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カイリ様、お着替えをお手伝います!

バルグ邸に泊まることになったカイリ。お風呂に入れて貰い出るとそこには……。

何だかんだあったがゆっくりお風呂に浸かった後、脱衣所で服を着替えようとするのだけれども……。


「俺の服は何処?」


「こちらになります」


変態メイドの1人が俺にピンク色のワンピースを見せる。


「……ここに置かれてた下着は?」


「服と一緒に洗いに出したので、こちらになります」


もう1人の変態が純白と言えるような色を見せて来た。


「カイリ様のキレイなあんよんを保護する為に、靴下も用意したしました!」


そして最後の脚フェチ変態メイドがニーソックスを手に持ってる。


「えぇ〜っとぉ……普通の服を用意してくれる?」


「「「これ普通の服ですよ!」」」


「絶対違う‼︎」


つーかコイツら鼻息荒くしてるし!


「まぁまぁカイリ。みんなが用意してくれたものだから、着てあげなよ」


そう言って濡れているルルの身体をタオルで拭いているマナに対して、カイリは睨む。


「マナさん人事だと思って言ってるでしょ!」


「まぁ実際人事だからねぇ〜……。ルル、気持ちいい?」


「キャンッ!」


ルルが「気持ちいい‼︎」と言いたそうな鳴き声を上げた。


「〜〜〜♪」


プルンッ⁉︎


ファニーちゃんやプル太郎も「気持ちいい!」 と言ってふかふかのタオルで自分の身体を拭いている。


「カイリ様。それよりもそんな格好でいると風邪を引きますよ」


うっ⁉︎ そういえば裸のままだったんだ!


「そうですね。お風邪を引いてしまったら大変ですうよぉ〜」


「カイリ様、イヤイヤしないでニーソックスを履いて下さいねぇ〜」


「俺を子供扱いしないでくれるかなぁ⁉︎」


てかさっきよりも近くなってないかぁ⁉︎


「〜〜〜♪」


ファニーちゃんが俺の側にやって来ると、「可愛い服!」って言って来た。


「カイリ様、ファニー様が服に興味を持っていらっしゃいますよ」


プルンッ⁉︎


プル太郎も「服を着た方がいいんじゃない?」と言いたそうに震えた。


「プル太郎様も服を着て欲しいと仰ってますし……ねぇ?」


「いや…そう言ってない」


「キャンッ⁉︎」


ルルが「遊びたいよぉ!」と言いたそうな鳴き声を上げながら、足下にやって来た!


「ルル様もニーソックスを履いて欲しそうにしていますよ」


「いや…ルルは俺と遊びたいだけ」


てかこの人服を着て欲しいんじゃなくて、ニーソックスを履いて欲しそうにしてる!


「ハァ〜……わかりました。服を渡して下さい」


「カイリ様。私達が服を着させますので、そこに座って下さい」


「いやいやいやいや…そんな恥ずかしいんで自分で着ます!」


そう言ったら、何故か全員臨戦体制を取った!


「カイリ様は頑固ですね。こうなったら我々の総戦力を持って対応させて頂きます! 2人共行きますよ!」


「ガッテン!」


「我々の力をその身に刻ませましょう!」


変態メイド達はそう言うと俺を一瞬で囲んだ!


早いっ⁉︎ そんなことよりも!


「ちょっ⁉︎ ま…待って!」


「カイリ様、お覚悟を‼︎」


「覚悟って命を取る訳じゃ…うわあああああああああああっ!⁉︎」


こうしてカイリは3人の変態メイド達に着替えさせられてしまった上に、客間に連れて来られた。


「素敵ですよ! カイリ様!」


「我々が選んだかいがありました!」


「スカートの裾からチラチラ見えるあんよが眩しく見えますぅ!」


「いっそのこと殺してぇ…」


つーかスカートの丈が長くて裾を踏みそうになるんですけどぉ!


「キャンッ⁉︎」


ルルが「構って!」と言いたそうに吠えたので抱き上げた。


「俺の心の拠り所はルルだけだよぉ〜……」


「さっき裏切り者とか何とか言ってなかったっけ?」


「そんなこと忘れた!」


今はモフモフボディーを堪能したい! 決して現実逃避じゃないから、勘違いするなよ!


