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間違いだらけの作品論  作者: ミン
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めそめそした作家になるな! ~誤字報告の受け止め方~

近頃、「なろう」で開催されている懸賞に作品を応募し、まだまだPV数は少ないながら、ありがたいことに、誤字脱字報告を読者の方からたくさんいただいている。感想やポイント、ブックマークも有り難いが、誤字脱字報告というのは、また格別の嬉しさがある。誤字脱字を出してしまった作家としての実力不足を実感しつつ、しかしそれ以上に、それだけこの作品を読み込んで、愛してくれている読者の方がいるんだな、という喜びがある。物書きにとって、これほどモチベーションになることはない。誤字脱字報告は、実際の所、ファンレターに匹敵する重みがある。これは、真剣に作品の校正作業をした人にしかわからないと思う。本来であれば、誤字脱字の発見・修正など、金を払ってしてもらうような作業だ。


それで、「なろう」で誤字脱字報告をしてくれる読者の方というのは、たくさんいるものなのだろうかと疑問に思い、調べてみた。すると、驚くような情報が出てきた。何と、誤字脱字報告をしたらブロックされてしまった、という記事があったのだ。しかも、一人や二人ではない。誤字脱字報告者界隈では、割と「ある」話らしい。これは、「なろう」を研鑽と懸賞への応募の場として考えている作家諸君にとって、ピンとこない話だろうと思う。感想なしで誤字脱字報告だけされると不快だ、というような意見もあった。


そして今日のタイトルコールというわけだ。

めそめそした作家になるな!


「めそめそ」でも「じめじめ」でも何でも良いわけだが、私は他の記事でも書いている通り、「批判・批評を受けて筆を折るなら勝手に辞めてしまえ」と芯から思っている。鋭い指摘ほど作者を伸ばし、作品を良くするものはない。良薬口に苦し、ではないが、折角読んでくれて、誤字脱字の報告までしてくれたそのことに腹を立てるのなら、そもそもミスなく作り込むべきなのだ。読者だって、時間を使って読んでくれている。感想や誤字脱字報告などは、それ以上の労力だ。その労力を使ってくれているというのに、何なのだその態度は。指摘や感想・批評批判を受ける覚悟が無いなら、最初から作品なんて出すな。嫌ならあらすじの所に大きく「甘い意見だけください」とか何とか、書いておけばいい。


誤字脱字報告をしてくださる読者の方々には、是非今後とも、そこからプロが出たり、出版されるような作品が出るかもしれない可能性を信じてほしいと思う。「どこまでが誤字で~~」とか、そういった細かいことは、読者・誤字脱字報告者の方は考えなくて良い。指摘を受けて、それを採用するかどうかを考えるのは作者本人なのだから。そこを甘えて、読者が考えろ、誤字脱字の報告にも配慮しろ、なんていう意見には、耳を貸す必要はない。躊躇わないで、どんどん報告を出したり、指摘をしていってほしい。これは本当に、一人の物書きとして、本当にお願いしたい。そればかりに頼る、というつもりは毛頭ないが、でもやっぱり、有難いものは有り難い。アマチュア作者が何人筆を折ろうがそんなことどうでも良いが、善意の読者が貧弱な作家もどきのために意見をしまい込んでしまうというのは、非常に困る。


良い作品を作りたいけど傷つきたくない?

――世間はお前らのお母さんではない!


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