お昼休み
「梨佳ーどう?」
「うん、なんとか、、体育もなんとかなったよ!」
「愛梨ごめんな、梨佳の面倒見てもらって、、、」
お姉ちゃんが悪そうに愛梨さんに言う
「全然大丈夫ですよ!」
愛梨さんがそういって話す
「胸は?痛みは?」
「うーん、今のところ今まで見たいのは無いかなぁ」
「いつからだったんだよ、痛みは」
裕太くんが弁当をがっつきながら言う
「2週間ぐらい前からだったかなー」
「体育はバレーボールだったろ?問題なかった?」
「うん、とりあえずは……」
「うん?なんかあった?」
「男子が梨佳さんの回りに群がっちゃいまして……裕太さんと翔太さんが引き剥がしてくれたんです!!」
愛梨さんが言う。
「ほんとになんか怖かった……汗」
「そうだったんだ、裕太、翔太ありがとね!」
お姉ちゃんが言う
「梨沙がありがとうなんて中々無いわよww」
「確かに……」
「言われたのはじめてかも…」
そう言う裕太くんと翔太くん
「当たり前だよ愛する弟or妹の一大事なんだから!」
「姉妹愛ですねー!!!」
そう言う夏蓮さん
「姉弟だけどね!!」
「まぁいいじゃないの、(笑)」
そういう美和さん
「にしても体育のときは本当に梨佳が女にしか見えんかった」
「それな」
裕太さんと翔太さんが言う
「体育着、サイズ変えないとダメかもですね」
愛梨さんが言う
「そんなにか?」
「はい、元々胸がなかったもんだから今の身体で体育着を着ると胸の部分がパツパツでおへそのところが見えちゃうんですよー」
「逆にって言えば変なんですけど、女から見てドキッとしてしまったんで男からしたらもっとかなーと」
愛梨さんが言う
「そうだったのかー」
お姉ちゃんが言う
「さっき西園寺先生に伝えといたんだけど男の青色の線の体操着が胸のところにゆとりがあるやつがなくて女の赤色の線のしかないみたい……でもとりあえず次からは貸してもらえるみたい……」
「そうか……」
「なんだか色々大変ねー」
美和ちゃんが言う
「まさか胸が大きくなるなんて思ってもなかったよ…」
「今下着はつけてるんですか?」
夏蓮さんが言う
「うん、とりあえず」
「でもさっき見たらサイズが小さくて入りきってなかったので新しいの買った方がいいかもです」
愛梨さんが言う
「もう少し大きければ私の貸すんだけどなぁ」
お姉ちゃんが言う
「今度一緒に買いにいきましょうか!!」
愛梨さんが言う
「お!いいね!みんなでお揃いにしようよ!」
「いいですね!」
「そうしましょう!」
美和さんと夏蓮さんもいう
「なんかどんどん梨佳が俺たちから離れてるような気が
……」
「たしかに……」
そういう裕太くんと翔太くん
「大丈夫だよ、すぐ戻るからきっと!」




