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ソサリア魔導冒険譚  作者: 星乃紅茶
【第五部】 《従僕の錫杖 編》
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7章 ミディアル防衛戦 5-20

 ガタン、と音がして、只ならぬ気配を感じたテロンがルシカに走り寄った。


「う……」


「ルシカ! ――どうした、何かあったのか?」


 椅子から立ち上がろうとして意識が飛んだのだろうか、膝から崩れるようにしてルシカが床にへたへたと座りこむところだった。


 テロンはルシカが床に倒れこむ寸前に手を伸ばし、ぐらつく妻の肩を掴んで支えた。やわらかそうな金の髪が流れて顔にかかったのを、手でそっと持ち上げるようにして除け、そのまますべらかな頬に手を添える。


「……あ……テロ、ン」


 半ば焦点を失っていたオレンジ色の瞳が戸惑うように動き、ゆるゆると上がって、自分を覗き込んでいた青い瞳と合った。


「……へいき、だと思うわ。変ね……急におなかに力が入らなくなって、目の前が真っ暗になった気がして……。でももう大丈夫みたい」


 ルシカは心配ないと伝えるようにやわらかく微笑み、テロンの手を借りて立ち上がった。夫の心配そうな表情に応えるようにその手をきゅっと握りしめてから離し、微笑みながら言った。


「さぁ、みんなに合流しないとね。『道』が見つかったんだもの。準備ができていれば、すぐにでも向かえる。クルーガーたちも喜――」


 『万色』の魔導士はそこで言葉を切った。ここではない場所を覗きこんだかのように、瞳孔が収束する。


 同時に、テロンも目を見開いていた。


「何だ……この気配は……?」


 ――チリチリと首筋に痛みが走る。とてつもなく大規模な、強大な危険が迫ってくる感覚。まるで巨大なハリケーンが渦を巻き全てを破壊しながら自分の位置に容赦なく向かってくるような、圧倒的な危機感と死の気配。


 ルシカもまた同じように感じていた。彼女が感じるのは魔導の気配であったが、何か例えようもない巨大な悪意の塊のようなものがふくれ上がり、弾けて、毒を含んだ泥流のように全てを飲み込んで押し流れてくる感覚……。


 ふたりは血の気の失せた顔を見合わせ、互いに感じた凶兆が気のせいではないことを無言のまま認め合った。


 テロンとルシカはすぐに保管庫を飛び出した。


 長く狭い通路を延々と戻るのがもどかしい。ようやく中庭からへと続く閲覧室横の回廊まで戻ったふたりは、建物内を経由せず足を止めた。


 テロンが回廊の屋根にひと息に跳び上がった。丁度通りがかった、資料の束を運んでいた図書館員が目を丸くする。


「ど、どうかしたんですか、何事です?」


 狼狽した声に、ふたりはすぐには応えなかった。


「――テロン、何が見える?」


「黒い雲だ。南から凄い勢いで広がっている。自然のものではないな」


 それを聞いたルシカは目を閉じた。国内の地形は頭に入っている。位置が分かれば魔力を解放し、事象を探ることができる――。


 ルシカは目を開いた。傍にいた図書館員に答える。


「この都市が襲撃されるわ! 相手は魔導士に間違いない。かなりの数の魔法の気配を感じる」


「俺はテロン・トル・ソサリアだ。急ぎ、リヒャルディア市長へ連絡を。――『第一級非常事態宣言』を発令する!」


 テロンが地面に降り立ちながらよく響く声を発した。発令の権限は、国王であるクルーガーと同じく王弟であるテロンにも与えられている。


 その言葉を聞いた館員や警備員たちが息を呑み、各方面への連絡のために慌てて走っていく。


「ざっと見てもすごい数だった。時間の余裕はないな。――ルシカ、頼めるか?」


「もちろん!」


 テロンの問いにルシカは短く答えた。


「敵の数は千を越えている。南と東からそれぞれ、都市の門や周辺部分までもう間もなく到達すると思われる」


 テロンの言葉を聞いたルシカは左腕を真っ直ぐに天へ向けて伸ばし、右腕を空中に滑らせる。くるりと体を回したと同時に光が空へ向かってはしり、空で赤い光の花火となって魔法陣を展開した。


 魔導による『仕掛け花火(トリックスター)』を応用した、緊急事態を知らせる合図だ。この近くにあるミディアルの市政を執り行う都市管理庁へ、強襲とその規模、到達予測時間などを瞬時に伝えることができる暗号文字コードを含んでいる。


