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動龍の若木です2


「私、伝令役兼調整役として任を受けましたミニフォレストドラゴン。どうぞよろしく」


 俺の魔力を大量に吸った動龍の若木の幹に開かれた魔法陣。そこから現れたのは五十センチほどの小さなドラゴンだった。蜷局を巻いて木の根元に降り立ち、二本の腕を上げて何もしないとアピールしながら名乗りを上げる。


「そちらの人間がメイさんでよろしいか? おっかないのもいるみたいな感じですが……」


「俺がメイであってるよ。守護龍様の配下のドラゴンでいいのか?」


「はい。まだまだ若輩の身ですがこの度、連絡係を仰せつかった次第」


『そのことを示す証拠などはありますか?』


「これは手厳しい、おっかない。残念ながら物としては何も受け取っておりませんが、伝言は預かっております」


『聞きましょう。信じるに値せぬと判断した場合、敵とみなして捕縛します』


「アンナ、警戒してくれるのは助かるが殺すなよ」


『はい。ですので捕縛なのですよ。ドラゴン種とは言えこの者はまだまだ若い。というか若すぎてそこらのアントたちにも勝てないほど』


「私レベル1ですからね。しかもドラゴンの中でもよわよわのミニドラ種。アントから進化していたら負けますよ?」


「なんでお前はお前でそんな強気なんだ、ダメな方に」


「そもそも私が抜擢されたのも弱く、小さく、抵抗力も低い。そのためこちらの木の力を利用して移動するのに必要な魔力が少なくて済むからなのですよ。一応こちらの木が順調に育つための一助になれるのもありますが」


「でもお前一体で転移できないよな? 俺の回復能力であれだけ魔力を持ってかれるんだから」


「当然です。私だけで移動しようと思ったらどれだけの時が必要になることか……。時が経ち、成長、進化したらさらに遠くなりますから永遠に来ないかも」


『はぁ……。それで、伝言とはなんです?』


「はいはい。まずはこの木が問題なく成長できる環境づくりお疲れさまでした。一応ある程度まで成長することができればそこからの成長は穏やかになります。どこかのタイミングでもう一段階成長することになりますが、苗木からの成長と異なり周囲の栄養を吸いつくすほど急激に育つことはありません。こちらに置いていただければ私が日々栄養を注ぎます」


「俺から魔力をガンガン持っていったのは仕様通りでいいのか? 俺の代わりに根を通じて大地から持っていくことがあればだいぶ怪しい感じだが」


「森林龍王様はあやつからならちょっとくらい魔力を回収しても問題ないだろうと呟いておられましたね」


「確信犯な。よくわかった」


 ミニフォレストドラゴンからの密告もあって、次に会った時に少し『龍殺しのブレス(いたずら)』でも仕掛けてやろうと心に誓う。

 この場に置くとなるとアンナ、そしてその配下のアントたちと仲良くやっていってもらわないといけないし、いろいろと話をつめてもらうことになった。ここで生活するからにはアンナの配下として過ごしてもらうことになる。アントたちとはまた別扱いにはなるが、下手に地上に出られてもそこらに残っている一般魔物に負けそうだし基本はこの地下空間にいてもらうことになるだろう。


『私も鬼ではありませんが、微々たる栄養を木に与え続けるだけの存在を置いておくつもりはありません。自分が食べる分もあるのですから、アントたちと奥の畑の管理を手伝いなさい』


「それくらいならば構いません、これからどうぞよろしく」


『ええ、よろしくお願いします』


 アンナも警戒を解いてミニフォレストドラゴンと握手を交わす。こうして、動龍の若木のための秘密の地下空間に新たな仲間が加わったのだった。



どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40)舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv23/?? 大鬼人 Lv26/40

 上級獣人Lv18/30   魔人  Lv15/20 

 探究者 Lv42/99   狙撃王 Lv15/90

 上級薬師Lv10/80    上級龍人Lv4/30

 死霊術師Lv24/100   アーマーナイトLv1/99

 剣闘騎士Lv1/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

先週はすみませんでした。インフルにやられまして…39度まで行ったのはいつ以来だろう…


ではまた次回

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