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【完結】影使いの最強暗殺者〜勇者パーティを追放されたあと、人里離れた森で魔物狩りしてたら、なぜか村人達の守り神になっていた〜  作者: 茨木野
3章

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99.



 聖騎士の竜一の持つ、特別な聖なる剣。

 複数能力を発動させられる、凄い代物だ。


 しかし欠点がある。

 それは同時に能力を使えないってことだ。


「ふ……だからなんだ……?」


 竜一は余裕の表情をしてる。

 それが何よりも、俺の推測が正しかったと裏付ける証拠となる。


「おまえはバカだな」


 俺は手で印を組んでおく。

 暗殺者の仕事は、的の不意を突くこと。

 影呪法はそれにもっとも適してる能力といえる。

 能力が複数あろうが、使い手に適していなくては意味が無い。


「バカ?」

「いや……正確に言えば、その剣と能力には向いてない」


 ずん! と俺の体が重くなる。

 竜一のやつが余裕で歩み寄ってくる。


 やっぱりだ。

 こいつは自分が強いと信じ切ってるやつだ。

 いや、正確に言えば……。


 自分の持ってる剣が一番強いと、そう思ってるのだろう。

 なるほど、複数の凄い能力を使える神器じんぎか。


 おもえば神器じんぎ使いはみな、1つにつき1つの特殊能力しか持っていなかった。

 そんな中で複数個の力があってことは、周りからはさぞチヤホヤされただろう。


 だが……竜一。

 その強さが、おまえを殺す。


「死ね……獣が!」


 ザシュッ……!


「ガハッ……!」


 口から、血を吐いて跪く。

 俺の前にいる……聖なる騎士がだ。


「ば、馬鹿な……貴様……動けぬはずじゃ……」

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