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82.暇つぶし

 【古都】防衛戦準備から【黒の防壁】沈没準備と、まあまあ忙しい日々を過ごしていた反動か、急に暇になるとやる事がない。


 何しろ戦況が混沌として来た事で、仕事の依頼もピタッと止まってしまったし、プレイヤーからの依頼については、これっ!と言う材料がないので一旦休止中。


 何なら隊長が帰ってくる前に結構な量の予約分をこなしてしまったので、急ぐほどでもないと言うのも一因ではある。


 皇帝派の支配地域が増えたのに任せて、いっそ霊子分解装置の修繕をしに行くのも一興とは思ったが、まあまだ内乱中の不安定な情勢だしな~と言う所でもある。


 そんな中今自分の手元にあるのは、そう……大量の重機関銃。


 お土産はいいが、自分で使わないからと本当に手に負えない量の重機関銃を置いていく奴の気が知れない。


 このままアイテムバッグの枠を圧迫されたままと言うのも困るし、ここは一つ攻め気の隊長がうっかりミスで、本拠地を攻められないとも限らないし【古都】中に重機関銃を設置したらどうだろうか?


 いや、そういえばカーチも重機関銃を気にしてたし、モグラちゃんかモーちゃんに装備してやってもいいか?


 モグラちゃんは土に潜るし、ここはモーちゃんがいいかな?


 いざという時モグラちゃんを乗せて逃げられるように重量には十分な余裕を持って作ってあるし、重機関銃を搭載して、更に操縦席はないものの、重機関銃を使う時の銃座を据え付けてカーチ用の戦闘手段にしてもいい。


 そうなると<射撃>系のスキルも必要になるのか?それであればモーちゃんに射撃プログラム☆を手に入れさせた方がいいのか?


 いや、そもそも射撃プログラム☆はどのロボでも習得できるのか?


 不明な点はまだまだ色々あるものの、今の自分に出来るのはとにかくアイテムバッグを圧迫する重機関銃を片っ端から設置する事だ。


 そうなると【古都】内に重機関銃を設置する為の許可を貰いたい所だが、隊長は色々と忙しそうだし、どうしたもんか……。


 「クラーヴン!飯食いに来たぜ~!」


 「おう、ダイニングに用意してあるから適当に食ってくれ」


 「悪いないつも」


 「そう言えば、最近じゃ皇帝派もかなり食糧事情がよくなったんじゃないか?」


 「ああな~……ただ何か今一つ腹に溜まらないって言うか、何だろうな~物珍しいし美味いのは美味いんだが、力が出ないんだよな~」


 「そうなのか、隊長からチラッと聞いた話じゃ、天上の国から大量の食料を仕入れてきたって聞いたんだが?」


 「へ~そりゃ珍しい。でもあんな腹に溜まらない物食べてたんじゃ、天上の国ってのはよっぽどお気楽な国なんだろうな」


 「さあ?その辺は知らんが、あの壁の上に据え付けた重機関銃あるだろ?アレを手に持って撃ちまくるヒトがいるらしいぞ?」


 「はぁあ?化け物じゃねぇか!危ねぇ……油断して舐めてかかったら原型がなくなる程、穴だらけにされる所だったぜ。やっぱり世界は広いな」


 「いや、天上の国まで行く気だったのかよ?」


 「まぁ、チャンスがあればな!隊長がいけたんだから俺も行けるかも知れないだろ?」


 「俺は詳しくないが、あの大霊峰を登りきった先にあるらしいが、行けるのか?」


 「はぁ?大霊峰って、ヒトの領域じゃないだろ?何か頭が痛くなってきたな」


 「まぁよ。誰だって出来る事と出来ない事とあるし、努力すれば出来るようになることもある。地道に自分が出来る事を続けて増やしていくなり広げていくなりするしかないんじゃないか?」


 「確かにな!んじゃ、とりあえず飯食ったら軍に戻って、殆ど農民と変わらん【新兵】共を鍛えてくるわ」


 「あっ!そうだ。もし出来ればでいいんだが、都内に重機関銃を設置する許可を貰いたいんだが」


 「どういう事だ?」


 「いや、あのアホの隊長が大量に重機関銃を置いていきやがって、どこかに設置したいんだが、防衛用に幾らかあっても悪くはないだろ?」


 「あ~そういう事か~、とりあえず防衛用に設置しておいて、今後必要に応じて移設するみたいな」


 「移設するどころか、余りに余ってるんだが、いっそ国に納めちまった方がいいのか?」


 「どうだろうな~あの兵器を見てた【帝国】高官もかなり興味津々と言うか、なんなら威力にビビッてたし、下手な事はやめて、隊長の所為にして都内に設置しちまえばいいんじゃないか?」


 「勝手にやって怒られないか?」


 「この兵器は隊長が持ち込んだものってのは誰もが知ってるんだ。勝手に設置しちまえば、後は隊長が責任取るだろ?」


 「まあ、本拠地である【古都】防衛の為だしな。悪いな飯の邪魔をして」


 「いや、いつも食わせてもらってるのに、文句も何もない。なんならこの程度の相談ならいつでも乗るさ」


 阿空と話して気持ちが固まった。隊長には事後承諾として【古都】守備に丁度良さそうな場所に適当に許可取りながら、設置しまくってやろう。


 まずは大通りだな。


 何しろ都の門が破られれば正面の大通りを通ってくるのは間違いないし、通り沿いに十字砲火出来るように設置すれば、かなりいい具合に防衛できるに違いない。

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