palette(各話についての呟き置き場)
あんまり本編と関係ないつぶやきとか裏話をぶち込むところです。随時増減更新するやもしれません。
○虹色
>みどりいろ
・茨守
モブキャラであってもハッピーエンドの立役者となるひとが個人的には好きです。そんな好みが現れた話でした。
>きいろ
・神子
聖なる力を与えられた人間のこと。その力は、神子の死後、次の神子が現れるまでは子孫に引き継がれます。
貴重な力であるため、国に保護という名目で軟禁されることが多いです。
・お妃
先代の神子の孫娘。そしてその力の継承者。その事実発覚後、王家が塔に幽閉して育て、利用するために王子と結婚させました。
何故そんな背景にも関わらずあんな呑気になったのかよく分からない、というのは王子の言。
・王子
お妃の事情を知るにつれ、罪悪感だの本当は憎まれているのではという疑心暗鬼だの雁字搦めになっちゃいました。とりあえずお妃が素だと知ったものの、これまでの態度を改められずズルズル。その結果今回の騒動になったので世話はないですね。因みに神子には別に惹かれたわけではなく、本当に神子なのか見極めるために傍にいただけ。その結果お妃に誤解されて今回の騒動(以下略)。
>あかいろ
・姫と世話役
というより、外野曰く「世話女房と甘えたの旦那」。両片思い。「いいから早よくっつけ」とはクラスメイト全員の総意。
むずがゆい少女漫画を目指したら、いつの間にか姫が世話役をぱっくんちょする気満々に。あれー?
・眠り姫
この童話ネタが2回目である時点で私の引き出しの少なさが露呈してしまいました。しかし後悔はありません(キリッ)。
・クラスメイト
実は小泉さん(『恋変リバーシ』)でした。別に生きない設定でしたが。
>だいだいいろ
・語り手
どこが『平々凡々』なんですか、な語り手ならぬ騙り手。
番長ポジションな幼馴染の最終ストッパーと扱われて久しいです。たぶん彼女曰くの『プチ不良くんたち』からは姐さんとでも呼ばれているに違いありません。
幼馴染とはお互いに恋愛感情抜きで大切な存在。ほとんど血の繋がらないきょうだいです。
・プチ不良くんたち
幼馴染の強さに惚れ込んでつるんでます。
喧嘩上等、でも自分から手は出しません、カタギには危害を加えません、を貫いているので、ガチではなくプチ。
雰囲気もなんだかとってもほのぼのな犬っころ集団。ボスー!どこまでもついていきますー!なノリ。
>あおいろ
・町役場観光課案内係
自称平凡だが何かおかしいパート2。
折角脇役ものなので『RPGの街の名前を教えてくれるモブ』を何処かに入れたいなあという願望と、斜め上なプロフェッショナルを書きたい衝動が融合して出来ました。とりあえず後半があったおかげで、当初の想定と全く異なった雰囲気になったことは確かです。
ちなみに語り手のいるカゼンの街には、あと二人ほどこの職に就いている人物はいますが、語り手ほど職務に忠実すぎることはありません。同僚は皆彼女が斜め上に突っ走りがちなのは知っていても、熱心だね良いことだね(遠い目)ということで放置気味。
>あいいろ
・語り手
さみしさを堪え過ぎてしまった人、というコンセプト。
「さみしさ」というのは他人のものは口に出さなければなかなか伝わらない反面、自分のものを言葉にするのは難しい、そういう感情だととらえた結果ああいう筋になりました。
そんなさみしさを昇華させたという意味で、個人的に、この物語はハッピーエンド。
>むらさきいろ
・ほーこ
物語の方向性が予定から大幅にずれたのは彼女の所為だと言いたい作者です。脇役よりはトリックスター的な立ち位置のような気がしてなりません。
その証拠に明菜の設定が決まった時点ではもっとしっとりした感じの話にするつもりが、蓋を開けてみたら普通に殴る蹴るから始まりました。
良い子は真似しないでください。
○濃淡
>くろいろ
・幼馴染
世界の救世主として召喚された。愛され体質。
あまりに幸せな良い子ちゃんのため、悲惨な面や悪い面は見えない(見ようとしない?)ところがあり、人によっては鼻につくタイプ。
語り手には嫌われているが気づいておらず、語り手が「あのひと」に保護された時も「親友の自分に何も言わず居なくなった=攫われた!?」と勘違いして敵認知してしまい、結果的には語り手に後ろから刺されることになりました。
・あのひと
実は幼馴染の侍女の兄。妹から主人公の境遇を知り、黙っていられず動いたとのこと。
最初は同情から語り手に声をかけたのですが、彼女を放っておけず構ううちに愛しくなっていきました。
因みに彼の妹も、一連の騒動により処刑されています。
・語り手
間もなくして討伐されますが、幼馴染の死により世界は滅亡確定のため、高笑いしながら死にます。
救いが、見当たりません…。
しかしこういう潔く壊れたキャラは嫌いじゃないので、書いていて楽しかったです。
>はいいろ
