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相手の感情が効果音でわかる伯爵令嬢は、パッパラパッパッパー! とラッパ音を響かせる鬼公爵に戸惑う

作者: たこす

こちらは作品の都合上、効果音がたくさん出てきます。

お見苦しいかと思いますが、あらかじめご了承ください。

 パッパラパッパッパー!



 セシリーは困惑していた。

 なぜなら目の前にいる婚約者エドワード・カイゼル公爵が睨み付けるように彼女を見つめながら、そんな効果音を発していたからだ。


 例えるならばラッパのような音である。

 羊飼いたちが吹く音にも聞こえる。


 その効果音の意味を、セシリーは知っていた。



(喜んでる。これはものすごく喜んでる音だわ……)



 しかし公爵邸のホールで彼女を出迎えたエドワードの表情は冷たい。

 冷酷な目で彼女を見つめている。

 本当に喜んでいるのかと思える顔だった。


「あ、あの……」


 声をかけると、パッパラパッパッパー! という効果音はさらに増した。


「お、お初にお目にかかります。ガードランド伯爵家の長女、セシリー・ガードランドです……」

「……エドワードだ」


 エドワードはラッパの音を鳴らしながらつぶやくように言った。

 正直、効果音の方が大きくて聞き取りづらい。


「この度は私のような者を迎え入れてくださり、ありがとうございます」



 パッパラパッパッパー! パッパラパッパッパー!



 いい加減うるさい。

 よほど嬉しいのだろうか。

 しかしエドワードの表情からは喜びは一切感じられなかった。


「長旅で疲れただろう。客間に案内するからそこで休め」

「お気遣いありがとうございます」


 エドワードが声をかけると、すぐにメイドが姿を現わした。


「どうぞこちらに」

「よろしくお願いします」


 セシリーはメイドに案内されて客間へと向かった。



     ※



 セシリー・ガードランドには特殊な能力がある。


 それは自分に対する相手の感情が効果音でわかるというものだ。

 どんなウソをつかれようが、どんな表情をされようが、効果音一発で見抜いてしまうのである。


 しかしそれは自分に向けられた感情しかわからず、例えば友人から「彼が私に好意を寄せてるか教えて欲しい」と言われてもできない。


 さらに効果音の種類が複雑で、たまに何を考えてるかわからないこともある。

 先だっては、旅の行商人が宝石の類いを大量に売りに来たのだが、セシリーがやんわりと断ると



 激おこプンプン丸!



 という謎の効果音を発して帰っていった。

 いまだにその意味がわからないでいる。



 なにはともあれ、セシリーは昔からそうやって相手の感情を読み取って生きてきた。

 中にはあまり良い感情をもたれないこともあったが、慣れてしまえばどうということはない。

 波風が立たぬよう、穏便に接していった。



 今回の公爵家の縁談も、きっと良い感情は抱かれないだろうと思っていた。

 エドワード公爵は冷酷で残忍な鬼公爵と呼ばれている。

 三十歳ながら端正な顔立ちで、黙っていればため息が出るほど美しいのに、話すときの表情はまるで鬼のように恐ろしいのである。


 そのため、極端な人嫌いという噂がたっていた。


 現に先ほどセシリーが初めて相対したとき、エドワードは睨み付けながら出迎えていた。

 ラッパの効果音がなければその場で逃げ出したいくらいの迫力だった。

 自分の能力には全幅の信頼を寄せているが、それでも自信を失ってしまう。


(あの顔は本当に喜んでいたのだろうか……)



 不安になりながら客間に案内されるセシリーの耳に、メイドたちの声が聞こえてくる。


「ほら、新しい婚約者様よ」

「今回はどれだけ持つかしらね」

「この前は三日間だったかしら」

「あら、二日間よ。夜のうちに帰ったんだもの」


 聞こえるように言ってるのではないかと思える声量だった。

 同時にワクワク、ワクワクという効果音も聞こえてくる。

 嫌味を言ってるのではなく、純粋に楽しみだという感情のようだ。



 セシリーのいるアルタイル王国は古くから結婚前に婚約者の屋敷に滞在して相手を見定めるという風習がある。

 婚約が決まった段階で妻となる者が夫となる者の屋敷に住み、よければ結婚、悪ければ破談となるのだ。

 家柄ではなく個人の感情を優先させるこの国の文化はよその国では珍しいもので、そのためアルタイル王国では女性の権限のほうが強いとも言われている。


 貴族の間で厳格に決められた風習だが、今では庶民の間でも広まり、『同棲』という名称が確立されている。

 離婚率が低いのもこの国の特徴だ。



 今回セシリーが嫁ぎ先としてやってきたカイゼル公爵家も、以前から何人もの花嫁候補を招き入れていた。

 しかし誰も長続きはしなかった。


 公爵家の当主エドワード・カイゼルの顔が怖すぎるのだ。


 婚約者のためにとエドワード自ら狩ってきたイノシシを見て、その場で逃げ出した令嬢もいたという。

 鬼公爵と呼ばれる彼が血まみれになりながらイノシシを担いでいたら、誰だって逃げ出すだろう。


 今では「人嫌いの公爵が令嬢を追い出すためにわざとやったのではないか」ということになっている。




 セシリーは客間に案内されると、ホッと一息ついた。


 これから数日、長くて1年はここに住むことになる。

 その間にエドワードの人となりを見定めなくてはならない。

 今後一生付き合うことになるかもしれないのだ。慎重にならなければ。


(でも感情が読めなすぎる……)


