夢の中、その続きを
こんにちは、作者です。
この作品は、とんでもない設定の物語となります。小説と呼ぶにはちょっと……うん、まぁいいじゃないかな? 的な作品ですので「俺っちは小説が読みたいぜ!」と言う方は速やかに逃げて下さい。この作品に期待をすると時間が無駄になります。
さて、この作品ですが。
これはゼクトが歩む第二の人生を記した超短編の物語となります。この作品を書こうと思ったのは、多数の方から「何でゼクトが……」や「ありえねーし、お前空気読め」などのメッセージを頂いて、いや、そこまで酷くは言われてませんけどね。ええ。
ただ、ゼクトに好意を持って下さっている僅かな方のみに贈る作品です。作者自身、ゼクトは死んでほしくないキャラクターでして、彼女には幸せになってほしいという願いを込めてこの作品を書こうと思いました。思くそ自己満足です。
何を言っているのか訳わかんねーと思うが、作者自身、何を言っているのか訳わかんねー状態ですので、作品を通して伝えたいと思います。
生暖かい目で見守って下さい。
では、開幕です。
目を覚ませばそこはベッドの上だった。
ゼクトはカーテンの隙間から洩れてくる朝日に目を細め、レモン色の髪を掻き上げると上体をゆっくりと起こし、ぼーっとする。そしてまだ身体が気だるい事をよくよく理解すると起こした身体の地からを一気に抜き、またベッドに身体を預ける。
自分は何をしていたんだか、よく解らない。
それでもまぁ、良しとする。
何せ気だるいのだ。何かをする気にもなれない。
考えるのは次に目を覚ました時だ、と瞼を閉じて静かな寝息を立て始める。
今は平成二十五年、四月。
そしてゼクトの家の前を、入学したての高校生が新生活に胸を躍らせながら友達と足を弾ませていた。
そしてゼクトの部屋の隅にも新しい制服が掛かっている。
しかし彼女はまだ気付かず、まだ夢の中。




