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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第四節 遺跡と鉱山の攻略

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第11話 肝試し

第四位階上位

 



 夜になったので、予想通りなら地下や建物の中にいるアンデットが地上に出てくる筈だ。



「各自チームに分かれて、やる事は昼と同じで、じゃあ解散!」



 街の中にばらけて行く皆。


 リッドと鷲くん、雪だるまちゃんはお留守番だ。



 瘴気も大分薄れているのでアンデットも弱体化しているだろうし、皆の動きも多少良くなるだろう。


 まぁ、夜だからアンデットの戦闘力はおおよそトントンだろうが。



 さて、残党狩りの時間だ。





 この遺跡には地下室が多く、そこに潜んでいるアンデットも多い。


 地上にいたアンデットはほぼ殲滅したが、地下から湧き出したアンデット達が多く、街の中は酷い有様になっていた。



 だがまぁ密集していればただの的。


 換装でメイド服から氷の服に着替え、一掃した。


 接続(コネクト)で皆の進捗を確認すると、それぞれ順調にアンデットを屠っていた。

 アンデットは倒しても死体を放置すると、やがて瘴気を吸い復活するので皆しっかりと回収している。


 今後の事を考えると、各々の戦い方を見ておいた方が良いだろう。



 先ずはセイト、アランのパーティー。


 視点はゴーレムのイェガだ。



 アランは包丁とフライパンでは無く、僕が渡した斧を使っている。


 まぁ、ゾンビ相手に包丁とフライパンでは流石によろしくない。

 アランの作るご飯が食べられなくなるくらいにはよろしくない。


 残念ながら、イェガの感知能力では魔力の流れを正確に感じ取る事は出来ない様で詳しい事は分からないが、アランの振るう両刃斧は斬りつけた敵から魔力を吸い取っている様に見える。


 おそらく、魔力が一定量溜まると自動で紅いオーラが発生するのだろう。


 アランは、やはり斧を正確に運用出来るらしく、巨大斧を振り回すだけで無く、石突で打ったり、その重量を利用して蹴りを打ち込んだりと自在に戦っている。



 セイトは、僕があげた鎧を着込み、全体的に真っ白なので聖騎士感が出ている。


 鎧と剣が光属性を纏っている為かアンデット達はセイトが近付くだけで怯んでいるので、もはや作業の様に敵を倒していた。

 顔色が悪いのは仕方あるまい、おかしいのはアランとアヤとタクと僕である。



 マガネも光属性を持つ剣と盾を持っているので、アンデットは近付こうとしない。


 クリアとマヤを守る位置にいるのだが、ネロとイェガに皆を守る様に命令してあるので、守備特化のマガネは暇そうだ。



 マヤは、魔力が切れては何も出来ないと言わんばかりにイェガの肩に腰掛けている。


 クリアも、接近戦は出来ない上にゾンビや人骨に近付くのが嫌らしく、後衛の中でも真ん中を歩いている。



 続いて妹組。


 視点は光うさ。



 どうやらアヤの頭の上にいるらしく、アクロバティックな動きをするアヤのせいで身内の戦い方をじっくり見る事が出来ない。


 わかった事……いや、既にわかっていた事だが。


 妹組はやはり全体的に質が高い。


 アヤはもちろんだが、ミユウちゃんもアヤに合わせて小さい頃から和澄の御家で剣を習っていた。


 ユリちゃんは柳流の薙刀使いで対人戦闘は得意だし、キョウカとリッカは杖術と棒術と体術が使える。


 アンデットの大群を前に安定した戦いを続けているのは彼女らに弱点が無いからだ。



 最後にタクのパーティー。


 視点はメロットだ。


 思った通り、メロットはクリカの上で高みの見物をしていた。


 目の前には(おびただ)しい程のアンデットがいて、それをタク達が蹴散らしている。


 タクは双剣でアンデット達を一刀二殺の勢いで薙ぎ払い、センリは青を通り越した白い顔でアンデットを両断したり首を落としたりしている。


 ユウミは、杖でアンデットを殴っているが、思いの外効いている様だ。

 光属性を宿す杖の一撃は、アンデットに対して膂力以上の威力が出ている様に見える。



 新参メンバーの二人、先ずはケイだが。


 槍を使っているが、突くだけでは無く薙いでもいる。

 しかし、薙刀の戦い方と言う訳でもない。


 誰に習ったか知らないが、中々様になっている棒術だ。

 ただし、人型相手だからかアンデットだからか、腰が引けているので決定打に欠ける。



 ミサキは、大剣を振り回して戦っているが、その様は半狂乱と言っても過言じゃない程に滅茶苦茶だ。

 武器に光属性が宿っているから戦えているが、これが生身の相手なら隙だらけと言える。


 タクやセンリがこれを放っておくとも思えないし、近々手解きを受ける事になるだろう。



 後はメロットだが、寝惚けてる様に見えてその実戦場を良く把握している。


 特にミサキやケイがピンチの時は魅了や誘引を利用して敵の注意を引き付けている様だ。

 僕等が戦っている時に眠っているのは単純に引き付ける必要性が無いからだろう。


 メロットは実は出来る兎だった。





 耳を生やして気配を探る。


 聞き取った音、気配から、少なくとも地上にいるアンデットが殲滅されたのはわかった。



 結界のおかげか瘴気はほぼ浄化され、木々は枯れてしまっているが、概ね元の遺跡に戻りつつある。


 残党狩りは十分な成果を得たと判断して良いだろう。



 後、遺跡でやる事と言えば一つ。



 ——地下墓地(カタコンベ)の浄化。



 あれはかなり深いところまで続いていた、出入り口を浄化したところで中には大きな影響は無いだろう。


 むしろ、出入り口を塞いでいるせいで不浄が溜まって酷い事になりそうだ。



 近い内に浄化しないとね。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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