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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第2章 ファースト・コンタクト
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ウラニア

 正直この星の重力に、まだ完全に慣れきっていないため、体が重たくて力が出ない。遠巻きにしていたシュレムが、主任さんに説教されている。


「ちょっとアナタ、トビエビ警報が出ていたのに何で外をうろついていたの!」


「マリオットが、空から何か船のような物が降りてくるのを見たのよ」


 それはまさしく我らのシャトル、ベンチャースター号だろうよ。

 主任さんは首をかしげた後、静かに言った。


「今度、規則を破ったら逮捕されるよ」


 シュレムは誤魔化すつもりなのか、キャップなしの頭に手を伸ばすと、髪を整えつつ話を逸らした。


「それより、外に見たこともない動物が二匹もいたのよ。大きさから犬や猫じゃなかったわ」


「……? 明日探しに行きましょう」


 主任さんは、その場にいた看護師達に武装解除と、入ってきたトビエビの始末を指示した後、シュレムと連れ立ってどこかに行ってしまった。僕は無残にも、その場に置き去りにされた。誰でもいいから助けてくれ……。

 ありがたい事に僕を介抱してくれる女性が現れた。そう、あのマリオットちゃん。僕に紙コップ入りの水を差し出してくれたのだ。この際、検尿用紙コップだという事には目をつぶろう。制服の灰色スカートの端を手で押さえて屈むと、微笑んで目を合わせてくれた。


「シュレム姉ちゃん達は、いつも乱暴なのよ。どうか許してあげてね。……さあ、これを飲んで」

 

 水を口に含むと血の味がした。頬が腫れて痛いのは、ぐっと堪える。


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