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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十四節 ルベリオン王国の攻略

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掌話 ミナモに映る世界 一

 



 今暫く掌話をお楽しみください。



 

 



 ふと目を覚ますと、知らない場所だった。



 心地良い目覚めの様にも感じるが、実際に時間が経った訳では無い筈なので、このスッキリした感覚は気のせいなんだろう。


 軽く頭を振ってから、辺りを見回す。



「……?」



 そこは、教会の様な場所だった。


 青味がかった白の柱に、青の強いステンドグラス風の採光窓。そして何より目を引くのが、大きな青白い女性の像とその前の祭壇らしき物。


 ぼーっとそれを見ていると、後ろから声が聞こえた。



「ぇ? ちょ、そんな事ある……?」

「?」



 振り向くと、そこにいたのは、光を背にした若い女性。


 青白いローブの様な服を着ている。此処が教会だとしたら、この人は祭司だろうか?



「……これも運命って事なのかな?」

「……」



 突然のエンカウントに戸惑っていると、シスターみたいな人は微笑みながら歩み寄って来た。



「こんにちは、迷い人さん。私はエイシャ。水の循環を司る尊き神、廻悠神・ハイネシア様の聖徒です。貴女のお名前は?」

「ぁ、ぇと……ミナモです」

「ではミナモさん、ついて来てください」



 ……よく分からないけど、これ……チュートリアルなのかな……?


 それにしても、ほんとに普通の人みたい。





 此処は水の神を祀る浮遊島、その中心にある主要都市・エルネシアの神殿。

 私がいた場所は、その深部であり神の試練を受ける為の場所だったらしい。


 ……胃がキリキリした。


 巫女以外絶対入っちゃ行けない場所ってやっぱり何処にでもあって、そう言った所に入ると大体不運が重なるから。


 ただ、ハイネシア様は水の循環を司り、水を要する生物達を見守ってくださっているから、そう言った事はあまり気になさらないそうだ。

 一定数の禁忌はあるし、総本山を踏み躙る様な行為には罰が下されるが、それ以外は特に問題ないらしい。


 私は水の属性性質? が強いとかで、信徒にならないかと誘われた。


 一応見習いとは言え巫女だから少し困ったけど……なんか、最初の内は一個を極めるより他の属性の宗教と同時並行して進めるのが良いとか、そんなんで良いの? って感じの事を言ってたので、まぁゲームだから良いかと入信した。


 そしたらクエストをクリアした。



《《【教会クエスト】『廻悠神へ捧ぐは祈り』を『匿名』がクリアしました》》



 スキルポイント3Pを貰ったらしいのと、生命の雫と言う名前の涙滴型の装飾が付いたネックレスが転がり落ちて来た。

 このネックレスは信徒として一定数貢献すると買える様になるらしい。


 あと、このクエストは最初の1人限定で、後の人はポーションが貰えるとか何とか。

 エイシャさんって運営サイドの人なのかな?


 それに加え、エイシャさんに小さなバッジみたいなのを貰った。


 本当は幾らかお布施をするか、各都市の大きなレジャー施設で買う事でしか貰えなくて、それを持って神殿に行かないと信徒にはなれないらしいんだけど、これも神のお導きでしょうと言ってくれた。

 ……まぁ、エイシャさんが良いって言うなら良いんだろうね。



 その後、エイシャさんの案内で神殿の敷地から出て、ギルドに入ればチケットとかインベントリとか色々な凄い恩恵が得られるとおすすめされ、場所を教えて貰った後、一時的にログアウトした。


 うみにぃは噴水の所で待ってるって言ってたけど……何か浮いてるらしいし、どう考えても町が違う。





 顔を突き合わせての作戦会議により、火の都市にいるなるにぃと下にいるらしいうみにぃが水の都市に来る事になった。


 ギルドに入ればチケットが貰えるらしいんだけど、水の町以外にその受付が何処にあるかは分からない。その点うみにぃは当てがあって、なるにぃはその辺の人に聞いて回るらしい。なるにぃはコミュ強過ぎる。


