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ついにじいちゃん登場!(腰大丈夫かな~?)

じいちゃんが来た。

この状態何とかしてよ。


「セツラ、なんだ、オズ坊に抱き込まれてるんか?オズ坊、離しやがれ。」

じいちゃんが言った。


今日は眼光鋭くきちんと立ってるじいちゃんだ。


「イグサ老、私はセツラの許嫁です。」

美形年下武人殿下が言った。


今、カササダ竜騎兵団の詰所で美形年下武人殿下の膝の上に抱き込まれてるところだよ。


最近、離してくれないんで、直売所いけないんだよね。


「イグサ団長!」

嬉しそうにアーウィングおじさんが駆けてきた。


アーウィングおじさんってじいちゃんの大ファンらしいからね。


「アーウィング、コノヤロー、髭なんぞ伸ばして大きくなったな♪」

じいちゃんがそういってアーウィングさんの頭を撫でた。


「イグサ団長!やめてくれよ!」

アーウィングさんがどこか嬉しそうに言った。


「オズ坊、おまえ、何してる?セツラをまもれねーならやらんぞ!」

じいちゃんが言った。


「イグサ老、セツラは護る。」

美形年下武人殿下が言った。


「じゃ、何で、セツラが国王や王太子はては、お前を惑わす悪女って言われてるんだよ、ヤヒコ、そうだよな。」

じいちゃんがあとから入ってきた、ヤヒコさんに言った。


そういや、ヤヒコさんって、エルフだって聞いたことがある。


わかく見えるけど、実は、じいちゃんと

おなじくらいかな?


というか、エルフなのになんで事務員してるんだろう?


「ええ、ハブータエ皇女殿下に策士がいるらしく、素晴らしいスピードで広がってます。」

ヤヒコさんが言った。


「ハブータエ皇女殿下がそんなことをしたのか?」

美形年下武人殿下が言った。


「メイーセント・キリヌア・チリアエシ、オダーウエ聖騎士団、新団長がなにか策を講じたようです。」

ヤヒコさんが言った。


「…最近、ここにこもりきりだそうじゃな。」

じいちゃんが言った。


「半径10キロ近づくなと言われたので、ここが限度です。」

美形年下武人殿下が言った。


うん、私が部屋に帰ろうとしないから、

ここにいるんだよね。


「それを理由にセツラとここにこもったわけか、オレゼアヒ魔法国の高官がチエアイス武王国の首都に向かったという情報をえた。」

じいちゃんが言った。

「アーウィング、ウタシロに確認を!」

美形年下武人殿下が言った。

「アーウィング副団長、チエアイス武王国で、国王ラルーナが結婚するという噂です。」

ヤヒコさんが言った。


「どうして、それを?」

アーウィングさんが言った。


「僕と同じエルフが相手だからです、剣の一族のエルフなのですが、エルフ一の美貌の…華奢でか弱い、押しの弱い子なのですが。」

ヤヒコさんが言った。


「エルフがチエアイス武王国につくということか?」

美形年下武人殿下が言った。


エルフって戦闘民族だもんね。

剣の一族なんか最強クラスだし。

か弱い華奢なエルフって想像つかないな。


魔法の一族ならともかく。


「もし、本当に嫁ぐならば、そうなります、僕は弓の一族なので知り合い程度ですが。」

ヤヒコさんが言った。


「せっかく、おまえをたらしこんで、弓の一族はアイルパーン竜騎国よりなのにな。」

じいちゃんが言った。


「あくまで、噂ですけど。オズワルト殿下にチエアイス武王国との縁談が再浮上する可能性があると言うことです。」

ヤヒコさんが言った。


「…それは…アーウィング、情況を確認しろ。」

美形年下武人殿下が私を下ろして言った。

「わかりましたぜ、団長。」

アーウィングおじさんが礼をして足早に去っていった。


「イグサ老、セツラをあずかっていただきたい。」

美形年下武人殿下が言った。


「…セツラ、イアルダスにかえるぞ、オズ坊、早く来ないと、セツラはやらんからな。」

じいちゃんが言った。


「…セツラ、すまない。」

美形年下武人殿下がなぜか謝った。


い、いったいなんですか?

その悲壮感?

なにする気なのさ?


「セツラ、帰るぞ。」

じいちゃんも妙に真面目に言った。


ね、いったいどういうわけなのさ?

美形年下武人殿下、国民の幸せのためにブツブツってなに呟いてるのさ。


あいかわらず、ナゾツンだよ。

美形年下武人殿下は!?

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