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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十四節 ルベリオン王国の攻略

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第41話 南の空は宵

第八位階下位

 



 調査により、ルーシェレア・キルシアが睡蓮と同じ迷宮核の精霊の様な物である事が分かった。

 分類上は黒霧と同じ生物で、迷宮深部にある迷宮核と身体がリンクしている。もっと言えば生存を迷宮核に依存している。


 これは、ルーシェレア・キルシアがルベリオン帝国時代後期に開拓奴隷としてアルバ大陸に連れて行かれ、その地で起きた迷宮の発生に巻き込まれて即死、その魂が迷宮核と適合した事による物だ。


 仮にルーシェレア・キルシアの身体端末が絶命したら迷宮核の力によって暫く後に復活するが、迷宮核が破壊されたら、階層や発生魔物を消費して迷宮核は再設置されるが、前の迷宮核に入っていたルーシェレア・キルシアの魂はデータとして模倣体が復活する事になる。

 幸い、このルーシェレア・キルシアは何体目のルーシェレア・キルシアとかではなく、初代ルーシェレア・キルシアである。


 差し当たり、迷宮核とルーシェレア・キルシアの身体端末を融合させ、迷宮にはそのサブコアを設置、オブザーバーとして黒霧を置いて、管理を任せた。


 確保したルーシェレア・キルシアとジョディ・キルシアは黒霧の教育を施し、今暫くは公都で影の支配者として君臨して貰う事となった。


 また、彼女等が支配していた迷宮も、細かい難易度の調整を行い、冒険者等の生存率が上がる様に再設定した。



 他方、公都の表支配者エリーゼ公爵閣下は、既に一度僕と面識があり、金の因子を持つエリザベートの転生者であり、非常に優れた頭脳を持つ為、ありのままを説明したらすっぱり受け入れた。

 現在は黒霧の教育を受けているが、それが終わり次第、若干名いる腐敗貴族、役人の摘発を行い、その後黒霧と相談の上潤沢な資金を出して改革を行う。


 それに伴い冒険者ギルドや学園側の改革も行い、それと並行して南部の平定を進める予定である。



 南部の抱えていた問題も、殆ど解決済みだ。


 蔓延る吸血鬼は全て丁寧に捕獲済みである。


 南部は魔に属する者達との生存競争が激しい様で、打ち捨てられた村や砦、古城等があったが、そのどれもに吸血鬼が潜んでいた。


 中でも1番強かったのが、レベル300を超えた吸血鬼・大王ヴァンパイア・アークロードの女、アンリース伯爵。

 元々南部の樹海にある廃城に住んでいたそうだが、然る偉大な吸血鬼と相対して致し方なしと従属。それ以来、血が薄く品の無い吸血鬼共の支援をしなければならなくなったとかなんとか言っていた様だ。


 吸血鬼はその他の生物を鬼化させたり日光に弱かったりと色んな意味で面倒なので、即捕獲、即転送、即選別、即処理でやっていたが、伯爵級の吸血鬼はアンリース以外にももう一体居た。

 レベルは200代でありそれなりに強かった様だが、生ゴミだったので切ったり貼ったりした末に別の物になった様である。


 その他の良さそうな吸血鬼は教育し、ゴミはリサイクルしてセバスチャンに押し付けた。


 僕も昔はカトンボ風情がと撃ち落として経験値にした物だが、今は吸血鬼達も生ゴミも戦力として受け入れる余裕がある。

 弱い僕に出会ってしまったのが運の尽きだったな。



 一方南部の問題の片方、獣人統治領の方はと言うと、此方もつつがなく支配完了した。


 そこそこに広い領地であり、幾らかの迷宮があったり土地が豊かだったりと、多種多様な獣人達には住み良い環境だ。


 ここは獣人とルベリオン王国の友好の証として用意された場であり、今住んでいる獣人や人達はかつてのお互いに歩み寄ろうとした隣人達の子孫である。

 外部からの干渉はあれど、土地が豊か故に争いも少なく、平和な土地だ。


 ……それと言うのも、この土地は基本ルベリオン王国の土地ではあるが、そこに住む住人は両国同士に向けられた顔であり、些細な問題が事によっては国際問題に発展し兼ねない火薬庫でもあるからだ。


 権力は足が早い。未来の事を考えたら、普通はこんな事にはならない。

 だとしたら、ここを橋頭堡にしたお互いの策略があったのかもしれない。


 だが、それも今は昔の話。


 或いはもしかしたら、もっと個人的な、賢者達やそれに匹敵する獣人の強者同士の取り引きとかがあったのかもしれないが、僕が支配した今となっては、もはやそれも大した事では無い。


 黒霧の調査によると、その地を治めていたのは獅子系の獣人で、何代も前に両国の王家が政略結婚した子孫だった。

 付近に領地を持つナラハ子爵はその遠縁に当たるそうで、南部のその他の貴族も獣人の血が入っている者は多い様である。


 差し当たり、他と変わらぬ冒険者ギルドの改革とそこはかとない傷病人の援助を行い、そこを治める権力階級は……海を渡れない為、現状他の貴族と何ら変わらない状況であり、他同様に黒霧端末を派遣した。



 多数クリアしたクエストの中で、目立つのは4つ。


 アンリース伯爵を黒霧の教育工場に輸送した際にクリアした伝説クエスト『いつか滅びし夢の跡』。


 南部にあった小さな山でフィールド制限のボスとして配置されていた、食虫植物型の魔物の異常進化個体を捕獲した際にクリアした探索クエスト『野山に蠢く大喰らい』。


 ルーシェレア・キルシア他の捕獲にてクリアした伝説クエスト『竜炎の魔女と無尽の迷宮』。


 同迷宮にいた転生者、ノーレル・クレッヒアの捕獲でクリアした伝説クエスト『目覚めし守護者』。


 これと言った珍しい報酬は、剣、槍、斧にのみ変形可能な代わりに攻勢魔力が強めの血刃もどき、『血塗れの夜(トラジティーブラッド)』。

 食虫植物もどきの配下を生成する種、『悪食の種子×100』。

 竜属性を持ち火と水に適性のある魔導鎧一式『王級魔導鎧・連理』。

 甲虫の様なデザインに角の様な棘が付いた攻勢盾、『蟲王の殻』。


 僕が特に興味があるのは悪食の種子。それ以外は適当に分配する予定である。

 その他、スキルポイントが122P。ロジックポイントが184P。幾らかの魔道具や道具類を入手した。





 夕食を摂り、雑事を終え、再度ログインした。



 ルベリオン王国全域の支配は無事終わり、今は大いなる改革の前に諸雑務を片している状況だ。

 これ幸いとフロンティアに多くの者達を叩き込んで経験を積ませてもいる為、もう暫くはこの状況が続くだろう。


 なるべく早く完全支配を行いたいので、僕も仕事の振り分け等を手伝う事にする。



 

 



第十四節:第四項、王国の支配——完



・ルベリオン王国の攻略 完



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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