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Vol.44 『所在なさげ』
意味を調べることもせず、勘違いをして覚えていた『所在なさげ』――
ずっと、“居場所がない”的なもんだと疑わずにいたんだが、物語を書いていて「落ち着かない……て他に言いようがないかな?」と思い、そこでポヤンっと浮かんで来た第一候補がそれであった。
だが、なにか…うん、なにか違う……
今まで気にもしていなかったが、文章に組み合わせてみると違和感がある。はて、これで正しいのか? と調べたらば、全線違うじゃうんっ!
退屈であること
…………恥ず。
こうして、過去に蓋をし、私は一つお利口になった。
そうだと確信があっても、調べてみる価値は大いにある。右手に辞書、左手に蓋――両手が塞がっているままでは、執筆は捗りませんな。
以上です。





