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《6,5周年ですよ! &120万PV大感謝! これからもよろしくお願いします!》 ギャルゲー転生 ヒロインたちを攻略しようとしたら俺が攻略対象でした!?  作者: mask
かぐやルート編

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かぐやルート13

 さくらちゃんを慰めて二人で校門に向かう。

「ん?」

 この音。

「どうしたの?」

「え? ああ、ピアノの音が」

 そう。

 ピアノだ。

 ピアノの旋律なんて久し振りに聞いた気がする。

「八重橋さんかな? ピアノのコンクールがあるはずだから」

 かぐやの演奏?

「あッ!」

 脳内に『さつかそ』をプレイしてたときの記憶が蘇る。

 そうだ。

 かぐやはピアノが上手かった。

 そして『さつかそ』のオープニングでかぐやはピアノを弾いているのだ。

 ぶっちゃけ名曲であり、俺がギャルゲーを始める切っ掛けにもなった。

 だけど今弾いている曲は何か分からない。

 コンクール用の課題曲か何かだろう。

 普通に考えてギャルゲーの曲なんて弾くわけがない。

 でも、あの懐かしい思い出の曲を

「いつか聴けたらな~」

「ん? 聴きに行く? 確か第二音楽室の方だったと思うよ。ほら、小さい方の音楽室」

「いや良いよ。邪魔しちゃ悪いし」

 それに俺に付いた香水の匂いの原因はおそらくかぐやだし。

 さくらちゃんにバレたらまた泣かせてしまう。

「ほら、帰ろう?」

「うん」

 さくらちゃんが俺の腕に自分の腕を絡めてくる。

「相島先輩!」

 声をかけられて振り返る。

 そこに居たのは、にっこりと笑う(そら)

「落とし物ですよ」

 差し出された手には白いハンカチ。

 でも、俺のじゃない。

「私のじゃーー!?」

 右目を閉じた天の瞳に刻まれた三本爪のマーク。

 それを見た瞬間、背筋が凍った。

 胸に激痛が奔る。

 心臓を抉り取られたと思ってしまうほどだ。

「ーーちゃん? りっちゃん!?」

「!?」

 身体を揺り動かされて飛びそうになった意識をなんとか捕まえる。

「大丈夫ですか!?」

 倒れそうになっていた俺の身体を支えてくれていたのは、さくらちゃんと"天"。

「私に、何を?」

 まだ心臓が暴れている。

 呼吸が……苦しい。

「どうしたの、りっちゃん? まさか私の力が……!?」

 俺が胸を押さえたので、さくらちゃんが勘違いしてしまった。

 誤解を解かないと。

「大丈夫、さくらちゃん。ちょっと胸が痛んだだけだから」

「でも汗が凄いよ?」

「大丈夫、だから。少し休めば」

 天から早く離れないと、さくらちゃんにも危害が。

「なら保健室行きましょう! まだ先生が居るかも!」

 天の提案で俺は二人に支えられながら歩き出した。

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