表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/35

エピローグ そして幸せに暮らしました・・・というわけにまだいきません。(頑張ります。)

最終回です。

ご愛読ありがとうございました。

あのさ…おっさんたちなんで私と美形年下武人殿下との甘い生活を邪魔するのさ。


私は今王宮でなくてイアルダスで暮らしてます。

イアルダスの屋敷がカササダ竜騎兵団のたまり場なの忘れてたよ。


じいちゃんはこの間の事件のあとしばらくぎっくり腰で寝込みました。

おっさんたちがこれを機会に私を正式にカササダ竜騎兵団の棟梁姫ついたってのたまってましたが環境かわってません。


「セツラ気にするな。」

美形年下武人殿下が私を本日も赤ちゃん抱っこして言った。

カササダ竜騎兵団のおっさんたちがその様子を生温かい目でみている。

いや正確には屋敷の廊下から天竜の上から私と美形年下武人殿下のラブシーン覗かないでよ!


私が王都からここにいる理由はカササダ竜騎兵団の棟梁姫ということをこれ以上世間に知られないようになんだ戦闘能力まったくないしね。

だから精鋭の竜騎兵がたまってるカササダ竜騎兵団の本拠地にいるわけだし。


美形年下武人殿下との関係ですか?

来年結婚予定です。

ええ、アースリース国王陛下が帰ったらハブータエ皇女殿下に落とされてたんです。

メイーセント聖騎士団長が婚約者と暗躍したらしいです。


幸せそうだったからいいか。

なんかつきもの落ちてたし。


カーラアスト王太子殿下はまだまだあきらめてないみたいですが。

私が好きな人は美形年下武人殿下なのであきらめてもらいたいです。


美形年下武人殿下がチエアイス武王国との国交正常化の功績が認められました。


その褒賞に私との結婚を申し出たみたいで欲がないって大評判です。

記者がウロウロしておっさんどもに追い返されてました。


「セツラ直売所に行こう。」

美形年下武人殿下がそういって私を抱えたままうろうろしだした。

「うーんイグサさんそっくりな状況だよな、カオラさんよくかかえてたしな。」

おっさんの一人がやっぱり覗きながらそういってるのが聞こえたよ。

「うん、そうだよねイグサはんがこの国にとどまるって聞いた時頭たしかかって思ったよ。」

もう一人のおっさんが言った。


そうなんだじいちゃんもお祖母ちゃん抱えてたんだ。

抱え込むのがカササダ竜騎兵団の団長の資格保持の条件なのかな?


「気にするなセツラ行こう。」

美形年下武人殿下がそういって抱え込むように私を抱きしめて歩き出した。

「いい加減おろしてください太りました。」

だって歩かせてくれないし痩せた体重も戻りすぎたよ。

「良い傾向だ。」

にこっとわらっておろす気が全然ない美形年下武人殿下のようです。

ついでにキスしないでもらいたいです。


結婚式の前にお腹が大きくなったらどうするのさ。

もちろんキスで妊娠するなんていくら私でもおもってませんよ。

あんなことやこんなこと…ああなんか恥ずかしい。


「直売所はいいですが王都の方の仕事もしてくださいね。」

ヤヒコ事務員さんがぬっと顔をだした。


い、いつのまにきたんだ?


「アーウィングがいるだろう。」

美形年下武人殿下が不機嫌そうに言った。

「あれは副団長です、あくまでもあんまり来ないと私が団長になってセツラさんと結婚いたしますよ。」

ヤヒコさんが言った。

「近いうちに行く。」

渋々美形年下武人殿下が言った。


まだまだヤヒコさんには勝てないようです。


「お待ちしてます。」

よくわかんない笑みでヤヒコさんが答えた。


直売所のほうはチエアイス武王国をはじめ国内もですが外国も問い合わせがあります。

オレゼアヒ魔法国からもあったのでこれを機会に国交正常化を図ってもらって(もちろん国の上の方の人にです。)美形年下武人殿下がお母様と再会できるといいなっておもいます。

私もお義母カア様に結婚の挨拶したいしね。

ハブータエ王妃様いまだ美形年下武人殿下と私がつりあってないっていってるらしいし。

本物のほうに挨拶しますよ、いつか。


国交正常化すると王宮方面がごたごたありそうですが…知らないよ。


アサギはまだ婚約してません。

お姉さまみたいな行き遅れになってしまいますわって失礼だよアサギさん。


それにお姉ちゃんはきちんと来年この美形年下武人殿下と結婚するんだからね。


カラさん、カーラアスト王太子殿下にも邪魔させないんだから。


「セツラ。」

美形年下武人殿下が呼んだので自分からしがみついてやったら抱き込みが激しくなった。


「店長、今回の仕入れのリストです。」

ルレーアスさんが廊下を何か持って歩いてきた。

直売所手伝ってもらってます。

私とセシルーシャ姫の証言のおかげで大した罪にならなかったんです。

ほおっかぶりおばさんたちは…まあ生きてますよ収監されて生涯出られないみたいですが。

ここに来て以来なんか生き生きしてるんだよねルレーアスさん。

側近さんもたいした罪にならなかったので来年出てくるらしいし。


でも美形年下武人殿下の独占欲はルレーアスさんがチエアイス武王国からだされて留学とかいう名目でアイルパーン竜騎国に来て以来なんだよね。

べつにあの人と私なんともなかったんだけどね。

許嫁としては気になるらしい。


「オズワルト殿下大好きだよ。」

不安なをだきしめて言った。

「セツラ、私も心より愛している。」

美形年下武人殿下がそう言って私に苦しいくらい熱い大人のキスをした。


いろいろあったけど幸せになります。

そして直売所も増やして商売繁盛するように頑張るんだ。


イアルダスの直売所見かけたらよってください。

新鮮な特産品を適正価格で販売しております。

日替わりのお惣菜も人気ですよ。

御来店お待ちしております。

長い間ご愛読いただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