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意外な弱点発覚?
あと、前回は誤字がひどくてすいませんでした。
【対策会議】アイツらへのリベンジ3【え、無理じゃね】
59.名無しの重戦士
次のイベントはPVPじゃないから直接対決はなさそうだけど、それでもあいつらへの対策は怠らない。それが俺らのスタイルだ
60.名無しの錬金術師
イベントで暴れ回った連中、ホントどうにかできないかなぁ
61.名無しの狩人
前スレで探偵と怪盗とニー子のソロトップ3は諦めろって結論に達したのワロタ
62.名無しの重戦士
笑い事じゃねぇんだよなぁ……もうちょっと話し合いたいけど、この板って朝方じゃないと人集まらないし
63.名無しのネクロマンサー
まあ、ここは攻略につかれた暇な人たちが適当にリアルチート連中をどうやったら倒せるかを与太話コミで話し合う雑談スレですしおすし
64.名無しの演奏家
ソロもパーティーもヤバい奴らばかりだったからなぁ
65.名無しの花火師
あの幼女、どうやったら倒せるんだ
66.名無しの釣り人
ネコミミ少女怖い
67.名無しの錬金術師
もう幼女じゃないけどね
68.名無しの魔法剣士
動画で見たけど、あの子プレイヤースキルどうなっているんだ
69.名無しのサムライ
ジェット移動とか笑えなかった――ゴメン、オレ使えるようになった
70.名無しの戦士
え、マジで!?
71.名無しの魔法使い
皆匙を投げたアレを?
72.名無しのサムライ
とはいっても直線移動だけ
刀を改造して上位武器に派生させるときに魔法効果が上がるものを使って、それで魔法使っただけ
73.名無しの錬金術師
目からウロコだった
そういえばコレゲームなんだから専用装備作ればいいだけじゃないか
74.名無しの鍛冶師
理屈は分かるけど、どういった組み合わせだよ
色々なレシピは見たけどどれを使ったのかわかんない
75.名無しのサムライ
デメリット効果なんだけど、魔法拡散を使った
76.名無しの剣士
え、なにそれ
77.名無しの魔法使い
あーそれがあったか
簡単に説明すると、使おうとした魔法が短い距離で弾ける
飛距離が全然でない上に威力も下がるってデメリット効果
大中小の三段階があるんだけど、大なら手元で弾ける
78.名無しのサムライ
大が付けばいける。ただ難しいのは魔法効果が上がるけどデメリットも付く組み合わせじゃないといけないってこと
MPや魔法攻撃力とかは上がるけど、特定の属性(反動付きの取得しやすい炎がおすすめ)にデメリットが付くのがいい
79.名無しの鍛冶師
あー、あー、あー
そうかー、炎魔法攻撃力アップと炎魔法拡散・大の両方が付く強化素材があったけどそうやって使えばよかったのか……もう捨てちまったよチクショウ(´・ω・`)
80.名無しの騎士
後の祭りである
でもこれで最終兵器幼女……じゃなくて最終兵器ネコミミ少女に対抗できる
81.名無しの戦士
長い長いw
そろそろ新しい呼び名が欲しいところ
82.名無しの剣士
なんでみんなであの幼女の対策ばかり話し合うんだろう
83.名無しの魔法剣士
正直他の人は無理、で話が終わったから
探偵は強すぎる
怪盗は速すぎる
ニー子は近づけない
84.名無しの盗賊
幼女以外は勝てるイメージがわかなかった
ただ、幼女が種族変更した今、さらに強くなったという噂だからできれば近づきたくない
85.名無しの武闘家
でも、あr……あのカワイイ少女も弱点の一つや二つあるかもしれないのです
それにそれは年頃の女の子にひどすぎませんか
86.名無しの結界術師
まだ魔法使いだったあの当時、ショートジャンプで死角に入ったのに更に対応してくる時点で可愛いものじゃないと思った
おかげで【一発屋】も貰っちまうしよ
87.名無しの魔法使い
お前あの時の盾使いかw
88.名無しの剣士
いやぁ、お前は一発屋の素質あるよ。なんで大盾なのに魔法使いだったんだ
89.名無しの武闘家
あ、あれはサムライさんとあなたがカウンター合戦したせいだったと思うです
90.名無しの結界術師
知らねぇ、認めねぇ
あんな理不尽味わって自分に原因があるとか認めたくない
91.名無しの鍛冶師
大人げないw
92.名無しのサモナー
大人げないw
93.名無しの武闘家
大人げないと思うです
94.名無しの盗賊
アレはあんたがそういうキャラビルドしているからでしょ
スキルだって防御系ばかりだから【結界術師】なんて防御魔法メインの上位職になったんでしょうに
95.名無しの魔法剣士
お詳しい……お仲間ですかw
96.名無しの盗賊
お仲間ですよw すみませんねぇ、うちの人が
97.名無しの武闘家
うちのひと、です?