何て思っていたら、バルグさんがサシャさんを連れてやって来た。


「可愛らしい服を着させて貰ったのですね」


「お似合いですよ。カイリ様」


止めてサシャさん! 俺の心を抉らないでくれ‼︎


「そんなことより、カイリ様に突っ掛かっていたブンゼがここに来たと言う話をお聞きしましたか?」


「えっ⁉︎ 何それ初耳ですけど!」


「サシャ。カイリさんに心配掛けないようにする為に、言わないでおこうと話したばかりではありませんか」


「しかしバルグ様、このことは遅かれ早かれ知ることだと私は思っております。なので先に伝えました」


「う、うむ……」


バルグさんは悩んだような顔をした後、俺の方に顔を向ける。


「サシャさんが言った通り、ブンゼさんがここに来てカイリさんを出すように言って来ました」


「〜〜〜♪」


バルグさんの言葉にファニーちゃんが怯えた様子で俺の下にやって来る。


「大丈夫。心配いらないよ……それで結果的に追い返したって感じですか?」


「そうですね。カイリ様を出せと口うるさかったので、このことを商業ギルドに抗議すると伝えて追い返しましたよ」


「流石バルグ様ぁ! カイリの危機を救った優秀な主人様だぁ‼︎」


マナさんはそう言いながらはしゃいでいるところを、サシャさんが顔を鷲掴みにする!


「マナ…大人しくしなさい。カイリ様の前でみっともないですよ」


「は、はい。……わかりました」


マナさんは尻尾を縮こませながら大人しく俺の後ろに立った。


ああ……これがマナさんの立場なんだなぁ〜。


「あんなことがあっても諦めないとは……何かありそうですね」


「バルグ様。彼の近辺を調べた方がよろしいかと思いますが、如何しますか?」


「そうですね。ここまで必死になるということは、何かあった可能性がありますからね」


「では、彼女達に任せましょうか。いいですね?」


「「「了解しました!」」」


うおっ⁉︎ さっきの変態メイド達! いつの間にここに来たんだ?


「カイリ様、我々が情報収集をするので安心して下さい!」


「ヤツが不利になるような証拠をかき集めて来ましょう!」


「カイリ様が安心して歩けるように頑張ります! カイリ様のあんよに賭けて!」


「あんよに賭けてって何⁉︎ てか足に顔を擦り付けるなぁ‼︎」


本当にこの人達に任せて大丈夫なのか?


「では参りましょう!」


「「オー⁉︎」」


彼女達はその掛け声と共に、部屋から出て行ってしまった。


「……彼女達の性癖はおかしいですが、ああ見えて諜報活動については優秀ですよ」


「そうなんですか……」


出来ればあの変態達を俺に近付けないで欲しい。


プルンッ⁉︎


プル太郎が「構って欲しい」と言いたそうな感じで震えたので、身体を撫でてあげた。


「プル太郎は大人しくていい子だよな」


そう言ってあげたら、嬉しそうに身体をウネウネさせる。


「〜〜〜♪」


今度はファニーちゃんが不満そうな顔で「私も構って」と言いたそうに頭の上に乗って来た。


「ハハハ……ファニーちゃんもルルに嫉妬したのかな?」


そう言って頭を指で撫でてあげると、気持ちよさそうな声を出した。


「〜〜〜♪」


「カイリさん。私は明日商業ギルドに赴いて今日のことを抗議することにします」


「よろしくお願いします」


正直言って、俺じゃ何も出来ないからな。


「さて…俺には何も出来そうにないから、ポーション作りに勤しもうか」


「キャンッ⁉︎」


ルルが「何作るの?」って言いたそうに吠えた。


「とりあえずポーション2つと初級魔力ポーション2つ。残ったMPで弾薬を作ろうかって考えている」


ポーションと初級魔力ポーションは同じ消費量の筈だから、MPを12しか消費しない筈だ。


「そんじゃチャチャっと準備をして……先ずはポーションを【錬成】」


テーブルに置いた素材でポーションが出来たら、それを横に避けて初級魔力ポーションに必要な素材を置く。


「【錬成】っと! そして弾を作っていこう!」


魔力を消費して弾を作っていく姿をバルグ達は見守るのであった。

こうしてカイリはワンピースを着たのであった。

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