「すぐに活用する日が来るとは……ね」


 ルシカはつぶやき、一瞬だけ空を見上げた。この合図は、最近導入したばかりのものだ。魔道具として誰でも扱える装置を各都市に配備し終えたばかりの技術であり、考案したのは他でもないルシカ自身である。もちろん、装置を使わなくても魔導士であるルシカは自分で作り出すことができる。


「行こう、ルシカ」


 テロンは手を差し出した。揺るぎない意思を表すように口元が引き締められ、青い瞳には強い光が灯っている。


「うんっ」


 ルシカは頷き、大きな手に自分の手を重ねる。


 テロンはぐいと手を引き、パートナーの細い体を抱き上げるとそのまま足元の地面を蹴り、跳躍した。


 抱えられたルシカはぴたりとテロンの胸に寄り添った。その視界がぐるりと変わり、まるで鳥になったかのように回廊の屋根が、図書館を取り囲む壁が眼下を過ぎる。


「みんなはどこかしら」


 耳元でヒュウヒュウと鳴る風のなかで誰ともなく問うと、周囲を取り巻いていた風がこごるように渦を巻いた。ルシカは一瞬目を見張り、すぐに微笑んだ。


「――そう、ティアヌによろしくね。ふたりとも気をつけて、と」





「……森、が?」


 ティアヌが顔を上げた。耳の良いリーファが敏感に聞き取って、相棒のエルフの青年を振り返る。


「どうしたの? ティアヌ」


 ティアヌは種族特有の先の尖った耳をそばだて、半眼になってしばし集中した。心得ているリーファは口を閉じ、返答を待った。


「何か大変なことが起こったようです、リーファ。『風の乙女(シルフィ)』が音を運んできたのですが、敵意を持つものが怖ろしい数でこちらへ向かっていると。さきほどの弾けるような音は、ルシカが放った花火みたいです」


 ティアヌは開け放たれて風を通している窓を見た。様々な物資を収納している倉庫のある3階であるが、窓は大きく開いている。飛翔族は空を移動することもあるので、この都市の建物は窓を広く造る傾向がある。


 部屋の奥の箱をひっくり返していたギルドの長、ディドルクがすぐに飛び出してきて、ティアヌとリーファと並んで窓の外のバルコニーへ出た。


「――何でぇ、あれは!?」


「遠いけど。あれは……まさか!」


 リーファの声が上擦ったものになる。


死せる者(アンデッド)みたいだよ! それに……魔獣だわ。わたしたちが初めて一緒に戦った時の狼みたいなやつの、さらにでっかいの!」


「この大森林アルベルトに生息している魔獣ばかりじゃねぇか。上位種も混じっていやがるな……信じられん光景だ……」


 冒険者たちを束ねるギルドの長も、さすがに声を震わせた。ざっと見て把握できるような数ではない。まるで、巨大な砂糖菓子に群がる大量の蟻たちのように、都市に向かって南や東の方角から黒く微細な点が無数に寄り集まってくるのだ。


「敵襲です! 急ぎ手を打たないと間に合いませんよ!」


 ティアヌの声に、ディドルクはハッと我に返った。


「……その通りだ!」


 表情を引きしめ、巨躯を揺すって勢いよく階下に駆け下りる。


「おい! 敵襲だ、冒険者たち!」


 冒険者ギルドの長の緊迫した声を聞き、ざわついていた一階の雰囲気が一気に静まった。


 遺跡に潜っていれば、毎日が戦いと緊張の連続でもある。歴戦の冒険者たちはすぐに反応した。浮かれていた表情から真顔に戻り、自分たちの武器を腰に帯びる。仲間たちを呼び寄せ、足りない戦力を募りはじめた。


「小規模な編成を組むときに魔術師をひとりは入れるように心掛けろ。敵には死せる者(アンデッド)もいるらしいから、神聖魔法の使い手も必要だぞ!」


「妖獣が交じっている。元素を召喚するかもしれん。金属でできた通常の武器には付与エンチャントをかけておけ!」


 次々と指示か飛ぶ。その間にも、あちこちに配備されたギルド員たちからの情報が次々と飛び込んでくる。


「南門に詰めている監視兵からの伝令だ。――敵襲! 門が破られるぞ!」


 ティアヌとリーファは表に飛び出した。


「こんな大都市で、いきなり市街戦ですか! その敵の魔導士とやらはいったい何を考えているんです!」


 激昂するティアヌが吐き捨てるように言った。


「もともと滅茶苦茶な相手だわ。狙いはマイナの内にある宝物よ。すぐに合流しないと」


 いまだ帰っていないマウや、この都市に住む住人たちのことが気に掛かる。だが、それらを護るための力はいくつもすでに動きはじめている。自分たちができることをするしかない。


