さんは、それに酷く驚いた様子だ。


 取り敢えず、ウルルには門で待つ様に言っておく。



「ここに置いてくだされ」

「はい」



 案内された場所は、領主の館の直ぐ隣にある、倉庫の様な建物。

 その中の、大きく開かれた一角だ。


 インベントリからインゴットを取り出すと、纏めてその場所に積み上げだ。



「ほう、これはまた……」

「此方が目録になります、ご確認ください」

「……はい、確かに。では此方を」



 おじさんは目録を確認すると、依頼達成の証になる、サインが書かれた書類を渡してくれた。


 これをギルドに届ければ、インゴット運搬の依頼は達成である。



「ありがとうございます」



 依頼を終えたので、次に移る。


 領主館を後にし、同じく東区にある倉庫から、北区にある商店まで木箱を運搬する。



 その後は、北区の門付近から大量の木材を南区の鉱山に運び、受けた運搬の依頼は全て達成だ。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
― 新着の感想 ―
[良い点] やっぱりインベントリあるとお使いクエが楽だなぁ……ほんとにお使いになってるし…… 通常だと荷車とか用意して往復しなきゃだよね……インゴットとかあるし
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