慣れと言う魔物
「よし学校行くか~」
お姉ちゃんと一緒に外に出る
相変わらず寒い・・・まぁそりゃ冬だしね
しかもスカートだから余計に
・・・・・・・・ん?
スカート・・・???
「あ!!!!」
「どうしたぁ梨佳?」
「女子の制服着てきちゃった!!」
「あぁ~分かってたけど言わなかったわそっちの方が可愛いから」
そういって茶化すお姉ちゃん
もう!それなら言って欲しかった・・・・
タイツ履く時点で気づくべきだった・・・・
「おはよ~」
美和ちゃんが駆け寄ってくる
「寒すぎてタイツにしたわ~と思ったら2人ともタイツだったのね」
「そりゃ~靴下だけにするほど意志強くないわな」
お姉ちゃんと美和ちゃんが喋る
美和ちゃんから反応は無い
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<キーンコーンカーンコーン>
結局誰にもセーラー服なの言われ無いという・・・・
悲しい・・・・男なのに・・・・
先生にも言われなかったし、どうなってるのこの学校
「美少女メシ食べるぞ~」
「はーい!」
お姉ちゃんの教室に移動する。
この時期は流石に外で食べれるわけも無く教室での食事
「そういえば梨佳くん今日もセーラー服なのですね~?」
「「そー言えば!!!」」
みんなが言う
「やっと気づいてくれた?誰にも言われないからどうすればいいかと思ってた・・・」
「まぁ違和感無さ過ぎるからねぇ」
美和ちゃんが言う。
「別にそのままでいいんじゃねえか?」
お姉ちゃんが言う
「流石にまずいでしょ~」
「だって先生に何も言われてねえだろ?」
「まぁそうなんだけどさ・・・」
「じゃぁ大丈夫ですよ!私は梨佳くんのセーラー服姿好きですよ~」
夏蓮さんが言う
「私もです!」
愛梨さんも続く
「まぁどっちでも梨佳は梨佳だ」
祐太くんと翔太くんが口を揃えて言う。
まぁ確かに最近はセーラー服着てても違和感が無くなって来てしまったという・・・