 ふたりは走り出した。





 商店が集まる通りは昼下がりになり、一日のなかでも落ち着いた時間帯を迎えていた。


 昼食を求める列が消え、夜の稼ぎ時間のために仕込みがはじまり、『準備中』の札をさげている食堂や酒場もある。だが隊商が着く時間や客が入る時間帯が決まっているわけではない、宿と兼業しているところはどこも賑やかだった。


 幸い、生活の品や食材を扱う店の通りは、ごった返すほどの人通りというほどではなかった。


 クルーガーは周囲を見回しながらもホッとしていた。


 あまりに人通りが多いと、着いたばかりの入り口付近の混雑の中でマイナがひとにぶつかられてばかりいたように、またいつ転んでしまうかと心配ばかりしてしまう。


 その心配している相手であるマイナは、今は腕に紙袋を抱えて歩いている。さきほど買った香辛料と麺麭パンを新たに袋に追加したので、ひどく前が見えにくそうだ。


 クルーガーは自分の抱えていた荷物をなんとか片手に持てるようにまとめると、マイナが抱えていた荷物をヒョイと持ち上げた。


「あ」


 マイナが小さく声をあげ、クルーガーを見上げた。


「大丈夫ですか? クルーガー、もうそんなにたくさん持っているのに」


 言いながら取り返そうと腕を伸ばしてくるので、クルーガーは荷物をサッと高く抱えあげた。――これで小柄なマイナは荷物に手が届かなくなるだろう。


「国王陛下に全部持たせるなんて、畏れ多いです」


 本気なのか冗談なのか、マイナが心底困ったような表情で言ったので、クルーガーは楽しそうな笑い声をたてた。


「まるでルーファスみたいなことを言う。気にするな。たまには使ってくれないと筋肉が錆びてしまう」


「えぇっ、錆びてしまうものなんですか?」


「いや」


「……もしかして、からかってますか」


「もしかしなくても、そうだぞ」


 マイナは紅玉髄カーネリアン色の瞳をクルーガーにぴたりと向けた。ふっくらとした唇が僅かに突き出され、桜色に染まった頬が少し膨らんでいる。


 背の高いクルーガーを見上げる格好になっているので、白く細い喉元が晒され、繊細な鎖骨が見えた。初夏の太陽をいっぱいに受けた瞳は泉のように透き通ってみえる。


 ミンバス大陸では肌の白い者が多いと聞くから、マイナも日焼けとは無縁なのかもしれない。肌と対照的な黒い髪が陽光のなかでいっそう艶々(つやつや)と輝き、ふたつに分けて結い上げたツインテールが弾むような足どりに合わせて元気に揺れていた。


 少なくとも、今のマイナはいきいきとして楽しそうにみえる。


 胸を押さえて苦しげに歪む表情は見ていてとてもつらいが、笑顔を眺めているのはとても嬉しくいつまででも飽きない。心の中をあたたかいものが満たしていくような気分だ。


「どうせ、目指す宿はもうすぐそこだ」


 寄り添う、と形容するには一歩足りないほどの距離を開け、ふたりは待ち合わせの宿屋に着いた。


 仲間たちはまだ誰も着いていないようだ。


 すでに顔馴染みになっている宿屋の女主人に掛け合うと、宿がかなりごった返しているにもかかわらず、すぐに部屋を用意してくれた。


 用意された部屋は、城砦の内側にある宿のなかでも最上のものだ。ひとつ大きな部屋があり、四つの寝室がその部屋から出入りできるように続く造りになっている。


 荷物を置き、ひと息ついたが、誰も戻ってくる気配がない。一階の喧騒は最上階のこの部屋まで届かないので、静かだった。


「みなさん遅いですねぇ」


 窓辺に立っていたマイナの声が、発した本人が吃驚びっくりするほど大きく響いた。ふたりは今さらながらにふたりきりであることを自覚し、頬を染め、なんとなく互いの視線を逸らした。


「……そうだなァ」


 クルーガーはソファーに座っていたが、伸びをしながら立ち上がり、マイナの隣まで歩み寄った。


 マイナが反応して一歩身を引く。その瞳のいろを覗きこんで、クルーガーは苦笑した。


「襲いはしないぞ。信用ないな」


 少女の顔が真っ赤に染まった。クルーガーは、よくそんなにくるくると色が変わるものだなと感心してしまう。


「い、いえそんなつもりでは」


 慌てるマイナの反応に、クルーガーも落ち着かない気分になって頬を掻いた。逸らされていた紅玉髄カーネリアン色と青色の瞳が同じタイミングで相手を真っ直ぐに見つめたので、心地良い緊張が走る。