 嬉しい感情は聞こえてくるのに、睨み付けてくるとはどういうことだろう。

 セシリーは先行きが不安だった。



     ※



「寒くはないか?」


 エドワードが客間にやってきてそう尋ねたのは、セシリーがやってきて三時間後のことだった。

 正直忘れられてると思っていたセシリーは、ソファーから立ち上がって頭を下げた。


「いえ、寒くはないです」


 相変わらずパッパラパッパッパー! という効果音が聞こえてくる。


「10月とはいえ、ここは寒冷地だ。寒かったら無理せず言え」


 鬼公爵という名からは程遠いほど紳士的な対応だ。

 見た目は怒ってるようにも見えるが。


「あ、ありがとうございます」


 礼を言うと、エドワードはブオー! とホルンの音を奏でた。


(あ、照れてる)


 表情はまったく変わってないのに、感情だけが激しく移り変わっていく様がセシリーにはおかしかった。


「次は夕食時に迎えに来る。それまでゆっくりしていろ」

「はい」


 ブオー! という音を発しながらエドワードは退室していった。



 夕食も相変わらずエドワードは無口だったが、効果音だけがセシリーの耳に届いていた。


「このお肉、すごく美味しいです」


 そう言うと、ラッパの音がさらに激しくなった。


「それは今日、私が狩ってきたイノシシだ」

「今日?」

「狩りは得意だからな」


 セシリーは思わず全身血まみれになりながらイノシシを抱えるエドワードを想像してしまった。

 どうやら噂は本当だったようだ。

 目の前に差し出さなかっただけ、学習したのかもしれない。


「もしかして、私を出迎えたあとにお一人で?」

「……私には他に贈れるものがない」


 道理で三時間も客間で待たされたと思った。

 セシリーはエドワードのもてなしの気持ちに触れて胸が詰まった。


(ああ、この方はこの方なりに精一杯もてなそうとしてくれてるのだわ)