98.名無しの剣士
まさかリアルご夫婦とか
99.名無しの盗賊
ええ、そうです
100.名無しの結界術師
リアルの事情はヤメレ
101.名無しの踊り子
夫婦で一緒にゲームとかいいなぁ
102.名無しの魔法使い
そんなにいいものでもないけどね……最初は良くてもだんだんつらくなるのよ
103.名無しの武闘家
別にそんなことないと思うですけど
104.名無しのサモナー
何か話がそれてるぞー
今はネコミミグラップラーについて話し合う時間だ
105.名無しの武闘家
え、その話続いていたです!?
106.名無しの狩人
まあそれを話し合わないことには終われない
というか、対策はあるのだろうか
107.名無しのサモナー
実は有力な情報を入手した
108.名無しの魔法剣士
ほう、有力な情報とな
109.名無しの盗賊
気になるけど、本当に有力?
110.名無しの武闘家
いや、ほら、別に使えない情報かもしれないです
だから言わなくてもいいんじゃないですかね?
111.名無しのサモナー
彼女、スキルで体の動きをアシストされるのが苦手みたいで、戦闘職だと逆に弱体化する
むしろ能力値のふり幅が小さく、ステータス的には器用貧乏の生産職などで変わった奥義使った方が強いのである
つまり、常時強力なスキルが飛んでくるわけではない
112.名無しの武闘家
あー! なんで言ったですかー!?
いくらお兄ちゃんでもそれは酷いと思いますううう!!
113.名無しの剣士
意外な弱点w そうか、オートだめなのかw
114.名無しの盗賊
っていうかご本人だったのw
115.名無しの魔法剣士
貴女もこういうところ見るのね……っていうか、彼女についてそこまで知っているってことはそこのサモナー、炭鉱夫さん――もしくは村長ね?
116.名無しの魔法使い
何やってんの村長w
117.名無しの釣り人
ヒィイイ!? 消される!?
118.名無しの武闘家
消しませんよ!?
119.名無しの盗賊
村長さんに聴きたい。どこでその弱点に気が付いた?
120.名無しのサモナー
さっき受けたクエスト攻略しようってなったんだけど、せっかくだから新しい職業試そうぜってなったんだよ。出てくる敵のレベルも今の基礎レベルなら職業レベル1でも倒せそうだったし
で、僕もちょうどサモナーになれたから試しつつネコミミも自分の能力を活かすためにジョブチェンジしたわけなんだけども……まさかこんな落とし穴があったとは
121.名無しの狩人
ww
122.名無しの剣士
どんな弱点だw スキル使わなければ強いんでしょ?
123.名無しのサモナー
【武闘家】だから魔法ステ下がる。ただでさえケットシーで低めなのにマイナス補正かかるとジェット噴射にも影響がでて大幅に弱体化しちゃった
124.名無しの武闘家
何故言うです!? 何故に言うです!?
125.名無しのサモナー
いやぁ、必要以上に怖がられているのも良くないよなぁと
126.名無しの武闘家
その気持ちは嬉しいですけどもっと手段を!
127.名無しの錬金術師
例の掲示板ROM専だったけど、やっぱりやることがおかしいんだよなぁ
128.名無しの重戦士
というか攻略は?