・その後
語り手が中学生になって両親が離婚したため、結局この別れ以降主人公が義兄に会うことはありませんでした。
・裏設定
この話は地味に多いです。いずれ大学にてこの語り手と『あいいろ』の語り手とが仲良くなるとか、『あかいろ』の舞台は兄が進学した学校だとか。出ようがありませんでしたが。
>しろいろ
・五娘
城市(街)を守る武家の娘。
ちなみに「五娘」というのは「五番目のお嬢様」という意味の単なる呼び名であり、本名ではありません。
・彼(半妖)
実は太子と繋がりあり。つまり彼の「するべきことがある」というのは太子関連の話。
五娘にお礼を言いたくてでも何か素直に言えなくて黙って出ていったというのが真相。
これを書いていて「実はこの話シリーズ中バッドエンド度ランキングではかなり上位に位置するかも…?」と思いました。
>ちゃいろ
・語り手と彼
生前は級友同士。同じ中学出身でもあり、友達というほどではありませんでしたが、互いにそこそこ親しみを感じていました。
語り手は校内で起こった事件に巻き込まれており、彼は語り手を助けようとしたのですが、結局ともに死亡しました。
彼にはとあることへの未練があり、それに語り手は引きずられてとどまっています。語り手はそれを知りませんが彼にはその自覚があります。
…という事情があるため、当初はお互いに罪悪感を抱いての友好的態度から始まりましたが、一周回って今では割と純粋に仲良しです。
>みずいろ
・語り手
ギャルゲーを傍観する女の子ってかなり冷めた目になりそうだよね、というところから書き始めたのに、いつの間にか『面倒』が口癖になってしまいました。…どうしてこうなった。
・副級長
本人微妙に否定しきれてないですが、ちゃんとマゾじゃないですよホントですよ。
>ももいろ
・クロちゃん
スピカの相棒でなく補助。普段はただの女子高生。いかにもそのまんまな呼び名はスピカが連発して定着しました。
魔法少女のマスコット的な立ち位置を想定して作りました。メンタル図太く見た目も格好良い系と、一般的マスコットキャラにあるあざと可愛い要素は皆無になりましたがそれが私クオリティですもう諦めました。
身を守ることは出来ても返り討ちにする術がないため、他の正義の味方と同じく正体ばれ厳禁、中の人を女子高生とは思わせないため、変身姿に男言葉の黒い狼を選びましたという裏話。
・後見人
語り手の正義の味方活動の後見人。司令塔的な立ち位置の古株魔法少女。おっとりだけど辛辣。
・スピカ
最強の天才魔法少女。どんな魔法でも使えるチート。
見た目が可愛いですが媚びた印象がないため、老若男女に人気。アイドルみたいなノリだと思ってください。
サポート役への愛は爆走中。クロちゃんが辞めるなら私も辞める、発言は本気です。(※pink参照)
百合じゃないったら百合じゃない。
>しゅいろ
・青鹿
20歳弱ぐらい。魔性のフェロモン持ちの青年。しかし好き好んで使っているわけではなく、かつ本人にも制御しきれません。
誰かと関わると大体にして相手が色情狂になり、過去それで襲われかけたり痴情の縺れに巻き込まれたりしたため、騒動の種になると判断した当主によりほぼ幽閉、本人もそういったことに嫌気がさしていたので諾々と従いました。
分かりにくいですが、語り手のことは年長者として可愛がっているつもり。今のところ。
・語り手
現時点でも12歳くらいの設定です。年の差!年の差! 実は青鹿のフェロモンが効きにくい体質です。
青鹿のことは主として敬愛しているつもり。今のところ。
・語り手が冷遇されている理由
語り手に非があるわけではなく、『奥様』側の事情。『奥様』が昔蹴落とした元友人に語り手がよく似ている、という後ろめたさと気味の悪さからです。青鹿のところに飛ばして以来、語り手と接触がない『奥様』ですが、今また語り手を見たら即追い出しにかかるくらいに生き写しです。
青鹿は幽閉状態、語り手が追い出されるまで秒読み。冷静に考えてみると、メインキャラが揃って詰んでる感満載です。
だがしかし、書き始めた時のメモを読み返すと「語り手は青鹿の嫁」とありました。ならばどうしてこんな設定にしたよ過去の私。
>こんいろ
・異世界トリップ
大体このシリーズは異世界トリップに辛い気がします。
嫌いじゃないのに何故だろうと思ったら、脳内で「異世界の人間を自分の世界のために召喚するとか、まるであちらの世界を生簀扱いよね。あたくしたち」と皇女さまが、「勇者? 救世主? 神子? そんなものを安易に呼ぶから滅亡フラグ立つんだよ?」と『くろいろ』の彼女が、イイ笑顔でお告げになりました。そういうことらしいです。
もう一度申し上げますが、決して嫌いでもありませんし異世界トリップを侮辱したいわけでもありません。ただウチの娘たちの育った環境がアレで九十九折の性根と相成りこういう形に。こういうのも一つの形、ということで笑ってご容赦いただければ幸いです。