 そう思うと夕食の料理がさらに美味しく感じられる。


「こんなに美味しいお料理は初めてです」


 セシリーがそう言うと、エドワードはブオー! とホルンを鳴らした。





 それから一週間滞在してわかったことがある。


 エドワードは見た目も怖く言葉少なだが、とても愛情深い男性だと言うことだ。

 セシリーが少しでも肌寒そうな様子を見せていたらすぐにガウンを持ってきたり、暇を持て余していたら大量の本を持ってきたりしてくれた。


 しかし当の本人はほとんどしゃべってくれない。


「これを着ろ」だの「これでも読め」だのごく短い会話で終わってしまう。

 しかも睨み付けるように言うものだから、怒ってるようにも見える。

 おそらく過去の婚約者たちもそれが怖くて逃げ出したのだろう。


 しかしセシリーには彼の派手な効果音がセットでついてくるので怖さは感じなかった。

 むしろ冷酷な目をしながら軽快なラッパ音が鳴り響くものだからおかしくて仕方なかった。


「ありがとうございます」


 お礼を言うと決まってラッパの音が鳴り響いた。



     ※



「君は私が怖くないのか?」


 ある日、二人で山道を散策していると、エドワードが尋ねてきた。

 普段は公務で忙しいのだが、暇があれば外に連れ出すエドワード。

 セシリーも景色を見ながら歩くのが好きなので、彼が誘うと喜んでついて行った。


「え?」


 歩きながら顔を向ける。

 エドワードもおそらく言うべきか迷っていたのだろう。


 ドキドキ、ドキドキ、という効果音が鳴り響いている。


 セシリーは睨み付けるような表情をしているエドワードに笑って見せた。


「ふふ、怖くなんてありませんわ」

「なぜだ? 私は自分で言うのもなんだが、感情を表に出すのは苦手でどうしても相手を睨み付けてしまうのだ。よそで鬼公爵と呼ばれているのも知っている」

「だってエドワード様はとても紳士的で優しい方ですもの」


 とたんにピーッ! とお湯が沸いたような音が鳴り響いた。


「や、優しい?」

「だって、ほら。こうして歩いてる時も私が足を踏み外さないよう、道の端を歩いてくださってる」

「それは自然とそうやって歩いてるだけで、意図的なものではない」

「それを無意識にやってるだけで、お優しい方です」


 ピーッ! という音からブオー! という音に切り替わった。

 音の大きさからして相当照れてるようだ。

 しかし案の定、エドワードの表情は変わらない。

 セシリーはそんな彼の腕をそっとつかんだ。


「ご安心ください。私は怖がったりしません」


 そう言うと、エドワードはパッパラパッパッパー! という効果音を放った。

 と同時に、モヤモヤーという効果音も聞こえてくる。

 どうやら不安な感情を抱いてるようだった。


 言葉少なくいつも恐れられていたエドワードは、人から怖がられないことに自信がないのかもしれない。

 いくら自分が「怖がらない」と言っても、信じてもらえないのだ。


(私の気持ちも、こうやってお伝えできたらいいのに……)


