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あとがき

 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。


 いやあ、こんなになんにも起こらないお話なのに、いつの間にか20万文字を超えてしまい、自分でびっくりしてます。この使い古された素材だけでよくここまで……。


 このお話を書き始めたのは、自分の別のシリアス系青春物語の連載が一区切りしてからちょっとした頃です。


 諸事情により、一人称が「あたし」の気遣い屋の女の子を幸せにしたいと言う想いにかられたことと、シリアスを書いた後には、ゆるゆるの頭使わない系のものが書きたくなるということでこんな感じのお話になりました。


 おかげさまで、基本的にはおだやかで平和な心地で過ごしていた連載期間でした。


 それにしても、甘々の話は難しいですね。というか、当初考えていたほど甘くはできなかったな、という感じです。これはやらなかったのではなく出来なかったのだと思うので、精進したいです。


 芽衣は結局ツンデレでもなんでもなく普通に素直に好意を示しつつ、かといってダダ甘でもない(ないはず)、ある意味二次元映えのしない女の子ですが、それはそれで自分は素敵だなあと思うので、伝わるくらい魅力的に描けていたら良いなあと思います。


 赤崎は裏があって演技もできるのと勘太郎主観でしかこの物語は動いていないので、どこまで何が本当でどこが嘘なのか、結局分からないままですね。「本当に幼馴染萌えだったってことだけだったの?」的なことは、読んでくださった方が一番彼女を魅力的だと感じるとらえ方が、多分真実です。それが切ないものだったとしても。




 最後に! お願いと宣伝タイムです。


 せっかく最後まで読んでくださったみなさんに、この作品に見合うと思っていただける分の星を入れていただけると嬉しいです。


 また、感想欄などでのご感想や読了のご報告も、次の作品への励みになりますので、一言でもいただけたら声を上げて喜びます。


 twitterも楽しくエゴサしているので、つぶやいていただけたら嬉しいです。推奨の略称は『ずっ片』です。ズッ友的なニュアンスです。


 毎度のことですが、上記すべて、もちろんご無理なさらないでください。



 次、宣伝です!


 本作に登場している人たちがそれぞれ主人公やらヒロインやらを張っているお話がそれぞれありますので、もしよろしければ読んでみてください。


 どの作品に誰が出ているか書いておきますね。


「宅録ぼっちのおれがあの天才美少女のゴーストライターになるなんて。」→小沼拓人、波須沙子、小沼ゆず

「わたしと幼馴染になってくださいっ!」→小佐田菜摘(赤崎のいとこ)

「さよならセンチメント」→赤崎七海、白山陽太、青井透子

「一夏町物語」→吉野夏織、西山青葉


 あとあと、こちらの作品の連載中に、「宅録ぼっちのおれがあの天才美少女のゴーストライターになるなんて。」という作品が角川スニーカー大賞の優秀賞をいただきました。(非常に光栄です、ありがとうございます!)現状webでがっつり読めますので、未読の方は、是非読んでみていただけたら嬉しいです。





 ということで、本編もあとがきも長くなりましたが、諏訪家のぬるま湯に浸かり英気を養うことができたので、再度シリアスの森へ旅立ちます。


 そちらも、みなさまに見せられる日が来るので、その時は是非お付き合いいただけたら嬉しいです。




 それでは、また何かの作品でみなさまと出会えますように。


 改めて、ここまで本当にありがとうございました。






 メリークリスマス!






 2020.12.24 石田灯葉


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― 新着の感想 ―
[一言] ほっこりして良い作品でした。ありがとう。
[良い点] 良い話でした。 宅録ボッチも読ませていただきます。
[良い点] 完結まで読ませていただき、ありがとうございました! [一言] いつかどこかでその後の2人も見てみたいです。
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