「ま、まあ、何だ。休むなら今のうちだな。皆が集まったらすぐに出立するだろうし、おそらく周囲を警戒して強行軍になると思うしな」


 早口になったクルーガーが目を投じたのは、窓の外――フェンリル山脈の連なりが城砦の上に見える光景だった。


「――なッ!?」


 クルーガーが窓枠にダンッと手を当てた。音に驚き、マイナの瞳がクルーガーに向けられる。


 緊迫した表情のクルーガーの横顔に思わず見惚みとれながらも、ざわりとした不安を感じたマイナは自分の胸元の衣服を掴んで窓の外に目を向けた。


 クルーガーの視線の先を追う必要はなかった。――その異様な光景は、はっきりとわかるほどに差し迫ったものであったのだ。真っ黒な自然ならざる不吉な雲が都市の上空を覆いつつある。無数の黒い影が、都市の入り口へ殺到してくるのが遠目にもわかる。


「なんですか、あれ!?」


 クルーガーは音を立てて窓を押し開け、身を乗り出した。パンッという大きな破裂音が耳を打ち、行政区――テロンとルシカが向かった図書館あたりの上空に魔導の光が魔法陣となって花開くのを目撃した。


「『第一級非常事態宣言』か!」


 クルーガーは窓から戻り、マイナの肩を掴んだ。


「この都市が襲われる。おそらく敵はあの魔導士たち、君を――『従僕の錫杖』を狙ってくるはずだ!」


 いっぱいに目を見開いて怯えた表情になるマイナを見て、クルーガーは身をかがめて視線を合わせた。意識して得意の表情――ゆっくりと自信たっぷりな笑顔を作り、落ち着いた声で言う。


「マイナ、大丈夫だ。俺が必ず護り通す」


 だから――、とクルーガーは言葉を続けた。


「俺の傍から離れるなよ」


 マイナはクルーガーの顔を見つめ、しっかりと頷いた。


「はい!」





 ドロドロドロ……。


 不気味な地鳴りが巨大な都市を揺さぶり、住民たちは慌てふためいて道に飛び出してきた。都市の自警団や王国直轄の兵たちが住民たちを誘導するために通りを駆け抜けていく。


 賑やかながらも穏やかな午後を迎えていたミディアルは、様相が一変していた。


 パパンッ! 音高く響き渡った連続音を聞き、テロンとルシカは視線を巡らせ、上空に都市管理庁から打ち上げられた魔導の光を見た。


「――『南門が破られた、東門にも到達寸前』!」


 暗号文字を正しく読み取り、ルシカが声をあげる。


「まずいな。このままでは未曾有みぞうの犠牲者が出るぞ」


 テロンが厳しい表情でつぶやき、ルシカもまた緊張した面持ちでじっと体を強張らせていた。走り続けるテロンの腕の中で、すでに自身の魔力を高めている。


 ルシカは独白するようにつぶやいた。


「まずはこちらの体勢を整えないと、迎え撃つ前にやられてしまう」


 ミディアルは戦乱を経験した都市、そして隊商たちとともに雇われた傭兵たちや冒険者たちがつどう都市だ。


 普通の都市ではない。――時間さえあれば、見合う戦力を整えられるはずだ。ルシカの頭の中はフル回転していた。


 ルシカが全ての指示を出すことは不可能だ。それは今の彼女の役目ではない。国王であるクルーガーにもこの状況の指揮を執ることはできないだろう。みなこの緊急事態のなかで、それぞれの領域で最善を尽くし、やれることを果たすことしかできない。


「まさか、こんな大それた強襲を仕掛けてくるなんて……目的の為に手段を選ばないといってもひどすぎる」


 ルシカができることは、まず状況を把握して問題解決の突破口を開くことだ。犠牲を最小限に食い止め、仲間たちの可能性を最大限に活かすべく、敵より主導権イニシアティブを取ることである。


 頼れる戦力と組織は、行政を司る都市管理庁のリヒャルディア市長、そして大陸の冒険者たちを束ねるギルドだ。彼らはこの混乱にあっても最善を尽くし、効率的に動くであろう。だがそれにも準備時間が必要となる。


「要は……最初の時間を稼ぐこと」


 テロンとルシカはそのために移動していた。



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