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22話目

22話目


 出来る限り加減しながら、しかしそれなりの痛みは与えられるほどの威力で目の前にいる男を殴る。殴るのは久しぶりで不格好であったが、顔面にクリーンヒットしてくれた。


「グボ!!!」


 男は抵抗する事も出来ず、倒れてしまった。

 天落はその様子を見て、ちょっとすっきりしていた。同じように騒いでいる奴らを殴れば寝れていないストレスが解消されてくれるのではないだろうかと、声がする方向へ歩いて行くのだった。


 騒がしい声がするのは、こっちか。


 聴覚を頼りに、どこに軍がいるのか歩いて探す。するとやはりと言うべきか、声がする方向に向かうほど人通りが増えてくる。

 

「なあ、こっちに軍がいるのか?」

「あ? そうだが、何しに行くんだ?」


 一応間違っていない事を確認するために、すぐそこにいたムキムキな男に話しかけた。するとやはりこっちで合っていたようだ。


「ちょっと黙らせに行くんだ」

「はぁ? 黙らせにって……グボ!!」

「まず1人目だ」


 何か喋ろうとしていたが、聞きたい事は無かったので殴り飛ばし、目的の部屋まで行こうとする。しかし、流石に周りに沢山の人がいたので殴り飛ばした瞬間全員が転落の方向を見て警戒し始めた。


「なにしてやがる!!」


 その中の1人が転落を拘束するために立ち向かってくる。酒をそれなりに飲んでいるように足元がフラフラだが、腐っても軍人なのだろう。それなりの速度でこちらに走ってきた。だが、それだけ酒を飲んでいるのに、そんな速度で走ったら転んでしまうだろう。


 男は何にも躓いていないはずなのに大きな音をたてながら倒れてしまった。

 便乗するように、天落に向かって走ろうとしていたしていた軍人はその音に驚きとまってしまう。


「何してんだよ」


 これが吉村が待ちに待っていた軍人だと思うと、がっかりしてしまう。想像ではもっと自制心が強く、力も強いと思っていたのだが。現実はそう言う訳では無かったみたいだ。

 だからこそ、ストレスが溜まっていく。


 なんでこの程度のやつらが、吉村たちを困らせているのか。下手に出なければいけないのは、こいつらではないのかと倒れた男の顔を踏みながら、イライラしていた。


「その足をどけろ! そもそもお前は誰なんだ!」

「はぁ」


 思わずため息をついてしまった。そんな質問をする暇があるなら、早く攻撃して来てほしかった。仲間が踏まれているのだから身を呈してでも助ければいいのに。

 とはいえ、酒飲んでどんちゃん騒ぎするしか能がない奴らだ。この程度なら答えてやろう。


「アトラス教 天落。お前らを黙らせる為に来た」


 


【麻薬求めてダンジョンに入りました!〜現実逃避してるヤク中は短剣片手に走り回る〜】をご覧いただきありがとうございます!!

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