17話 運営からのメール
15話からチャット回に続いた方が、話の流れ的にいいので、チャット回を16話に変更しました。
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【お知らせ】
運営からのメールを受信しました。
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――――は? 運営からのメール?! 何で急に……。
【お知らせ】の内容に困惑していると、視界の端にメールのアイコンが現れ、【1】と数字が表示された。
どんな内容にせよ、運営からのメールを見ないわけにはいかない。俺はメールボックスを立ち上げ、受信したメールの内容を確認した。
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こちらのメールは、3系統以外のパートナーを持つプレイヤーの皆様全員に、送信させていただいております。
まず初めに。
卵が孵化するまでに貴方がとった行動により、3系統以外のパートナーを得るに至りました。
《特殊クエスト》のクリア、おめでとうございます。
今回、メールを送らせていただいたのは、3系統以外のパートナーを得たことで、迷惑行為の被害に遭う可能性についての注意喚起になります。
ストーカーなどの迷惑行為に関しましては、こちらで発見次第、注意またはアカウント剥奪を含む処罰を行なっていきます。ですが、盗撮まではこちらですべてを把握するのは難しいため、各自で対策をお願いいたします。
システム内にある設定にて、撮影に関する設定が変更できます。
《手順》
システム→設定→撮影
また、パートナーの系統やタイプなどの情報につきましては、秘匿の必要はございません。卵が孵化するまでにとった行動につきましても、同様です。
パートナーの系統の取得条件は、このメールが送信された時点で変更となりました。
これは、貴方自身が考えて行動した結果を、安易なものにしないためであり、パートナーとの出会いは一期一会であるべきだという考えからの処置です。
ご理解いただけますようお願いいたします。
最後に。
貴方のためだけに生まれてきたパートナーとともに、『Another World -Online-』の世界を楽しんでください。
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なるほど。盗撮対策か。…まぁ、確かに3系統以外のパートナーがいたら、思わずスクショしたくなるのは分かる。
だって俺のパートナー可愛すぎるし。
チラリ、と子供たちに目をやれば、俺と目が合ったルシエルがにっこりと笑った。
――――可愛い。
ついつい手が伸びて、2人の頭を撫でる。頭を撫でられるが気持ちいいのか、ルシエルたちは目を細めて笑った。
――――パートナーとの出会いは一期一会、…か。
メールに書かれていた一文。
確かにそうだし、そうあるべきだ。
俺の行動の何が【系統:天使】に繋がったのかは分からないけど、パートナーの系統の取得条件が変更されるのは、いいことだと思う。
誰かの行動を真似して珍しい系統を得ても、その子を自分だけのパートナーだとは思えない。少なくとも俺は。
…まぁ、俺がそんな風に思えるのは、この子たちを得たからかもしれないけどな。




