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【書籍化】高卒、無職、ボッチの俺が、現代ダンジョンで億を稼げたワケ〜会社が倒産して無職になったので、今日から秘密のダンジョンに潜って稼いでいこうと思います〜  作者: 砂糖 多労
第四章 ボッチ男とSランクダンジョンの島

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第19話 俺たちの探索方法はおかしかったらしい②

「あ、そうだ。今、宿に泊まっているもう一組のお客さんは隠れ里に行くことが決まってて、武器の一新のためにうちに来てるから、少し話をしてみるのもいいかもしれないね。君たちのことは先方にも伝えておこうか?」

「そうなんですか?」


 どうやら、今泊まっているお客さんは俺たちが行こうか迷っている隠れ里に行く予定の探索者だらしい。

 その人たちは大槌家からの推薦で行くことになっているそうだ。


 大槌家は生産職の探索者をたくさん抱えているため、多くの有望そうなフリーの探索者との関わりがある。

 生産職には素の自分を見せるものが多く、性格の良し悪しは計りやすいので大槌家からの推薦は毎年結構多い。


 今回の探索者もかなりいい人たちらしく、推薦してくれたお礼にと大槌等のDランクダンジョンを半年以上ずっと掃除してくれていた。

 だが、数日前、Eランクの探索者がDランクのダンジョンに突入するという事件が発生して、その救出の際に今残っている二人のうち一人が大怪我をしてしまったのだ。


 治療自体はすぐにできたのだが、流石に大怪我を治した直後は少しリハビリをしないとダメだということで、隠れ里に数日遅れで参加することになっている。


 まあ、隠れ里は学校みたいな場所とはいっても本当に学校ではない。

 八月一日スタートというのも学内で行われる何かの競技がその日にスタートするというだけで、年中修行場として空いている。

 別に八月一日に間に合わなくても全然気にする必要はないのだ。


 だが、覚醒を果たした探索者の近くにいる方が覚醒がしやすいということがわかっているので、基本的に八月一日に全員を集めて一斉に修行をするということになっている。

 ついでに、その時期に旧家や各企業でゲームをしたりもしているんだとか。


 そんなわけで、怪我をした一人とその付き添いのもう一人がまだこの島で静養しているそうだ。

 その二人も、今日やっと回復職の先生からGOサインが出たらしく、明日にはこの島を発つ予定だ。

 話をするのであれば今晩しかチャンスはない。

 急に話をしたいといえば迷惑なんじゃないかと思ったが、先方は金竜会の事件のことを知っており、俺たちのことを知っているらしい。

 話したいといえばおそらくOKしてくれるだろうとのことだ。


 嫌な意味で有名になってしまった。


「じゃあ、お願いしてもいいですか?」

「わかった。今晩の食事を一緒に摂れるように調整しておくよ」


 そういって一夜さんはその場を去っていった。

 どんな人なのか楽しみだな。


***


「初めまして。私、高田たかだ聖良せいらと言います。こちらがパーティメンバーの武井たけい恵子けいこです」

「初めまして。僕は大槌雅です。こちらがパーティメンバーの大穴探、矢内京子、有村朱莉です」


 その日の昼食後、俺たちは宿の食堂で一夜さんが紹介してくれた探索者さんたちと会った。

 この宿は今は俺たちと聖良さんたちしか泊まっていないらしく、おかみさんは快く食堂を使わせてくれた。


 食堂といってもダイニングテーブルがたくさん並んだ少し大きめの部屋って感じの場所だが。

 ザ・民宿って感じで結構好きだな。


 二人とも俺の顔を見てもそこまで驚きはしなかった。

 多分事前に一夜さんから連絡が行っていたのだと思う。


 俺の顔を視界に入れないようにはしているようだったので、俺もできるだけ二人の視界に入らないように気をつけることにしたが。

 代表して会話するのも雅にお願いしたし。


 どうやら、それは正解だったみたいだ。

 雅たちは結構和気藹々とした感じで会話している。

 年も近いせいか、すぐに打ち解けてしまった。


 俺だったらこうは行かなかっただろう。

 ……あれ? もしかして、隠れ里での一ヶ月間ずっとこんな感じが続くのか?

 隠れ里って確か十代の人がほとんどなんだよな?


 まあいいか。

 ハブになるのはいつものことだし。


「ねぇねぇ。四人はいつからパーティを組んでるの?」

「私がこのパーティに参加したのはだいたい半月前だよ。サグルくんと京子くんが初期メンバーで、そのパーティが結成されたのが六月上旬とのことだから、パーティ自体ができたのが二ヶ月くらい前になるはずだ」


 そういえば、社長室の外で初めてダンジョンに潜ってからもう二ヶ月になるのか。

 いや、まだ二ヶ月しか経っていないというべきか。

 竜也とのゴタゴタとか金竜会のゴタゴタとか色々あったからな。

 もっと時間が過ぎているように感じていた。


「えぇ! パーティ結成から二ヶ月でCランクの推薦をもらったんですか?」

「そうだよ。サグルくんなんて探索者になってまだ二ヶ月しか経っていないそうだ。いやはや、才能のある人間というのはすごいね」


 聖良さんと恵子さんは驚いた表情で俺の方をまっすぐ見てくる。

 二ヶ月でCランクというのは俺の強面顔を吹き飛ばすくらいの印象を相手に与えるらしい。


 え? 俺なんかやっちゃいました? 状態なんですが。

 そんな特別なことはやってないはずなんだけど。

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― 新着の感想 ―
[良い点] おお!今日も元気に更新★ めでたい! [気になる点] 次回は別の意味でポロリか? [一言] 今回もいつもよりさらに短く感じたが面白かった★ 明日よ!はよ来い!
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