ホームルーム
「梨佳さん、おはよ~!!」
愛梨さんが元気な声で話しかけてくる
最近席替えがあって隣になったんだ~
「あっ愛梨さん、おはよ!」
「なんか雰囲気がちょっと違うー??なんか優しくなったような・・・?なんかあった?」
愛梨さんが言う
この人感覚鋭い・・・・
「う~ん・・・ちょっとだけ・・・後で詳しく話すよ!!」
「そうだよね、、やっぱり!、、あとで詳しく教えてね!」
「うん!」
<<<<ガラガラ~>>>>
『はい!~みなさんおはようございます~
HRのためにみなさんのあこがれる美人教師が入ってきましたよ~』
西園寺先生が教室に入ってきた。
このセリフは西園寺先生の常套句(笑)
『起立~礼~』
<<<<おはようございます~!!>>>>
『さてさて~今日はちょっと皆さんにお伝えしたい事が1点』
西園寺先生が言う。
自分からは言いにくいし、こうして言ってくれるのはありがたい。
『一ノ瀬梨佳くんのことなんですが~』
そう西園寺先生が言うとみんなこっちを見る
『ちょっと原因がまだ分からないんですが~身体に変調を起こしていて
あまり男の子だから言いにくい話ではあるんですが・・・・
梨佳くんの胸が少し膨らみかけてきています~』
<<<えぇぇ!!!???>>>
みんながそう声を上げるとまたこっちを見る
『はい、んで今保健の野坂先生に頼んで病院を探してもらってるんですけど
このままどうなっていくのか分からない部分があるので梨佳くんがみんなに伝えてほしいってことでお伝えしましたー』
西園寺先生が簡潔に分かりやすく言う。
『別に梨佳くんの性別が変わるわけじゃないし、性格も変わるわけじゃないしそういうことなんで今まで通り梨佳くんと接してくださいね。』
<<<はい!!!!>>>
みんなが返事をする。
『あぁ~ただ一つ注意事項。』
西園寺先生が言う
『基本的に男子は梨佳くんに密着禁止です』
<<<えぇ??>>>
男子が声を上げる
「女子は?」
裕太くんが声を上げる
『女子は今まで通りで大丈夫です!』
<<<えぇぇ~>>>
クラスの男子からはブーイングだ・・・
『体育の更衣室も梨佳くんは保健室で着替えてもらいます~んでトイレも職員用のトイレを使ってください~』
「はい~」
『っていうことなんで皆さん分かりましたか??』
<<は~い>>
『それじゃあ宜しくね・・・・あ!!男子諸君・・・梨佳くんを傷付けたらどうなるか・・・ふっふっふ』
<<<ひぃ~!!!!>>>
そういって西園寺先生が教室から出た。
「さっき言ってたのってこれのこと??」
愛梨さんが言う
「うん~・・・ごめんね、迷惑かけて・・・」
「全然大丈夫だよ?急になったの??」
「ぅん・・・朝起きたら大きくなってて・・・」
「そうなんだ・・・ちょっと触っても大丈夫???」
「ぅん・・・・愛梨さんならいいよ」
「じゃあちょっとごめんね・・・」
そういって愛梨さんが僕のセーラー服の下に手を入れる
「ほんとだ・・・・」
「うん・・・」
「Cぐらいかな・・・・?」
「お姉ちゃんにも言われた・・・」
ん~なんか目線を感じるような??
「ちょっと男子!!なに見てんのよ!!」
愛梨さんが言う
「愛梨さん、大丈夫だって!!」
<<<ガラガラ~>>>
『はい~それじゃ授業はじめんぞ~』
数学の先生が入ってきた。
とりあえずはこれでやってみよう・・・




