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177.鉄人の本気?

 大型ロボが、ガトリングとロケット弾を乱射し、カヴァリーもかなり消耗してきたようだ。


 ちなみに、ビエーラはとっくに自分たちと一緒にモーちゃんの排土板の影に隠れているし、ライダーマスクはB.B.に振り回されてすでにグロッキー状態。


 排土板だけは自分が鉄を打って作ったのだが、我ながら中々の強度だなと、感心し始めた頃、唐突に周囲が紫のエフェクトに包まれた。


 そっと、顔を出すといつの間にか天井スレスレまで浮いて、退避していた鉄人から放たれた攻撃の残滓のようだ。


 「拘束解除ニ 手間取リ マシタ 敵性大型ドローンヲ 排除シマス」


 「あれって、ドローンの内に入るのか……って拘束解除ってなんだ?」


 聞いたと同時に、ズンッ!と地響きと共に大型ロボの方から風が吹き付けたので見てみると、胴体に風穴あけられて、倒れていた。


 「コレマデハ 省エネルギー化 及ビ ボディ外装保護ノ為 機能ノ 一部ヲ 制限シテイマシタ」


 「な、なるほどな~」


 さっきまで全員で激しく攻撃していたにも関わらず反撃を食らって、かなり苦しい場面で、まさかのパワーアップと言うか、覚醒?


 何か鉄人の奴、主人公してるな~なんて気もするが、しかし見たところレールガン一発で巨大ロボの胴体に大穴をあけている。


 自分が組み立てたにも関わらず、その威力の桁が知れないのだが、元々こういうものだったって事?


 大昔の装備に手を加えようとか、何を言っていたのか……何かもう完成された破壊兵器じゃないか。


 しかし、相手もさるもの、鉄人と同時代に作られたロボには違いない。ゆっくりと上半身を起こし、背中から大きな突起物が生えた。


 よく見てみると、大きな突起物の中には小さな突起物がいっぱい?集合体恐怖症のヒトだったら、思わず鳥膚が立ちそうなそれが、一斉に火を吹いた。


 すると、これまでとは明らかに数の違う小型ミサイルが、飛び出す。


 「電磁パルス砲 発射」


 「それって、電束放射器じゃなかったんだ~」


 と、小さな声で突っ込んだのも束の間、一瞬で薄い紫の幕が通路中に蔓延し、ミサイルと言うミサイルが幕に触れるだけで爆発していく。


 頭上に大量の爆発が連続し、熱と光に頭皮を焼かれる程、一瞬に気温が上昇した。


 そして、次の瞬間には敵巨大ロボの内部から連続爆破がおき、そのまま丸焦げになって倒れてしまった。


 スーッとゆっくり音もなく降りてきた鉄人をよく見ると、攻撃は喰らっていない筈なのに、ボディの耐久が減っている。


 「その装甲は、自分の攻撃から身を守るモノでもあったんだな。道理で雷精と氷精の組み合わせは相性が悪いと思った」


 「ハイ クラーヴン技師長ガ コア ト ヨバレル エネルギー供給装置カラ 限界マデ引キ出シタ状態デス」


 「普段は省エネに戻れるのか?」


 「問題アリマセン」


 本人はそういうものの、自分のボディにダメージを与えるほどの攻撃をそういつもいつもさせる訳には行かないし、いくら隊長からもらった材料が山程あるからって、無限に壊していいわけでもない。


 今回は押されていたから仕方ないとして、今後は鉄人が先走らないようにこちらも、もっと注意して攻撃を仕掛けねば……。


 それはそうと、敵の体が消えてないと言う事は<解体>出来るという事だ。


 さっそく調べてみると、ランダム部品系と〔ロケット射出装置〕〔小型ミサイルポッド〕〔携帯ロケットランチャー〕〔メモリボード〕なんかが手に入る。


 ちなみにメモリボードの中身を鉄人が調べてくれたのだが、射撃プログラム☆☆☆にミサイルプログラム☆☆☆ロケットプログラム☆☆と中身がかなりいい。


 現状鉄人は何かオーバースペック装備だし、ここは重機関銃に引き続きモーちゃんに搭載してみたいものだ。


 ホクホクと戦利品をアイテムバッグにしまいこみ通路の先に向うと、また広めの部屋に出た。


 そこに並ぶのはどうやらモグラちゃんやモーちゃんの様な機械人形の素体部分?


 一応、これまで何度もモグラちゃんとモーちゃんを組み上げた関係上、自分は分るが他のメンバーは全くよく分からない機械の塊に見えるだろう。


 この部屋からまたいくつかの通路が延びるが、どの通路もヒトサイズと言う事は、大型の敵は今回はさっきのミサイル乱射巨大ロボだけだったのか?とちょっと安心する。


 とりあえず、向って左手の通路に入っていくと、沢山扉が並んでいる。


 まぁ、それが見えたからこちらに来たのだが、これまでの経験上ヒトが住んでいた跡だろう。


 数だけ見ると明らかに少ないので、泊り込みで働く時用の仮眠室の並びと言った所かもしれない。


 とりあえず適当に一部屋空けてみると、案の定休憩できるログアウトポイントになっている。


 「まあ、今日の所はデカイ敵も倒した事だし、一旦御開きにするか」


 「その前にご飯!食べてから寝た方が次のとき効率的でしょ!」


 「分かってるって!」


 「クラーヴンって鍛冶屋なのに食事も作れるって変わってるよな……」


 何故かライダーマスクに変わってる扱いされたが、普通に生産職やってればステータス的に器用さも上がるし、手慰みにやるには料理くらいが丁度良かろう。


 とりあえず、偶にはパンにしようかと【古都】の美味しいけど普通のパンを出し、それをつけて食べる蛸とキノコのアヒージョを作った。


 正直ちょっと大人の味かと思ったが、カーチは特に文句も無くもりもりと食べ、ライダーマスクは少し酒が欲しそうだった。

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