55【少年漫画】明稜帝 梧桐勢十郎
かずはじめ先生の『明稜帝 梧桐勢十郎』で行ってみましょう〜!
かずはじめ先生というとMIND ASSASSINやLuck Stealerも好きなんですが、やっぱり一番は明稜帝 梧桐勢十郎!!
このインパクトが半端ないですね。
私、水害に遭って漫画本は全滅してるんですが、これは電子書籍で買い直したいと思っている作品です。
明稜高校の生徒会長 梧桐勢十郎がまぁ傍若無人で本当にめちゃくちゃ!
あり得ないほど強いくせに、弱いものにも容赦なく暴力を振るいまくるという酷い主人公(笑)
語り手はいじめられて転校してきた青木速太くん。
何故か生徒会に入る事になり、勢十郎にこき使われる羽目に……
でも勢十郎って短気で暴力的で卑怯で横暴ではあるんだけど、悪ではないんです。
信念を持たぬ者や歪んだ心の持ち主に、とにかく厳し過ぎるだけ。
一話一話に勢十郎の名言が入っていて、どれもこれも胸に響くものばかり。
「人の上に立つということは、人を踏み台にするということではない」
「この世で一番恥ずべき者は一生懸命生きている人間を笑う者だ」
などなど、勢十郎の言葉はグッと来るものばかりです。
ちなみに私、四天王の半屋くんが好きでした♡
喧嘩っ早くてちょっと孤独を背負った、でも義理人情には厚い半屋くん。
私の中では立ち位置的にベジータなんですけどね(笑)
主人公のライバル的存在で、でも完全な敵ではない一匹狼的立ち位置の人が好きなんですよ。
『今日から俺は!!』の中野くんや、『るろうに剣心』の斎藤さん、『AKIRA』の鉄雄くんなんかですね。や、まぁ鉄雄くんは異色ですけども。
結局いじめられていた青木速太くんも、いじめの現場を止められる強い男に成長……というより、いじめはいけない、止めるべきものだと当然のように感じるようになったんですね。
なんか、ジーンと来ました。
明稜帝 梧桐勢十郎は名作だなぁ……
よし、やっぱり買い直そう!




