Vol.45 『一人称を考える…からの』
一人称と三人称で書く感じは、“FPS”か“TPS”のような視点の違いくらいだろうと大まかに思っていたけれど、主観的か客観的かよりも訴え掛ける度合いなんだろうなぁ…とボンヤリだが思う。
一人称は、読み手に語り掛けるように、それこそ「主人公は我なり!」な。
三人称は、主人公また登場人物の「こいつ何やってんのかな〜」なストーカー。
一人称で、主人公と壁を作るとわけがわからなくなる。自分の頭の問題だ、ってことかもしれないが、一人称は主人公が作者でなけりゃ作者はのめり込んで書けないし、書いていて文末や作りが客観的なものが混ざって来る……と思う。
三人称は、主人公が作者になると主人公しか華がないし、脇役を引き立ててこそ――だろうか、なんて。
一人称は、主人公に好感度を。三人称は、主人公でなくとも好感度を持てる脇役を。
そう思案しながら試しに創作していましたが、もっと大事なことがあるんではないかと辿り着く。それは、その事柄に対して語られるか――ということだ。
まあ、経験したことあるか? って話である。
別に異世界に行ったことある?ではなく、誰かを好きになったことがあるか、憧れたことはあるか、憎く思ったことはあるか、嫌いになったことはあるか、悪口を言ったことはあるか、殴り合いの喧嘩をしたことがあるか、親に打たれたことがあるか、人の笑顔で嬉しくなったことがあるか、誰かの死に触れたことがあるか……等など。
色んな感情を持ったことがあるかどうか。
そして、その時に自分がどう思ったか、相手はどう思うのか、持った感情について更に考えたことはあるか――?
そんな話。
('・ω・')
「ハーレムもの…
ハーレムとはいかずとも主人公と何人かの女の子達での恋愛模様を楽しむなら、
まず、桂正和さんの漫画のどれかを読めばいいと思う。
ムチムチの蠱惑的な美少女らと、ちょっと頼りない主人公――そして甘酸っぱい恋と不思議さ。」