・その後の女子組
皇女と選帝者は何だかんだで結局仲良し。
二人で手を組んで選帝者システム潰しを企んだら素敵だと思います。少なくとも作者の好みにストライク。
>きみどりいろ
・弟弟子
同い年ですが、語り手の祖母に弟子入りした時期が彼のほうが遅いため、こう呼ばれることに。
姉弟子が家族としてもそれ以外の意味でも好きなのですが、素直になれず憎まれ口を叩くようになり、その上姉弟子が出ていくと言い出し、それに反発して喧嘩別れ。内心後悔していましたが、魔法具師の修行を始めた姉弟子が生き生きしているのを見てやっぱり苛々して仲直りが言い出せず。それでいて護符が直接ではなく師匠を通じてということにショックを受けたりしていました。
…解説していると思った以上に思春期でした。うわあ。
・勇者様ご一行
『あおいろ』で出てきた集団。その時は、勇者(青年剣士)・聖女(娘さん)・軽業師(お姉さん)・魔法使い(少年=弟弟子)の4人パーティ。後で騎士とか格闘家とか色々増えました。
カゼンの街は比較的最初の段階のイベント。あの辺の何だかおかしいのを除いて、基本的には王道RPG風な冒険をしてきたということで。
・護符
姉弟子が師匠に弟子入りしてから、唯一私情で動く時間を求めて、その時間で製作したもの。
当時の彼女の技術自体は未熟ですが、その思い入れのためか、かなり高い補正値をもっています。
勇者と聖女と軽業師はこれにまつわる経緯を片鱗でも知っているので、他にもっと魔力補正の高いものを見つけても敢えて彼に装備を強いることはありませんでした。その代わり、物凄くいじられたのではないかと。
>あかちゃいろ
・語り手父
元は史官、つまり歴史を編纂する役人。
実地に行ったり証人に会ったりして直接話を聞き取ることもしていました。
しかしながら、とある事件で皇帝の怒りを買ったため、職を剥奪され罰せられました。その際、父は息子たちに罪が及ばぬよう工作したため、その後も殆ど他人のような距離にならざるを得ず、現在は裕福な妻の遠縁の援助で暮らしています。
モデルは世界史を習ったら必ず教わるような有名どころです。
・語り手
三人兄弟の末っ子。上の兄は文官、下の兄は武官。父の教育方針により、学問においては兄二人と変わらない教育を与えられてきました。
娘一人だけが父のもとに残り、家事の傍ら口述筆記のようなことをしています。兄二人よりもずっと父に似て歴史狂い。嫁の貰い手がないと嘆かれても何のその、歴史に携わっていれば幸せ。こういう仕事人な娘さんが好きです。
父のモデルとはあまりかかわりのない人物ですが、語り手の兄弟構成にもモデルがいらっしゃいます。父のモデルほどではないですが、三兄弟揃って世界史に登場するかなりの有名どころ。正直すみませんでしたとしか言いようが…。
・裏設定
『しろいろ』と同じ世界の、あれより未来の話です。中華ファンタジーが好きなんです。
>こげちゃいろ
・陰険でささやかな復讐
どうしてこうなった。
いやでも、気の多い人って一緒に居てもいまひとつ安心できないですよね。
>おうどいろ
・瑯河の正体
獣さんです。いやただの獣さんじゃなく、さらっと書くには気が引けるレベルの獣さんです。
因みに息子も血を引いているので似た姿に変身できます。
もふもふ書きたかったですがちょっと話としては無理でした。
・息子の話
彼が活躍する話はちゃんと考えてあります。というか語り手の話はその昔『番外編』として考えてあったのです。つまり彼女に関しては全く真性の『脇役』話だったわけです。
もし唐突に中華ファンタジー連載しだしたら多分この息子が出てくるもんだと思ってください。
○その他没ネタ
☆は書き上げたけど没になったもの、★は書き上がってないもの。()は没理由。☆はいずれどこかでお目見えするかもしれません。
★友人カップルの痴話喧嘩に挟まれる苦労人
(話が迷走してまとまりませんでした)
★勇者の従妹の病弱少女
(“しゅいろ”と“おうどいろ”で年の差を書いてだいぶ満足しました)
★恋を知らないお嬢様
(なろうさま巡ってたら考えてたのと似たような作品があって満足しました)
☆寵姫の色香に迷った王にクーデターする少女
(設定がゲーム的過ぎてこれはちょっとと思いまして)
(ちなみに“しゅいろ”と同じ世界観のつもりでした)
→『五色の名』の“汚名を謳う”です。
☆寵姫の色香に迷った王に愛想尽かして下野する貴族とその従者
(すぐ上と同じ設定のため、理由も同様です)
(同じく“しゅいろ”と共通の世界観のつもりでした)
→『五色の名』の“悪名を笑う”です。
☆名家の嫡男の隠し子を養育する分家筋の娘
(上げるとなったら全体の構成を練り直す必要を感じたため)
☆ツンデレな恋人にある意味愛想を尽かした少女
(イマイチ『脇役』っぽくない+ツンデレもう要らん、ということで)




