アントホーム・奥です7
光の粒子になった真アンセスタークイーンアントは、その光を散らすことなく、そのままヒメに吸収されていった。そしてその場には1つの珠が残された。
『白虎が眷属を召喚可能になりました。
白虎の眷属数は4体になります』
『職業:冒険者がLv69になりました。
盗賊がLv50になりました。
盗賊がLvMAXになりました。
剣士がLv50になりました。
剣士がLvMAXになりました。
武闘家がLv47になりました。
戦士がLv50になりました。
戦士がLvMAXになりました。
魔法使いがLv50になりました。
魔法使いがLvMAXになりました。
鬼人がLv18になりました。
????の勇者がLv10になりました。
狙撃主がLv32になりました。
獣人がLv8になりました。
職業:盗賊、剣士、戦士、魔法使いがLvMAXになったので狂人、魔術師、ローグ、重戦士を有効化します。 』
『スキル:気配察知(魔物)Lv1 気配察知(人)Lv1 ヘイトLv1 強射Lv1 獣の一撃Lv8 咆哮 対獣威力上昇Lv1を習得しました。
スキル:剣術LvMAX ためるLv2 アクアLv2 鬼化Lv4 反動半減Lv9 ブレイクショットLv5 魔眼耐性Lv3 光耐性Lv2 分裂弾Lv4を習得しました。 』
『条件:スキル『剣術LvMAX』 職業『剣士LvMAX』『剣闘士Lv1』『戦士LvMAX』を達成しました。
スキル:真剣術Lv1を習得しました。
条件:スキル『ヘイトLv1』『堅硬防御Lv1』 職業『重戦士Lv1』 を達成しました。
スキル:堅硬防御Lv2を習得しました。
条件:スキル『剣術LvMAX』『二刀流Lv1』 職業『盗賊LvMAX』を達成しました。
スキル:双剣術Lv2を習得しました。 』
『スキル:火吸収Lv3 水耐性LvMAX 土耐性LvMAX 雷耐性LvMAX を習得しました。
スキル:風吸収Lv3 水吸収Lv1 土吸収Lv1 雷吸収Lv1 闇吸収Lv2を習得しました。 』
「ぐあああああああああああああああああ!!」
久しぶり、というか、白虎を喰った時と同様に走る全身の痛みに意識が飛びそうになった。俺今回直接は喰ってないのに…。
「メイ! 大丈夫!?」
「攻撃を受けていたの? ヒール5」
俺の体をマナの放った光がつつむ。それでも痛みはなくならなかった。まあダメージではないわけだからな。
「だ、大丈夫、だ。少し、たて、ば、治る」
できるだけ声を上げないように苦しみに耐えた。
それから1分もすると、痛みは完全になくなった。
スキルが大量に手に入ったことで試したいという気持ちもあるし、それ以前にいろいろありすぎてついていけてないし、その前にヒメがどうこうとも書いてあったしともうわけがわからない。
ただでさえわかってないことが多いのに、いっぺんにこうもいろいろ起きないでほしいな。
「ふぅ、すまん。心配させたな。あんまり強い敵を倒すとどうも今みたいなことになるらしいんだよ」
「よかった無事で。毒でもくらったんじゃないかって心配したんだよ」
「毒に関して言えば毒無効ってスキル持ってるからたぶん大丈夫。よっぽどじゃなきゃな」
そんなことを話していると、ヒメが、アンセスタークイーンアントが消えた後に残された真っ赤な珠を口にくわえてやってきた。そういやスキル以外にもそれもあったっけ。問題が多すぎる…。
「あーヒメ、お前ダンジョンコア壊しちゃったからその代わりに持ってきたのか?」
別にヒメを怒る気はないから若干あきれたようにヒメから珠を受け取ってその頭をなでる。気持ちよさそうにしてるな。その時、なんとなく鑑定でその珠を調べてみた。
『ダンジョンコア:
所属:アントホーム』
うん、なんかもう…。
「ヒメ、お前さっき何壊したわけ?」
「どうしたのメイ?」
「ヒメが持ってきた珠だよねそれ? えっとなになに……ダンジョンコア?」