 と言う訳で、私もギルドとやらに加入してみる事にした。



 そこかしこで水の流れる町を歩き、異国情緒溢れる街並みをキョロキョロしながら進むと、暫くして大きな建物が見えて来た。


 此処がギルドだろう。


 大きく開かれた門戸から中を覗き込む。


 ……役所の様でもあり、カフェやレストランみたいな物もあり……よく分からない大きなキラキラしてる物や他にも何か色々あるが……まぁ、言われた通りに来たから此処がギルドなんだろう。


 少し気後れするが、意を決して入り、受付と思わしき所に向かった。



「あ、あの……」

「こんにちは! 冒険者ギルド、エルネシア公都本部へようこそ! ご依頼ですか? 登録ですか?」



 よかった、ギルドで合ってるらしい。



「登録でお願いします」

「それでは此方の水晶に手を翳してください」

 


 水晶? 何の為に? そんな事を思いつつも、勧められるまま端にあった大きな水晶玉に手を置いた。

 すると水晶の中に青い光が灯り——



「はい、ありがとうございます。此方会員証になります」



《《【冒険クエスト】『ギルドは彼方の道標』を『匿名』がクリアしました》》


《【冒険クエスト】『ギルドは彼方の道標』をクリアしました》



「え゛?」

「はい……?」



 カツンッと落ちて来た腕輪を拾う。


 ……またクエストクリア……それも、内容を見る限り1人目限定の奴だ。



「あ、あはは……」

「ああ、天啓の踏破ですね? 偉大なる神々の御加護に感謝を」



 ……そう言う感じなんだ。となるとこの人はスタッフさんではない……?


 運営サイドとそれ以外の境界は分からないけど、取り敢えず会員証を受け取った。





 あれやこれやと説明を受け、調べたりしている内に何度か教会クエストがクリアされた。


 集合場所がギルドなので、カフェに入って紅茶を頼み、スキルポイント5Pで買ったメモスキルの内容を整理する。



 先ずは教会に関して。


 信徒としてのランクを上げると、貰ったバッジみたいなのがアップグレードして貰える。

 そのポイントは非公開だが、教会からの依頼やアイテムの奉納、お布施何かでポイントが上がって一定値に達するとバッジがアップグレードして貰えるらしい。


 平信徒である現時点では、拳大の水の玉を一回放てる程度しか出来ないとの事。



 次にギルド。


 ランクはFからスタートし、依頼を熟してポイントを稼ぐとより上のランクに上がれる。

 D以上に上がるには試験をクリアする必要があり、最大はAを越えてSからのSSSまで。


 また、Fは1週間、Eは1ヶ月、Dは3ヶ月依頼を受けないでいると、ポイントが失効してランクが下がったり再登録が必要になってお金が掛かったりする。


 それから、一部の依頼をクリアしたりランクが上がった際に、ガチャチケットなる物が貰える。

 これは、やたらと広いギルド内にある謎のキラキラした円柱のスペースで使う事が出来て、チケット挿入口にチケットを入れると円柱に空いた四角の窪みにアイテムが出現するらしい。


 中でも目玉商品とか大きなアイテムはショーケースに飾られていて、豪華な装飾の中に強そうな武器が入っているのはこう……欲求を刺激される。


 更に、ギルド加入者にはクランインベントリと言うアイテムを入れておける枠が貰える。

 クランなのかギルドなのか謎なんだけど、便利だからありがたい。


 毎朝6時に、そこにギルド加入者限定のデイリーボーナスが入るらしいので、一枠は空けておこう。



 その他の情報として、ギルド加入者なら誰でも見れる資料室から得られた、町内にある初心者向けの迷宮の情報も纏めておく。



 あれこれ書いたり入力したりしている内に、ようやくにぃ達が来た。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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