Vol.48 『本分』
“なろう”には学生さんから、社会人、主婦になどなど職業様々、性別様々?、年齢様々な方達がいらっしゃる。…ネットなので恐らく、と付けとく。
そんな性格も様々、精神状態も身体的なことも様々…と書いたら失礼かもしれませんが、本当に本当に色んな人達がきっといるんだろうけれども――
あなたは自分のやるべきことをしていますか?
将来、書籍化作家になりたいんだ! 、また、趣味で楽しみたいんだ!、暇つぶしで〜、って“なろう”に向かう姿勢も様々でしょうけれど、頑張っている時間を本来仕事やら学校やら家事やら育児やら…あとはなんだろう…、ご飯食べること、トイレに行くこと、寝ること、息抜きすることを削ってまで割り当てていないでしょうか…
生活することをおろそかにしてまで、小説を書くことに一所懸命になりすぎて居ませんか? という話なんですがね、以前に亀更新大好きな自分であるのに短期間で連載作品を仕上げたんですが……暇さえあればスマフォの画面をずーっと見て、しかも集中していたからか姿勢も同じままでいたら、酷い頭痛に襲われ、嘔吐してしまい数時間起き上がれなくなってしまったことがありました。
起こってしまってから気付くことですが…
情けなっ!
って気持ちになりました。
まあ、読んでくださっている方の多さにもよるんでしょうけど、無理をさせているのは読者でなく自分自身である、と。生活すること、健康であることを追い詰めているのはどうせ自分。
「体調が悪くて更新出来なくてすみません」
「作品に寄せられた批判感想で、悩んで悩んで追い詰められています」
「ユーザー同士でのイザコザで精神が参って、病状が悪化した…」
とか、どこまで本当でどこから構ってちゃんなのかわかりませんけど、『大事なこと放ったらかしで書いた作品はそこまで良いもんでもない』と思う。
余裕があってこそ、沢山アイディアも浮かぶだろうし、画面に向かうだけで何か経験出来るわけでもない。
“うまい空気”がどれだけ…どんな風にうまいのか、“ジリジリと肌を焼く暑さ”のその加減、などなど楽しいことだけじゃなく、悔しいことも恥ずかしかったことも、お外に背中を向けていてはわからない――
それは、年齢職業性別精神身体的な色々なこと関係なく。壮大な話になるかもしれないですが、生きていることを疎かにしてまで書くことは大事なことだろか?
という、やっぱ夏は…いや秋も冬も春もなんでも感じてこそ、書くことに活かされて行くではないか……私はこの猛暑を乗り切りために画面ばっかり見ていないで、自分自身の糧になるだろうことを経験しようと思うのであります。
例え、ほんの些細な、町内会のラジオ体操に参加しよう的な、他人から見たらしょぼいかもしれないけれど、朝でもジメッとした中で蚊に刺されながら第二までやり終えた充足感と、頑張りすぎて家に帰っても食欲が湧いて来ないことに軽くショックを受けつつ、ソファーで横になった瞬間の幸福を味わう――そんな“ただの日常”がどれだけ幸せなことだろうかと、ニュースを見て罪悪感に悩んだりトイレに逃げ込んだり……
書くこと中心にではなく、生活すること中心に、周りに目を向けて生きていますか? 作品を書いていますか?
“なろう”の世界、他のユーザーに依存していませんか?
なんて、以上です。