 セシリーは生まれて初めてそう思った。




 屋敷に滞在して二ヶ月が過ぎた。


 すぐに出て行くだろうと思っていたメイドたちも、セシリーがこれほど長くいるとは思わなかったようで、今では親しみを込めて「奥様」と呼んでいる。

 まさかあの鬼公爵の眼力を真っ向から受けて平然でいられる女性がいるとは。

 彼女たちにとってセシリーはまさに規格外の婚約者だった。もちろんいい意味でである。


「奥様、見てください。雪ですよ」


 メイドに言われてセシリーは暖炉の前で読んでいた本を閉じた。


「本当?」


 窓から外を眺めると、シンシンと雪が降っていた。

 道理で朝から寒かったわけだ。


 温暖な土地で暮らしていたセシリーは初めて見る雪に心が躍る。


「まあ素敵! 本当に真っ白い玉が空から降ってるのね!」

「この分だと相当つもりますね」

「雪だるまが作れるかしら」

「ふふ。そんな子どもみたいなことを言ってると旦那様に睨まれますよ」

「そんなことないわ。きっと一緒に作ってくれるはずよ」


 そう言いながら、あのエドワードが本当に雪だるまを作ってくれるだろうかと思った。

 無表情な顔で雪だるまを作る彼の姿を想像し、一人笑ってしまう。


「エドワード様は今、どちらへ?」

「旦那様は出かけてくると言って一時間前に出て行かれました」

「そう」


 いつもなら一言声をかけて出て行くはずなのに、今日は黙って行かれてしまったのか。

 セシリーはなんだかちょっぴり寂しかった。


「奥様に何もおっしゃらなかったのであれば、すぐに戻って来られますよ」

「ええ、そうね」



 しかし、エドワードはそれから半日たっても帰ってこなかった。

 もう少しすれば日が落ちてしまう時間だ。

 さすがに屋敷内も慌ただしくなった。


「どこだ? どこにもいないぞ?」

「外に出られたのは見てますが……」


 すぐにメイドや使用人たちが総出で捜索の準備に取りかかる。


 狩りが得意なエドワードは山の構造を熟知しており、ちょっとやそっとでやられるような人ではない。

 むしろ獣に襲われたら返り討ちにするほどの腕前だ。

 けれどもこの雪だ。

 何かあったのかもしれない。


 捜索の準備が進んでる中、セシリーは不安で胸がいっぱいだった。


 どうしよう。

 このまま帰って来なかったら。


 いてもたってもいられず、セシリーは言った。


「私も捜します! 連れて行ってください!」


 さすがに雪が降りしきる中に連れて行くわけにはいかない。

 使用人たちはすぐに首を振った。


「いえ、奥様はここでお待ちください。旦那様は我々で捜しますから」

「いいえ、捜させてください! お願いします!」

「どうかご理解ください。奥様に何かあったら私どもの首が飛びます」

「私から皆様に無理にお願いしたと言います! なんなら一筆書きますから!」


 押し問答の末、なんとか説得して捜索隊の一員に加わったセシリーは完全防備で捜索隊と一緒に屋敷を出た。

 雪はものすごい勢いでつもっている。

 ふわふわの新雪に歩き慣れないながらも、セシリーは懸命に捜索隊についていった。


「エドワード様ー!」

「旦那様ー!」

「どこですかー!」

「お返事をー!」


 皆で声を枯らしながら山道を歩いて行く。

 斜面から下を覗いたり、木々の間を目を凝らして見たりするが、エドワードの姿は確認できない。


「エドワード様ー! どちらにいらっしゃるのですかー!」


 セシリーは叫びながら不安と恐怖でいっぱいだった。


 もしこれで見つからなかったら……。

 どこにもいなかったら……。


 そう思うと涙が溢れてくる。

 まだ二ヶ月しか一緒に暮らしてないが、彼女の中ではエドワードの存在は大きくなっていた。


「エドワード様! お願い、返事をして!」


 日は沈みかけている。

 これ以上捜索を続けると、二次遭難になる可能性が出てきた。


「エドワード様、お願い! お願いだからお返事を……」


 懇願するように叫ぶと、かすかにパッパラパッパッパーという効果音が耳に届いてきた。


「エドワード様!?」



 パッパラパッパッパー パッパラパッパッパー



 セシリーはすぐさま音のするほうへと走り出す。


「お、奥様!?」


 捜索隊のメンバーも慌ててあとを追う。


「エドワード様! どこにいらっしゃるのですか!」



 パッパラパッパッパー パッパラパッパッパー



 ラッパの音を聞きながら向かった先には、小さな洞窟があった。

 そこに足をおさえながらうずくまるエドワードがいた。


「エドワード様!」


 セシリーは思わず飛びつく。


「よかった! 本当によかった!」

「うう……セシリー……」

「大丈夫ですか!? どこか怪我をなさったのですか!?」

「君の声が聞こえたと思ったら、急に会いたくなったんだ。よくここが……」

「エドワード様のラッパ音が聞こえたんです」

「ラッパ音?」

「とりあえず怪我の手当を」


 エドワードは捜索隊に抱えられながら屋敷へと戻った。

 どうやら雪で急斜面が隠れてて、気づかずに足を踏み外してしまったらしい。

 雪に埋もれる前に力を振り絞って洞窟に避難したという。


 医者を呼んで見てもらったが、幸い骨には異常はないようだった。


「捻挫でしょう。しばらくは歩けませんが、安静にしていればよくなりますよ」


 そう言って帰って行く医者に礼を言うとセシリーはエドワードにふくれっ面をして見せた。


「エドワード様! 本当に! 本当に心配したんですよ!」


 怒りながらも涙がこみあげてくる。

 エドワードは無表情ながらもシュンという効果音を放っていた。


「すまない」


 端から見るとまったく反省してないようにも見えるが、セシリーにはきちんと効果音が届いている。


「なぜ一人であんな場所に行かれたのです?」


 尋ねるとエドワードは懐から小指サイズの小さな水晶球を取り出した。


「これを君に渡そうと思って……」

「なんですの? これは」

「雪の水晶だ。この地方には初雪が降る時期にしか現れない幻の花があって、その実の部分にこれができるんだ」

「綺麗」


 透き通るような白い水晶で、中を覗くと虹色に輝いている。

 今まで見たこともないような美しい球だった。


「これをアクセサリーにして送ろうかと」


 セシリーはその言葉に涙を流した。


「もう! もう! もう! そんなものより、私はあなたのほうが大事なんです!」


 言いながら思わずその胸に飛びつく。

 とたんにピーッ! という効果音が放たれた。


「本当にすまない。心配をかけた」

「本当に申し訳ないと思っているのなら、お願いがございます」

「なんだ?」


 セシリーは意を決して言った。


「私をあなたの妻にしてくださいませ!」


 セシリーの言葉にエドワードは一瞬無言になるも、すぐにドンガラガッシャン! という音が鳴り響いた。


「……い、今、なんと?」

「ですから、私をあなたの妻にして欲しいのです」

「いいのか?」

「はい。セシリー・ガードランドはエドワード様の妻となることを望みます」


 それはこの国で結婚を承諾する言葉だ。

 つまりセシリーはエドワードを正式に受け入れたことになる。


 とたんにエドワードからゴーン! ゴーン! ゴーン! ゴーン! という鐘の音が鳴り響いた。


 今まで聞いたことのない効果音だが、嬉しいという感情は伝わってくる。


「ありがとう、セシリー」


 そう言ってエドワードはセシリーを抱きしめる。


「これからもよろしくお願いします、エドワード様」


 セシリーはそんなエドワードの胸に顔をうずめた。



     ※



 数ヶ月後。


 結婚式を迎えたセシリーはウェディングドレスに身を包んでいた。

 そしてその隣にはタキシード姿のエドワードがいる。

 エドワードからは相変わらずゴーン! ゴーン! という鐘の音が聞こえてくる。

 あとで知ったことだが、これは幸せを感じている時の効果音のようだ。


 式場では本物の鐘の音が鳴っていた。


 セシリーはその音を聞きながらエドワードに言った。


「エドワード様」

「なんだ?」

「この鐘の音が、今の私の感情です」

「……? よくわからないが、私も今のこの鐘の音と同じ気分だ」

「ええ、よくわかっております」


 セシリーはそう言ってエドワードに唇を寄せる。



 彼の身体から聞こえてくる効果音は、いつまでたっても幸せの音色を奏でていた。




おしまい

お読みいただきありがとうございました。


本当は「グッパオン!」とか「ズキュウウウン!」とか「メメタア!」とかジョジョ擬音を使いたかったのですが、使いどころが難しくてやめました(笑)

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