129.名無しのサモナー
無事に死に戻ったから気分転換に掲示板覗いていた
130.名無しの魔法使い
それでか
@@@
というわけで、アリスの意外な弱点が発覚したうえにクエスト失敗――別に死に戻ったからと言って失敗扱いじゃないけど――して戻ってきたというわけである。
「この、体を勝手に動かされる感覚に慣れ、慣れ……慣れるかぁ!?」
「あらぶっているなぁ」
ちなみに、ナックルスキルの【メガトンパンチ】など、単発だけなら普通に使えていた。ただ、アレほぼ最下級スキルなんだよなぁ……僕もドリルを飛ばすときぐらいにしか使わないし。そもそも使いどころがないから普段もほとんど使わない。
「どうすればいいんです? というか海底神殿も水没していると思ったら普通に空気ありましたし!」
「行きだけだったなぁ、水中移動」
しかも特に酸素ゲージとかないんだね、このゲーム。
そこらへんの処理は面倒だったとみえる。それ言いだしたらスタミナゲージとかも実装してくれとか言い出す人出てくるし、今のままでいいと思っているから特に何も言わないが。
「おのーれ……この借りは高くつきますよ、叔父さん」
「うん、何故そこでその単語が出てきたのか僕は何も言わないからね」
ちょいちょい話に聞いた家庭環境から推察されるにゲーム開発者か誰かが親戚にいるんだろうなぁ程度には考えているけど。
こういうことに関しては聞かないようにしよう。
「それに召喚獣もなんか思っていたのと違いましたし」
「だねぇ……いや、理想が高すぎただけなんだけどね」
召喚獣の使い心地を【村長】と【サモナー】で試してみたんだけど、なんというか……うん、まだ僕には早かったようだ。特に【サモナー】は。
AIが搭載されている、とは言うが……なんというか使用感はビットである。【サモナー】の時は手動操作ができるようになり複数同時展開ができるけど、それ以外の職業では一つだけで自動操作のみ、みたいな感じ。
あの微笑んだの、入手時のイベント的なもので表情は数パターンのみ。掛け声と息遣い的なのはあるんだけどそれだけ。話しかけても反応はない。
「そうだよねぇ……普通、こんなものだよね」
プレイヤー一人一人、しかも召喚獣ごとに会話が成立するようなAI積めるレベルの代物だったら、他のNPCだってもっとまともな会話が成立するだろう。
AIとはいっても、あくまでも自動で攻撃や支援を行うってだけの話か。
しかも【サモナー】って召喚獣以外のスキルが弱体化するから、非常に使いにくい。これでも上方修正されているのだから驚きである。前はどんだけ酷かったんだ……
少なくとも召喚獣が一体だけで運用する職業じゃないので、しばらくは使わないかなぁ。転職条件が召喚獣スキルを持っていて、なおかつ首都にあるギルドにいる召喚術師NPCとの会話だからあっさりなれたときは喜んだんだけどなぁ。
「……ハァ」
「とてつもなく残念そうです」
「まあ、うん。これでも期待値高かったんだなぁって――よし、切り替えていこう。色々と問題点は洗い出せたし、召喚獣自体は別の職業でも一体は出せるから」
まあ、最低限の動きだけっぽいし持続時間も短いが。しかし、利点は一度覚えれば他の職業でも使える、というところにある。
いっそしばらく【サモナー】で遊んで他の召喚獣手に入れるのもいいかもしれない。
と、そんな時アリスがあの事を聞いていませんでしたね、と話しかけてきた。
「そういえば、お兄ちゃん……懸賞、応募するつもりですね」
「…………」
「夏イベント後半、ポイント交換アイテムのおみくじ券、貰うつもりですよね? さらに、村で縁日を開催するお礼も、おみくじ券で貰うつもりですね」
「あぁー、うん。みんなには言った方がいいかな?」
「そこはお兄ちゃんの好きにすればいいと思いますけど、こういうの当たらないイメージがあるです……そこまでして、パソコン欲しいですか?」
「うん」
「確かに、たまに動きがかくっとしていますけど」
僕以外、要求スペック以上のPC使っているからねぇ。
実のところ、僕のPCって要求スペックギリギリなのだ。できれば買い換えたいし、VR機器も反応速度がなぁ…………
夏イベアップデートでなんかより不安になったし。
「それをカバーできるお兄ちゃんも凄いんですけどね」
「そうかなぁ?」
「そうですよ」
実感はないのだが。
今回の夏イベント、今後のプロモーションや画集の発売などの際に色々と使うらしく、結構様々な企業が関わっているらしい。
商品が色々とあるのはその関係もあるのだろう……つまり、リアル側からも提供が多い。
で、その中にコラボPCがあるわけである。
そして、夏イベント後半のポイント交換アイテムに、おみくじ券……まあ福引券だな(奉納だからおみくじ券って言い方らしい)。
で、福引の商品の中にコラボPCやVR機器があるのだ。
正直そういうもの目当てに頑張るのはどうかとも思うのだが…………事前情報でそう言うのがあるってのも知っているのもどうかと思うし。
問題だらけだとは思うのだが、僕にも欲はあるわけで。
「やっぱり、貰えるものは貰いたいんです…………桃色先生」
「アリスは別に先生じゃないんですが」
「バスケが……したい、こともないです」
「どっちですか」
ゴメン、元ネタの派生ばかり見ていたら適当言っちゃった。
とりあえず、そんなわけで僕が他の人より乗り気な理由はそういうことである。
「…………そして、村の利用による報酬も大量のおみくじ券に使うと」
「うん」
「………………今、アリスは本気で呆れています」
この後、村人全員にそのあたりの話をしたけど、全員とも呆れていました。
自分の分の報酬だし、夢を追うのは自由だからと、生暖かく送り出されることとなりました……絶対に当てて見せる。
ロポンギー:【サモナー】
桃色アリス:【武闘家】
新たな冒険が始まらなかった。
あ、次回からは時間が飛んでイベントからスタートです。




