表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《6,5周年ですよ! &120万PV大感謝! これからもよろしくお願いします!》 ギャルゲー転生 ヒロインたちを攻略しようとしたら俺が攻略対象でした!?  作者: mask
さくらルート編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/1121

さくらルート37

「……ごめんなさい」

 肩を落として謝る麻衣。

 俺は苦笑する。頬がヒリヒリして痛い。

 鏡を見たら立派な赤い紅葉が出来てるだろう。

「いや、あれは私が悪いよ。二人っきりだったとはいえ、お店の中だし」

「でも、思わず叩いちゃった」

 麻衣は自分が手を出してしまったことを気にしているようだ。

「二人は悪くないよ! 私が、りっちゃんを誘ったから」

 さくらちゃんも落ち込んでしまった。

 この空気は苦手だ。

「キスしたのは私でしょ? さくらちゃんも気にしないで。それよりほら! 何買う?」

 俺たちは映画館の売店の列に並んだ。

 やはり映画を見るときはお供に何か買っておかないと。

 何が良いかな。

 王道のポップコーンか?

 ホットドックも俺は好きだな。

 飲み物は一番デカイサイズで。

 お昼を食べたのでお腹が空いていないというのに列に並んだだけで俺は何を注文しようかとわくわくしていた。

「お姉ちゃん楽しそうだね」

「うん! 楽しくないわけないじゃん。だって仲良く映画なんて滅多に出来ないことだし」

 俺はかなりの出不精で見たい映画があっても行かないでブルーレイが出るのを待つ人間だったが、機会があれば映画は楽しみたい。

 好きな人たちと見るなら尚更だ。

 店員が俺たちを呼ぶので早速注文して三人とも飲み物と自分好みのフレーバーのポップコーンが載せられたトレーを持って開場を待つ。

『間もなく『青い春に去る君へ』の上映を開始します。ご視聴の方はチケットを持って入場口の方へお越しください』

 映画が始まる十分前に館内放送が流れた。

 いよいよだ。

「わわわ!?」

 さくらちゃんのトレーがぐらつく。

 俺は咄嗟に支えた。

「ご、ごめんね。スマホを出そうとしたら片手じゃ出来なくて」

「じゃあ私が持ってるよ」

「良いの? じゃあお願い」

 俺はさくらちゃんのトレーも持つ。さくらちゃんも無事にスマホを取り出せて画面をタップしていく。入場口に着いたらそこでスタッフにスマホの画面を見せて無事に入れた。

「ありがとう、りっちゃん」

 俺はさくらちゃんにトレーを返す。

 そのまま映画の広告が光る真っ黒な通路を進む

「へえ、良い席じゃん」

 先に会場について席に向かっていた麻衣。

 人によって意見が別れるかもしれないが俺たちの席は真ん中より少し上の席。

 確かに良い席だった。予約してくれたさくらちゃんには感謝だ。

 席について小声で雑談していると流れ続けていた宣伝が終わる。

 一度映画館は真っ暗になる。

 いよいよだ、というときに肘置きの俺の手にさくらちゃんの手が重なる。

「大好き」

 囁く声と頬に柔らかい感触。

「え!? さくらちゃん今のーー」

「お姉ちゃん、静かに!」

 麻衣に小声で怒られてしまった。

 隣でクスリと笑われる。

 さくらちゃんめ。

 あとでいっぱいイチャイチャしてやる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