低血圧
「うーー。あっいい天気だなぁ」
ふっと窓に目を向ける
これ以上ない快晴だ。
あっ僕は一ノ瀬梨佳。今日から高校1年生です。
ということで今日は入学式なのだけど、、、
「ぅー、、、りぃか、、、zzz~」
僕の隣から聞こえてくるのは僕の姉の一ノ瀬梨沙、同い年の姉で
ぼくが8才のときに母親が再婚した夫の連れ子でたまたま同い年で
たまたま同じ梨という字が付いてる。
運命なのか、分からないけど。
昔から一緒のベッドで寝てるから高校生になってもそのまま。
優しくて、綺麗でちょっと抜けてて。
まぁそんなお姉ちゃんのこと、僕は好き。
「お姉ちゃんー!!朝ですーっ!!!」
「ぅー?、、、スーzzz」
この女性、ほんとに朝が弱いのです。
起きるのに時間がかかる。低血圧なのもあるのかな??
「お姉ちゃんーっっ!!遅刻しますよ!!」
ぼくはお姉ちゃんの布団を剥ぎ取る。
「寒い、、梨佳、、寒い」
そう言って僕を抱き枕のように抱き締めるお姉ちゃん。
「ちょっとー!!」
ほんとは嬉しいんだけどね
「はいはい、起きます起きますー」
お姉ちゃんはそういうと身体をゆっくり起こす
起きるときに揺れる綺麗な髪の毛、まさに美女って感じ?
まぁ適当なとこもあるけどね。