マナも鑑定したらしい。固まってしまった。正確に言えば全員が固まってる。さっき壊したのなんだったわけ? そんな疑問でいっぱいなんだろうな。
「…まあダンジョンコアをゲットできたしいいってことなのか?」
「壊れてなくなってないならいいんじゃないの…かな?」
「まあいいってことにしようよ。どうする?あそこになんか扉出来てるけど…」
よく見ると奥の壁に扉があった。さっきまでなかったからたぶん倒したことで現れたんだろうな。
「行ってみるか」
俺たちは扉の奥に進んでいった。
扉の奥には特にこれといったものが何もなかった。
転移の魔法陣があるだけだ。たぶん本来ならばダンジョンコアもここにあったんだろうが、今は俺のアイテムボックスの中にある。
ここのダンジョンではボスがダンジョンコアを吸収したことで力を増そうとして先にゲットできちゃったけど、ほかのダンジョンでも同じような感じだったらいやだな…。
俺たちは部屋の中の転移陣を利用してダンジョンの外に出た。
ダンジョンの外に出たら外は朝だった。どうやら一晩で16層以降はなんとかなったようだ。
朝ということもあるのかかなりたくさんの冒険者が転移陣を使ってダンジョンに入っている。そして多くの冒険者が呼び込みをしている。
でも出てくる冒険者には特になにもないらしい。からまれたりすることなく街のほうに向かうことができた。
街に入り、ギルドにいくと、やっぱり多くの冒険者がいた。依頼を受けるために来ているのだろう。よく考えてみれば朝にギルドに来るのは初めてだったので新鮮だ。
普通の冒険者は朝にギルドに来て、依頼を確認し、受ける依頼を決めたらそれに合った階層に行ってお金を稼ぐのだろう。俺たちはそんなこと一切してなかったな…。
忙しそうに働く職員さんたちに迷惑をかけるのもなんか嫌なのでギルド内部にある椅子のあるスペースで休むことにした。まあ30分くらいしたら多少はすいてくるだろう。
30分後、想像以上に出入りする人が少なく、あまり人が減っているようには見えなかったが、受付は少し落ち着いてきていた。
「じゃあいくか」
「これなら待たなくてもよかったんじゃないの?」
「人少しくらいは減ると思ったんだけどな…。想像以上に減らなかった」
「けっこうただ単に世間話をしに来てる人も多いみたいだね。私たちがここにいても全然おかしく感じないし」
「まあいいじゃん。さっさと終わらせてご飯食べにいこ」
「すぐに帰れるものなのか?」
「うーん、すぐには帰れないと思うなー。どこかの露店でかるくつまめるものを買えばいいんじゃない?」
「たしか門の近くにあったな。先買っていくか?」
「それなら先に買ってきたらよかったんじゃない? もう先に用事済ませようよ」
なんか話が永遠にループする気がしたからもうこの話は終わりにして俺たちは受付に向かった。
「お疲れ様です。今日もギルドマスターに御用ですよね? すぐにお連れします」
なんか何も言わなくても察してもらえた。そして異様なまでに笑顔でした。なんか怖いくらいに…。
1分も待つと、すぐに受付嬢さんが戻ってきた。そのまま奥の部屋に案内される。3回目にもなるとだいぶ慣れてきた。
ただ、人が多いので何事か? と遠巻きに見ているギャラリーも多いので変な噂が立たなきゃいいな…。
どうもコクトーです
『刈谷鳴』
職業
『ビギナーLvMAX
格闘家 LvMAX
狙撃手 LvMAX
盗賊 LvMAX
剣士 LvMAX
戦士 LvMAX
魔法使いLvMAX
冒険者 Lv69/99
武闘家 Lv47/60
薬剤師 Lv35/60
鬼人 Lv18/20
????の勇者Lv10/??
狙撃主 Lv32/70
獣人 Lv8/20
狂人 Lv1/50
魔術師 Lv1/60
ローグ Lv1/70
重戦士 Lv1/70
剣闘士 Lv1/60 』
今回はほとんどレベルアップがメインでした
べ、別に文字数稼ぎなんかじゃないんだからね!!?
はい。
誰も得にならないツンデレでした。
ではまた次回




