18【小説】眠れるラプンツェル
そう言えば、小説を書くのを忘れていたっ!
という事で、今回は山本文緒先生の小説、『眠れるラプンツェル』です。
私、作家さんの中で山本文緒先生が一番好きで、全部読破しています。
ドラマ化されていた『ブルーもしくはブルー』なら、知っている人も多いのでは?
ブルーも好きなんですが、私が好きなのはやっぱりラプンツェル!
これねぇ、酒に酔った主人公(既婚者)がついエッチしてしまった相手が、マンションの隣にすむおじさん(既婚者)だったんですよ。
さらに主人公は、その人の血の繋がらない息子(中学生)に恋してしまうという……。
まぁ設定だけ聞くとドロドロですね。
実際ドロドロなんですけどね。
小説って非日常ですが、非日常の中にも実際に起こりそうなリアリティさが山本文緒先生の作品にはあります。
それが人を惹きつけるんでしょうね。
どれを読んでも、「どきっ」というか、「ぎくっ」とさせられる表現に出会います。
人の心に入り込んで揺さぶるのが、とっても上手いんですよ。
なので、好き嫌いがハッキリ分かれる作家さんじゃないでしょうか。
それとこの方、悲劇エンド、悲恋エンド、もやエンド、鬱エンドが結構多いです。
私がこれらを好むなのは、山本文緒先生の影響だろうなぁ。
ハッピーエンドも好きですが、読後感がズーーンと来るものも大好きなのです。
あ、あとラプンツェルは『あなたには帰る家がある』とリンクしているんですよね。
そっちもとっても良かった!
私も話をリンクさせるのが好きでよく書くのですが、山本文緒さんの影響ですね。
この二冊は本当に大好きな作品です。




